平成14年度第２回海岸工学委員会議事録（案）

平成14年度海岸工学委員会第２回議事録

日時：	平成14年10月23日17:40～20:00
場所：	釧路全日空ホテル2階「芙蓉の間」
出席者：	河田委員長，磯部幹事長，合田，西村，渡辺の各相談役，池谷，石田（代理：斉藤），伊福，大山，勝井，木村，五明，堺，榊山，櫻井（代理：小池），島田，鈴木，清野，滝川，田中，出口，中野，中村，中山，半沢，広瀬（代理：丹治），松山（代理：岡安）の各委員，青木，浅野，泉宮，今村，角野，喜岡，窪内，佐藤，柴山，清水，高橋，鳥居，灘岡，松見，水口，三村，安田，山下，の各委員兼幹事

[議事]

１．前回議事録確認（磯部幹事長，資料：No.1-(1)，1-(2)）

平成14年度海岸工学委員会（第１回）議事録（案）の確認．「12-5」で「西村顧問（日本学術会議会員）を「西村相談役（日本学術会議専門委員）」に訂正．
平成14年度海岸工学委員会幹事会（第１回）議事録（案）の確認．

２．報告事項（磯部幹事長，資料：No.2）

資料に基づき報告事項の説明がなされた．

３．海岸工学論文集第49巻について（磯部幹事長，資料：No.3，参考：「業界案内掲載会社」）

価格を前巻より1,000円値上げした．これについては業界案内収入の落ち込みが大きい（第42巻と比較し90社減）ため，広告募集の宣伝をもれなく行うようにする．

４．第49回海岸工学講演会について（磯部幹事長，事務局，参考：「研究発表方法に関する注意とお願い」，追加資料：第一日目各会場入場者数）

講演会１日目の記帳者が560名．

５．海岸工学論文集第50巻と第50回海岸工学講演会について

オンライン登録については前回通り．49回についてオンライン登録をしなかったのは十数件．（磯部幹事長，資料：No.5-(1)）
執筆要項の改正を行う．提出原稿はA4判とし，B5判縮小コピーも添える．版下原稿提出ではないので数式等については判別できればよい．（安田委員，資料：No.5-(2)）
第50回記念特別シンポジウムを海講前日に開催．（灘岡委員，資料：No.5-(3)）
会場（中央大学駿河台記念館予定）は収容人員の関係から変更の可能性あり．
アジアからの招待講演者について，合田相談役からProf. Hsu（台湾）の推薦，渡辺相談役からはインド，インドネシアなどから「日本の海岸工学に対する期待」というようなことで講演してもらう，などの意見が出された．

６．第51回海岸工学講演会について（喜岡委員，資料：No.6）

資料に基づき説明があった．

７．Coastal Engineering Journalについて（喜岡委員，資料：No.７）

2002年12月号は6編．
現在国内購読数50前後．国内80以上の販売を確保できれば，World Scientific社への費用の減額できるので，是非購入して欲しい．

８．小委員会・WG活動報告

海岸保全中長期展望検討小委員会（佐藤委員，資料：No.8-(1)）
新潟シンポジウムの参加者数は約80名．一般からの参加が多数あった．
2年間の活動は一応終了．
ACECC Technical Committee（喜岡委員，資料：No.8-(2)）
メールによるTC内での議論が進まず，「Action Plan (1)」はまだ完了していない．
対外連携小委員会（灘岡委員，資料：No.8-(3)）
沿岸関連（沿岸環境関連学会連絡協議会）としての活動が中心となっている．
ジョイントシンポジウムの他，資料収集なども行っていきたい．
沿岸生態系研究会（青木委員，資料：No.8-(4)）
地球環境問題研究小委員会の継続として活動しており，現在メンバー36名．

９．第39回水工学に関する夏期研修会（松見委員，資料：No.9）

テーマとして構造物関連を検討中．
「岡山コンベンションセンター」の協賛，ポスター記載を承認．

１０．海岸施設設計便覧英語版（磯部幹事長，資料：No.10）

日本語版担当者に英語版を依頼．原稿は９月末締め切りだったが遅れ気味．
9章は英語版には掲載しない方向で検討している．
各委員から以下のような意見があった．
- 日本の財政・行政的特殊性の解説が必要ではないか．
- 出版後１年程度，インターネットなどで海外からの問い合わせに答えてはどうか．

１１．海岸施設安全性小委員会の提案（河田委員長，資料：No.11）

資料に基づき，河田委員長より「海岸施設の利用者の安全性に関する調査研究特別小委員会」の設置提案があり承認された．
委員会の取り組みの方向性に関して以下のような意見があった．
- 釣り人の事故は自己責任と考えられるケースが多いので検討対象から外したらどうか．
- 現実論として（釣り人の）事故は起きる．その点も含めて議論したい．
- 事故防止教育についても視野に入れた方がよい．
- 施設の開放について，具体的なメリット・デメリットの指摘があった方がよい．

１２．その他

国際ネットワークWG海外MLについて（柴山委員，追加資料：「Invitation to APCN」）
- 「Asia and Pacific Coastal Net (APCN)」を立ち上げた．ML運営に関する技術的問題が分かってきた．アジアメンバーも増加している．流れたメールのアーカイブを検討中．
水理委員会の名称変更について（磯部幹事長）
- 水理委員会の名称変更について非公式に打診があった．海岸工学委員会が将来名称変更する際には本委員会の意向を尊重する事を条件に，水理委員会の意向を尊重することとする．
海岸工学講演会の討議集について（合田相談役）
- 服部相談役からの提案として，講演会期間後も質疑の受付をしたらどうかという提案があり，メール等の方法を用いて一定期間内の質疑受付をする方向で検討することとなった．
CERCミーティングについて（合田相談役）
- CERC（Coastal Engineering Research Council, ASCE）のミーティングに際して，International Conference on Coastal Engineering, ASCEのProceedings 代金を登録料に含めるかどうかの議論があり，登録料，Proceedings 代金別の登録料とProceedings 込みの登録料とを設けて欲しいと要請した．
- Proceedings のCD-ROM化について議論があった．
日本学術会議の活動案内（西村相談役）
- 日本学術会議は多分野の連絡協議会適性格が強く，近々大気・陸水・海洋などについて研究課題の整理等をする予定であることが紹介された．
水産関連学会からの連絡（清野委員）
- 水産関連の学会から，有明海調査研究について海岸工学委員会にも協力の要請があった．
- 水産関連学会においても，アジア諸国との連携，ネットワークの構築を検討している．
- 沿岸環境研究については，生物関連研究についても尊重してもらいたい．
APAC2003について（灘岡委員）
- APAC2003のアブストラクト締め切りは１１月３０日．国内・海外から200件程度の応募を期待している．
- Proceedings はCD-ROMとして刊行予定．

以上

（記録：岡安）