平成15年度海岸工学委員会 第1回幹事会議事録

日 時:平成15年9月16日(火)14:00−16:10

場 所:土木学会 土木会館2階A会議室

出席者:水口委員長,灘岡幹事長,青木,浅野,泉宮,今村,岡安,角野,榊山,佐藤,柴山(代理:佐々木),清水,高橋,鳥居,間瀬,松見,安田の各幹事

議 事

1.議事録の確認(灘岡幹事長)

・幹事会議事録(資料No.1-1)の確認

・委員会議事録(資料No.1-2)の確認

 今村幹事より第52回海岸工学講演会会場について,「11月下旬」と「既に確保した」を,それぞれ,「11月」と「検討中」とする修正意見があった.

2.7月以降の報告事項(資料No.2)があった(灘岡幹事長)

・増員1名民間枠   清水建設 大山 巧

・増員1名委員長指名 若手委員 武若 聡 筑波大

・委員増にあわせて,これから規約と細則の見直しを行う.

・地震工学委員会と海岸工学委員会との合同で津波小委員会を立ち上げることが今村幹事より報告があった.第1回は10月7日,委員は22名.

3.海岸工学論文集第50巻の定価について,事務局より説明(資料No.3)があり,定価:14300円(昨年と同額)と決定.

清水幹事より,業界案内数が減少しているため,次回より委員会からの依頼方法を変えることを検討する,との報告があった.(参考資料あり)

 論文集は,10月9日完成予定,出版事業課へ10日に納品する旨,事務局より報告があった.

4.特別シンポジウムについて(資料No.4,灘岡幹事長)

・開催日は11/17.予稿集と追加資料として年表をつける.年表は,歴代の委員長・幹事長に確認してもらっている.

・総合討論と司会はすでに河田前委員長に依頼してあるが,具体的な内容については連絡待ちである.

・あわせて行う懇親会は,会費を5000円とし,参加者数は250名を目標とする.

5.第51回海岸工学講演会の会告原稿案と開催について(資料No.5-1,5-2)

・オンライン登録のみにするとの意見があったが,佐藤幹事より「50回でオンライン登録でない件数は10件程度で,この件数であれば手入力の手間は問題でない」との報告があり,当面,より多くの投稿を受け入れるためにオンラインに限定しないこととなった.

・委員会のURLのアドレスを変更する可能性がある旨,岡安幹事より報告があり,これに伴い,学会誌来年1月号の会告原稿締切りが11月10日であるため,それまでに確定して欲しい旨,事務局より要請があった. 

・会場について(喜岡幹事欠席のため,青木幹事より報告)

 前日のシンポジウムを行う希望がある場合には会場を予約する.

6.投稿要項の改訂について(資料No.6-1,6-2,安田幹事)

査読証明の要請に対処できるようにするため,またどこから見ても論文集としての必要条件を満たしていることを分かりやすくするなどのために,投稿要項の修正を8/19の編集小委員会で提案し,意見交換の上,修正案をとりまとめたとの説明があった.幹事会では修正案が示され,質疑が行われた.

以下,投稿要項に関して出された意見は以下の通りである.

・現在では守られていない場合が多いが,登壇者は1人1回のままとするか,複数回としてよいか,という点については,「講演会付論文集が特色である.この路線を残すべきである.」ということで,発表者が重複することは避ける方針とする.

・会告と投稿要項とのすみ分けができるようにする.

・討議集は講演会の討議内容を重視する.

・提案された投稿要項案の「誤り,既発表,完成度」の項について意見が交わされたが,完成度が低いという項目は,悪い事例として残す.

・総合的に判断する旨を加筆する.

これらの意見を踏まえて作成した修正案を幹事会MLを通じて各幹事に示し,場合によっては再修正する形で,11月の委員会への提案原案を編集小委員会でまとめることとした.また,同時に英文名に関して,以下の議論と提案があった.

・英文名にproceedings となっていると留学生が帰国後不都合が生じる場合が多いので,改名したい.

・「Annual journal of coastal engineering in Japan, JSCE」などが考えられるが,これについても小委員会で検討し,その結果を踏まえた名称を次回委員会に提案することとなった.

論文集に関するその他の報告事項(灘岡幹事長)

・「印刷経費削減目的の単純なoffset印刷化は論文集の質の低下を招くということでこれまで賛同が得られなかった.そこで,8/19の編集小委員会で,経費節減に加えて(現状は,学生にはまず手が届かない価格設定であるうえ,他分野の参加者から高いとの意見が寄せられている),論文集のカラー化や検索・アニメーション機能付加といった高付加価値化とスリム化を目的とした論文集の電子化を検討するように依頼した.」との報告があった.

7.52回海岸工学講演会の開催について(資料No.7,今村委員)

場所は青森で,地元の八戸工大と八戸高専の学生が協力することになった.

8.Costal Engineering Journalについて(資料No.8,喜岡幹事欠席のため青木幹事より報告)

Vol.45,No.1,2とも発行済み.No.3は1号当たり150ページ超だがW.S. 社の承諾済み.

9.小委員会の活動報告

9.1対外連携小委員会(資料No.9-1,灘岡幹事長)

・12/13開催予定の第10回ジョイントシンポジウム「有明海生態系異変原因解明の到達点」について説明があった.さらに,干潟・藻場・サンゴ礁等のベントス生態系に関する第11回ジョイントシンポの開催を1月下旬に計画している.

・対外連携小委員会委員長を灘岡幹事長から青木幹事に交代する.

9.2広報小委員会(岡安幹事他)

・広報小委員会の委員の紹介があった.横浜国大のサーバから土木学会のサーバに移設の準備中との報告があった.

・海岸工学委員会のメーリングリストを活用する.

・JSCE.jpのURLのオフィシャルなプラットホームがある.これはメーリングリストとWebの中間的な位置づけで,広報小委員会はこのプラットホームを調べることになった.

その他

・海岸工学委員会と幹事会のメーリングリストは別途,幹事長がつくる.

10.第39回水工学に関する夏期研修会について(資料No.10,松見幹事)

Bコースの参加者数137名などの実施報告があった.

11.第40回水工学に関する夏期研修会について(資料No.11) 

 欠席の山下幹事に代わり事務局から,「6月の第1回委員会後,更新した事項がないため,

次回委員会にて進捗状況を報告する」との報告があった.

12.海域施設便覧の英語版の報告がある予定であったが,磯部幹事が急遽幹事会に出席できなくなったため報告されなかった.

13.その他

以下の事項を確認した.

・特別シンポジウムでは8:30開場,9:00開始のため,参加予定者380名を処理できないので,当日の現金での参加費の取り扱いはしない.

・水理公式集プログラム例題集講習会を水工学委員会が企画し,12月2日に札幌で開催することが決まり,海岸・港湾編は田中仁委員が講師をする旨,事務局より報告があった.

・喜岡幹事の代理として青木幹事より,ACECC/TC-1(Asian and Pacific Coastal Network関係)に関する韓国でのワークショップのProceedingsが幹事に配布される予定であり,出版経費の日本側負担分(24万円)は土木学会ACECC担当委員会の方で負担することになった,との報告があった.

・第53回(2006年)海岸講演会は,徳島での開催を確認した.

・委員増員について

−環境分野の論文数が増えていることからその分野の委員を増やしてはという意見が出たが,今後の検討課題となった.

−幹事長より民間枠の1名の増員が提案され,幹事会で了承された.

−海岸工学委員会にほとんど出席したことがない委員がいるので,委員交代依頼を幹事長からすることになった.

(記録係:榊山)