日時: |
平成16年11月10日 17:30〜19:00 |
場 所: |
合歓の郷・ミュージックキャンプ・Dスタジオ |
出席者: |
岩田相談役、合田相談役、渡辺相談役 水口委員長、灘岡幹事長 池谷、石田(代理:齋藤)、内村(代理:山田)、大山、勝井、木村、窪内、黒木、後藤、五明、島田、滝川、武若、田中、丹治、出口、中野、中山、半沢、藤原(建)、藤原(広)、細川(代理:小田)、松見 以上委員 青木、浅野、泉宮、磯部、今村、岡安、喜岡、榊山、佐藤、柴山、清水、高木、高橋、福濱、安田、山下、矢持 以上委員兼幹事 重松(オブザーバー)、熊谷(事務局) (※)敬称略。 |
議 事
1.前回議事録の確認(灘岡幹事長)
・前回委員会議事録(資料1-1)が確認された。
・補足的に直前幹事会議事録(資料1-2)にも触れられた。
・出版形態に関する議論が重要な話題。(13. にて改めて議論)
2.報告事項(灘岡幹事長)
・資料2に基づき報告があった。
・追加として、ISO「波浪荷重」規格案に関するSC3/WG8対応国内検討グループ立ち上げについて紹介がなされた。
3.海岸工学論文集(第51巻)についての報告(灘岡幹事長)
・資料3により論文集価格について報告があった。
・印刷費の削減に関しては13. で改めて議論。
・参考の業界案内に関しては5. にて改めて触れる。
4.第51回海岸工学講演会について(事務局)
・資料4にて各セッションの参加者数の報告あり。初日の記帳者は306名で、例年よりやや少なめ。
5.海岸工学論文集業界案内について(清水委員)
・資料5により業界案内の推移(減少傾向)が報告された。昨今の厳しい環境を鑑みれば、今後ともこの傾向は続くとの見通しも説明された。
・民間委員間での意見を総合し、「業界案内は継続するがそれに頼らない運営(講演会等)を基本方針とすること。そのための印刷コスト(論文集)の削減を第一に考えること。」が提案された。
6.海岸工学論文集(第52巻)と第52回海岸工学講演会について
・藤原(広)委員より資料6-1に基づき説明がなされた。
・海講期間の前日を含めて2005年11月8日〜11日で青森市文化会館を仮予約済み。
・現場見学について、資料中の県河川砂防課に加えて、青森港湾空港事務所(国交省)にもお願い中である。
・灘岡幹事長より第52巻の論文投稿募集要項につき説明がなされた。従来、「2000字以内」としていたが、次回から「和文2000字以内」と変更する。
7.海岸工学論文集論文申込み用紙の修正提案について
・合田相談役から資料7(服部元相談役との共同提案)の説明がなされた。
・近年「学術上の意義や、工学上の有用性を、きちんと捉えていないとの疑念を抱かせる論文が見られる」ことから、論文申込み時の論文要旨の「B主要な結論」の部分を「B主要な結論とその意義・有用性」と修正してはとの提案である。
・「本来、そうした観点で査読がされてきているはずである。」「海岸工学論文集投稿要項(論文集序文の次のページ)に同様主旨の内容が明記されている。」との意見、また、文章の修正意見等も出された。
・以上を踏まえて、より注意を喚起(目に触れやすい)することも考慮し、「募集要項の表現を修正する方向で考えることを基本とすること、具体的な表現は委員長、幹事長に一任すること。」で了解された。
8.第53回海岸工学講演会について
・中野委員より資料8にて説明された。
・海講期間の前後1日ずつを加えて2006年11月14日〜18日の5日間で阿南市文化会館および富岡公民館を予約済みであること、18日は市側からの要望を受け、市民向けの津波防災シンポジウムを企画中との報告あり。
・留意事項として、阿南市のみでは宿泊施設が不足するため、参加者によっては徳島市から通う可能性があることがアナウンスされた。
・灘岡幹事長より第53回講演会開催地については次回委員会までに候補地を選定する旨発言があり了承された。(参考資料:開催地一覧)
9.Coastal Engineering Journal について
a)喜岡委員から資料9-1によりCEJの発刊経過について報告がなされた。
・中国からの投稿が増えていること、採択率が45%程度であること、Impact Factor が下がっていることも説明あり。
b)柴山委員から資料9-2により販売数確保に向けた「購読のお願い」について説明がなされた。
・本件はCEJの普及並びに、販売数確保によって委員会からの持ち出しが軽減されるという点から、従来より行っている購読のお願いの延長線のもの。官、民の研究所や大学関係でも未開拓(未購読)の機関がまだあるので、改めて依頼を出すことにした。当初、予定していた依頼文発送時期は、広告掲載依頼と重なってしまったので、時期をずらすためこの時期になった。
・論文集奥付けにCEJの購読代理店が掲載されているが、これについて確認修正を事務局にて実施することとなった。
10.小委員会・WGの活動状況について
・喜岡委員から資料10-1により、ACCEC-TC-1について報告がなされた。
・今村委員から資料10-2により、「津波被害推定ならびに軽減技術研究小委員会(地震工学委員会とのジョイント)」について活動報告がなされた。
・青木委員から資料10-3により「対外連携小委員会」について活動報告がなされた。
11.第40回水工学に関する夏期研修会の報告について
・山下委員から資料11により報告がなされた。
12.第41回水工学に関する夏期研修会(四国地区)の企画について
・灘岡幹事長から資料12により説明がなされた。(主催担当である伊福委員欠席のため)
・資料中には研修テーマおよび講演者(案)が示されているが、候補に上がっている方々への連絡調整はこれからであることを確認。幹事長と伊福委員とで改めて調整していくこととなった。
・幹事長より参考資料を基に2006,2007年度の開催地はそれぞれ中部地区(水工学委員会担当)、九州地区(海岸工学委員会担当)になる旨説明あり。(土木学会全国大会の1年後追いの形で開催地を決めてきているため。)
13.海岸工学論文集の出版形態について
・灘岡幹事長からこれまでの経緯(9/29幹事会での議論、重松先生を中心に具体検討を始めていることなど)が報告された。
・重松先生から資料13を基に具体的なコスト低減に向けた検討経過(種々パターンでの見積り結果他)の説明がなされた。
・水口委員長から資料1-2(幹事会議事録)P4を基に補足説明がなされた。
・活発な議論が交された後、以下の基本方針を確認した。
1) 土木学会の出版物とする点は変更しない。(行事出版物とはしない)
2) 品質維持前提でコスト低減に向けた、電子完全版下による印刷について、具体的検討を進める。
・なお、論文作成用ソフトの統一(例えば、ワードの義務付け)に関しては、複雑な数式や特殊文字によっては表現ができないものがある等の指摘もあり、そうした課題をクリアできた時点での切り替えとすることも確認された。(間に合えば第52巻からとなり、その際は募集要項もそれに併せた表現に変えることになる。)
14.その他
・水口委員長から土木学会の各種の賞の推薦締切りが1/20であるので、候補があれば連絡をとのアナウンスあり。また、Coastal Dynamics 2009を日本で開催(招致)すること、佐藤委員を実行委員長として予定していることが報告された。
・磯部委員から「海岸施設設計便覧」の英訳版がゲラ刷り段階まできており、出版まであと一歩である旨報告あり。
・喜岡委員からAPAC2005が9/4〜8で韓国・斉州島で開かれること、アブストラクト締切りが12/15であるので積極参加をとのアナウンスあり。また、同学会では招待講演が4件企画されており、日本からは電力中央研究所・丸山氏が予定されている旨の報告あり。(APAC2005の案内冊子配布)
(記録:半沢)