平成 12 年度海岸工学委員会(第2回)幹事会議事録

 

日時:

平成 13 年 4 月 20 日(金) 14:00 〜17:00

場 所:

弘済会館1階「葵(東)」会議室

出席者:

酒井委員長、磯部幹事長、梅沢、角野、河田、喜岡、柴山、清水(代理:関本)、高橋、滝川、出口、灘岡、松見、真野、三村、安田の各幹事

議事

  1. 前回議事録の確認(資料No.1-1,資料No.1-2)

    磯部幹事長より

    ・平成12年度第1回海岸工学委員会幹事会議事録

    ・平成12年度海岸工学委員会(第2回)議事録の説明があり、それぞれ承認および確認した。

  2. 出版物の回覧

    ・安田委員より「陸上設置型レーダーによる海洋沿岸観測」の回覧が行われた。広報に協力願いたい。

  3. 報告事項

    ・磯部幹事長より、資料No.2-1に基づき報告があった。

    ・河田委員より、「第47回海岸工学講演会」(資料No.2-2)の報告が行われた。

  4. 第48回海岸工学講演会応募論文審査(1次審査)(資料No.3)

    資料に基づき、磯部幹事長より説明があり、以下を了承した。

    ・評点1の理由として、(1)テーマが不適当(2編、延べ3編)、(2)内容重複(2編)、(3)文章のみで、図面による説明が無い(2編)があったが、これらの理由を承認し、特別に評点の修正措置は行わない。

    ・得点18点以上を採択とする。不採択中から数編を採択とする特別措置は行わない。

    ・以上、海岸工学委員会の論文編集方針に従い、応募総数455編のうち、最終的に296編を採択。採択率は0.651.

    ・また、web登録による応募は441件あり、事務処理上からも大いに助かった事、採択論文の速報および採点の結果(5月24日まで提示)は、webページで閲覧可。

    ・関連して、webWGの役割は重要であり、活動実績も十分なので、幹事長直属から委員会設置のWGと位置付けるように委員会で諮りたい。また、海岸工学論文集への名簿の掲載等を考える。

  5. 第48回海岸工学講演会の準備状況(資料No.4)

    資料に基づき、滝川委員より説明があった。

    ・講演会前日の午後より、大ホールが報告会・討論会等に使用可能。

    ・大会第1日の開会式が、8:時45分から開始可能で、また、3日間とも5会場を使用予定である。

    ・見学会のコースとして3コースを検討中であること、宿泊所の説明等が行われた。

  6. 第49回海岸工学講演会について(資料No.5-1)

    資料に基づき、梅沢委員より説明があった。

    ・釧路開催は、2002年10月23日〜25日とし、例年よりも早めに開催予定である。

  7. 第50回海岸工学講演会の開催地について(資料No.5-2)

    磯部幹事長より資料(海岸工学講演会 開催地一覧)の説明の後、次の事が承認された。

    ・第50回の開催は、関東地区とし、灘岡委員(関東地区幹事)が担当する。

  8. Coastal Engineering Journal について(資料No.6)

    喜岡委員より資料に基づきVolume42・Number4およびVolume43・Number1の目次、また出版状況の説明があった。

    ・応募論文が少ないので、委員会推薦等により論文の収集に努めている。

    ・国内の購読者数が4〜5増えて55件になった。80件になると委員会の負担金を半額にする交渉ができるので購読者の増加に努める。これに関し、販売会社名義による購読者も複数あることから、実態調査を兼ねたアンケートと購読依頼を検討する。

  9. 研究小委員会、WGの活動状況について

    (1) 海岸保全中長期展望検討小委員会(資料No.7-1)

    資料に従い、磯部幹事長より説明があった。
    ・地域のマスメディア等の協力を求め、一般にも広くアナウンスする方向で展開しては
    どうかとの意見が出された。

    (2) 対外連携小委員会活動報告(資料No.7-2)

    ・灘岡委員より、資料に基づき各種の活動状況の報告と、今後の予定として5/26(土)、6/23(土)(予定)のジョイントシンポ、4/26(木)(予定)、6/12(火)(予定)の土木海岸・海洋環境学講演会シリーズの紹介が行われた。

    (3) 国際ネットワークWG(資料No.7-3

    喜岡委員より、資料に基づき説明が行われた。
    ・Asian and Pacific Coastal Networkの構築についてCECOMを英語版のメーリングリストとする。専用のホームページを立ち上げる。
    ・ACECC Technical Committee の設立についてアジア各地域における土木学会の設立へ向けての協力を推し進める。

  10. 第37回水工学に関する夏期研修会について(資料No.8)

    真野委員より、資料に基づき説明が行われた。

    ・総合テーマは「流域・海域の土砂環境」

    ・webサイトに掲載する。

  11. その他

    (1) APACE 2001の開催について(資料No.9-1)

    喜岡委員より資料に基づき応募状況等が報告された。
    ・第1回は、中国の大連にて、10月18日〜21日に開催予定。
    ・応募状況は全体で約120編(日本(50編)、韓国(25〜26編)、ロシア(5〜6編)、その他(中国等))
    ・2003年の日本での開催(APAC2003)に関して、第50回海岸工学講演会の東京(関東)開催と関連して、その開催方法、時期等につき次回以降の幹事会で引き続き検討を行う。

    (2) COASTLINES, STRUCTURES AND BREAKEWATERS 2001(資料No.9-2)

    磯部幹事長より資料に基づき、土木学会協賛として開催のアナウンスが行われた。
    ・26-28, September 2001: London, UK

    (3) 土木技術者資格について(追加資料)

    土木技術者資格評議会の第2部門委員を兼ねる出口委員より、資料提出と報告がなされ、審議が行われた。
    ・土木技術者の資格が、4つのランク(特別上級、上級、1級、2級)に分けられる。
    ・特別上級の認定が2001年から開始され2003年までに順次行われる。ついては、海岸関係の特別上級の認定者として、海岸工学委員会の現在までの4代の委員長を推薦した。
    ・下級から上級になるに従い、分類の分野が少なくなっているが、これでよいか?特別上級は1つの分類枠でよいのではないか?などの意見があった。
    ・今後とも、継続審議を行う。意見があれば、出口委員まで連絡すること。

    (4) 次期の海岸工学委員会の委員を各地区毎に、5月24日までに推薦すること。

    (5) 研究委託について

    島根県より、地球環境問題研究小委員会の青木委員に、中海・宍道湖の環境関連の研究委託について打診があり、委員会より理事会に申請することとなった。