日 時:平成11年10月1日(火)14:00〜17:10
場 所:土木学会 本館 2階B会議室
出席者:酒井委員長、磯部幹事長、石田(代斉藤)、角野、喜岡、木村、佐藤、柴山、清水、鳥居、灘岡(代八木)、松見、真野、水口、安田(代小林)、山下の各幹事,委員
議 事:
1. 前回議事録の確認(資料)
2. 報告事項(資料)
(1)地区によらない委員に木村克俊氏(道開発局開発土木研究所)が就任した。
同じく、橋立洋一氏(運輸省港湾局防災・海岸課長)が人事異動に伴い就任した。
(2)第2回アジア土木技術国際会議(CECAR)におけるテーマ(「アジア太平洋地域における海岸の防災と環境」)
と講演候補者の情報を提供した。
(3)平成11年度論文賞選考委員会委員に三村信男氏(茨城大)を推薦した。
(4)混相流シンポ委員推薦依頼(学術会議/水力学・水理学専門委員の岩田好一朗氏から)に対して、
武若聡氏(筑波大)を推薦した。テーマとして、「漂砂問題」を提案した。
(5)第15回海洋工学シンポ(2000/1/20)の講師として、中野晋氏(徳島大)を推薦した。
(6)全国大会委員会からの全国大会に関するアンケート(CD-ROM概要集配布、申込み電子化、収支構造改善案)
に対して、「長期的案として賛成」と回答した。
(7)土木学会地球環境賞の創設に対する地球環境委員会からの要望に原子力委員会とともに加わることにした。
(8)土木学会英文論文集検討委員会WG委員に喜岡渉CEJ編集小委員長(名工大)を推薦した。
(9)水口前幹事長より、韓国海岸海洋工学会10周年記念シンポジウム参加の報告があった。
3. 海岸工学論文集(第46巻)についての報告と審議
(1)定価について(資料)
・従来の算定基準に沿って決定した。
・定価: 13,300円+消費税(昨年と同じ)
・会員特価:12,000円+消費税(昨年と同じ)
(2)印刷完了予定
・10月20日(昨年と同じ)
(3)今後の状況
・販売実績は減少傾向にある。業界案内も減少傾向にあるので、協力依頼
(例:社名を委員会宛紹介するなど)があった。
4. 第46回海岸工学講演会について(別紙)
(1)会場、見学会、懇親会などの最終案が説明された。費用総額2,742,400円
(2)前日シンポジウムで「熊本県不知火町高潮災緊急害調査報告」会(13:00〜14:50)を開催することになった。
・報告会予定内容と現場調査報告者、パネリストの紹介があった(司会者は未定)。
(3)懇親会の開催時間を「18:45〜20:45」に変更することになった。
(4)見学会参加申込者が多い場合、別コース(40名程度)を企画することになった。
(5)鳥取県に学術会議開催に関わる助成金(宿泊延べ人数が1,000名を越える場合は200万円、
1,000名以下なら100万円助成)を申請中であることが報告された。
還元金が出た場合のその使途は、委員会で今後検討することとした。
5. 海岸工学論文集(第47巻)と第47回海岸工学講演会について(資料)
(1)場所と日程:神戸国際会議場、2000年11月7日(火)〜9日(木)
(2)論文募集要領の一部変更:論文募集要領の項目(3)を以下のように変更することになった(下線部は変更点)。
「「論文要旨」には、?研究の目的、?研究の内容、?主要な結論を項目別に明記してください。また、論文要旨は、 2,000字以内とし、貼付する図 ・表は白黒で、字数換算500字程度のものを限度とし、別添の補助図 ・表は認めません。別添とした場合は不採用となります。」
(3)定価の決め方について
学会「出版物」扱いを継続するか、「行事」関連印刷物扱いに変更するかでその場合の得失の議論が種々なされたが、当面、「出版物」扱いを継続することとした。
(4)査読のあり方について
・現在の採択率を増すことについて、活発な討論が行われた。
・次年度については少なくとも、
「平均点が3.6点以上の論文は、採択率に関わらず必ず採択する査読体制であること」
を査読者に明示することにし、絶対評価であることをさらに明確化することとした。
・採択率を増すための案として、
1)前日に特別セッションを設ける
2)ポスターセッションを設ける
3)第5会場を設ける
などの意見が出された。
・海岸以外のテーマの論文査読を海岸以外の分野の共著者に依頼する などの意見が出された。
6. 第48回海岸工学講演会について(資料)
(1)開催期日:2001年11月13日(火)〜15日(木)を決定した。
(2)講演会場:メルパルクKUMAMOTO(最大5会場での開催が可能)
(3)この講演会以降の採択率を上げる改善策については、各地区に持ち帰り意見聴取し、
それを本年の講演会開催時に磯部幹事長がとりまとめることになった。
7. 第49回海岸工学講演会について(資料)
これまでの開催場所の順からは、北海道地区となる。
8. Coastal Engineering Journal (CEJ) について(資料)
(1)編集および頒布状況について報告があった。
(2)国外購入者数に比較して、国内数は45で低迷していること。国内数が80以上になれば出版費が半額となり、
ひいては雑誌の「格」もあげることになるので、国内数の増加が必要であることが報告された。これについて、
委員会としても努力することが確認された(委員会で購入者リストの開示することを検討するなど)。
9. 研究小委員会について(資料)
(1)研究現況レビュー両小委員会の出版物の内容(目次)紹介と出版企画案の紹介があった。
(2)両小委員会による出版物のタイトルについて、種々の意見が出た。
(3)海岸工学講演会前日シンポジウム「地球環境問題研究/研究現況レビュー両小委員会の活動」
についての報告があった。
10. 第35回水工学に関する夏期研修会報告(資料)
(1)標題に関して報告があった。
(2)収支に黒字(1,463,915円)が出たのに伴い、学会から「還元金」が付与されるが
(海岸工学委員会向けほぼ366,000円)、旅費に充当することにした。
11. 第36回水工学に関する夏期研修会(関東地区)Bコース企画について
(1)テーマについて、主として統一テーマかトピックスのいずれで行くかの議論があったが、
「便覧」+「研究レビュー(2冊)」を中心として、「高潮」を含めたものとすること、
今後、委員長+幹事長+担当幹事でさらに内容を詰めることが決定された。
(2)担当幹事として、佐藤氏(東大)にお願いすることになった。
12. 委員会としての将来の研究展望について
(1)「問題の整理から作業を開始する」ことになった。
(角野記)