- 議事録の確認(資料1-1,1-2,1-3)
- 平成11年度海岸工学委員会(第1回)議事録の確認及び承認.
- 平成10年度海岸工学委員会海岸工学論文集査読小委員会(第3回幹事会)議事録の紹介.
- 平成11年度海岸工学委員会第1回幹事会議事録が紹介され,査読のあり方に関して当委員会に於いても活発な議論がなされた.採択率が低いことの是非,評価結果の公表の必要性,採択率を増やした場合の発表方法・会場運営・財政的問題,海洋開発論文集との関連などについての種々の意見があったが,次年度の方針としては,「
絶対評価であること,特に評点3と4が採否の境界であること」を査読者に強く認識してもらうこととした.また,委員以外にも意見を求めつつ,今後も検討を継続することとした.
- 報告事項(磯部幹事長,資料2,10)
- 木村克俊氏(北海道開発局開発土木研究所)と橋立洋一氏(運輸省港湾局防災・海岸課)が新委員として就任.
- 委員等の推薦について,以下のような報告がなされた.
- 三村信男氏(平成11年度論文賞選考委員)
- 武若聡氏(混相流シンポジウム委員)
- 中野晋氏(第15回海洋工学シンポジウム講師)
- 喜岡渉氏(英文論文集検討WG委員)
- 西村仁嗣氏(第18期学術会議 水力学・水理学専門委員会委員)
- 全国大会委員会において,2000年度からの改革として,CD-ROM概要集の配布,申し込みの電子化,収支構造の改善が検討されていることが報告された.
- 土木学会地球環境賞の設立にあたり,地球環境委員会からの要請に応じ,原子力土木委員会と共に加わることが報告された.
- 講演会等の開催について,以下のような報告がなされた.
- 水工学に関する夏期研修会(7月28日〜30日)
- 鮮于氏講演会(アメリカの環境政策の動向から見た日本の環境保全の将来,10月22日)
- 不知火海高潮災害緊急報告会(11月15日)
- 「堀川清司先生・文化功労者顕彰記念祝賀会」を,土木学会として12/10に開催することが報告された.
- 海岸工学論文集(第46巻)の定価について(磯部幹事長,資料3)
第46巻の定価は昨年と同様,13,300円に据え置くことが出来た.なお,土木学会と
しては講演会の運営と論文集の出版を別収支で行うことを考えており,この点につい
て今後も検討することとした.
- 第46回海岸工学講演会について(松見委員,資料4)
初日の参加者数は約450名(昨年は約390名)であり,盛況であることが報告された.
- 第47回海岸工学講演会論文の募集要項について(磯部幹事長,資料5-1)以下の2点を募集要項に明記することとした.
- 論文申込締切及び論文原稿締切の時刻は17時[必着(厳守)]とする
- 貼付する図・表は白黒に限る
- 第47回海岸工学講演会について(河田委員,資料5-2,5-3)
準備状況について,以下のような報告があった.
- 神戸国際会議場を確保してあり,発表が5会場となる場合でも対応可能である.
- 神戸港の見学については,運輸省第三港湾建設局神戸港湾工事事務所と神戸市に共同で対応していただく.
- 旅行代理店には,Tis大阪支店を予定.
- 海岸工学講演会の開催とほぼ同時期に,隣接する会場でテクノ・オーシャン2000が開催されるので,相互に協力を図る.
- 第48回海岸工学講演会について(滝川委員,資料6)
準備状況について,以下のような報告があった.
- メルパルクを確保してあり,5会場も可能である.
- 17時以降の使用は不可である.
- 旅行代理店には,学会旅行センター熊本を予定しており,ホームページを開設する.
- 第49回海岸工学講演会について
第49回海岸工学講演会は北海道で開催することとなった.
- Coastal Engineering Journalについて(喜岡委員,資料7)
Vol. 41, No. 1, No. 2は出版済みであり,No. 3, No. 4は合併号(Special Issue, Numerical Simulations of Turbulent Velocity Field Under Waves)として準備中であることが報告された.
海外からの投稿は3割程度と低く,その理由としてはCEJがSCIに登録されていない
ことが考えられる.SCIへの登録は定期発刊が条件であるが,現在の論文投稿数では
年間4回の定期発刊が難しいことなどの説明があり,積極的な投稿が要請された.
国内での定期購読は50部以下であり,発行維持のために海岸工学委員会が持ち出す
金額が年間8000ドルに達するとの説明があり,定期購読の協力要請があった.
英文論文集検討会からの要請に応えて,次回の検討会に於いてCEJのこれまでの経
験を公開することと,ロゴを検討中であることが報告された.
- 研究現況レビュー小委員会WGの出版計画について(安田委員(代理,小林氏),資料8-1)
WG1では「海域施設の信頼性設計に向けて(仮題)」,WG2では「陸上設置型レーダ
による海洋波浪観測(仮題)」を企画し,それぞれ出版企画書を出版委員会へ提出
し,承諾を得たことが報告された.
- 研究小委員会の活動状況と今後の予定について(三村委員,資料8-2)
前日のシンポジウムに於いて活発な議論があったことが報告された.また,これまでの成果をまとめるに当たり,将来につながる議論を重視し,海洋学会,水産工学会などと共同で,沿岸域環境問題に関するシンポジウムが計画されており,その中での海岸工学委員会としてのまとめと次のステップについて研究小委員会(翌日開催)で
検討する旨報告された.
- 水工学に関する夏期研修会の第35回報告と第36回予定(佐藤委員,資料(9-1,9-2))
今後の検討課題として,以下の点が話題となった.
- 期間の短縮化(2日間)
- 期間の短縮化に加え,A,Bコースの同時開講から単独開講に変更し,両コースの受講を可能にする・原稿締切日が海岸工学論文集の原稿締切日と重ならないようにするため,Bコースに関する全てを海岸工学委員会が担当する
- 今回のテーマとしては,海岸法の改正に伴う諸問題,海岸施設設計の流れとその精
度,などが考えられる
また,本年度の研修会では収益があり,次年度へ繰越すとの報告があった.
- 土木学会地球環境賞について(河田委員)
技術開発賞と同レベルの賞と位置付けられており,本年度から開始される.今後10年間,毎年5個人,5団体(プロジェクト)に与えられる.
- 業界案内掲載依頼について(磯部幹事長,資料11)
近年,掲載件数が減少しているため,来年度に向け依頼先の紹介の要請があった.
- その他(磯部幹事長)
- 年次学術講演会でのセッション名を変更・整理する
- 海岸工学委員会の中長期的な展望,特に海岸法の改正に対応した海岸工学講演会のあり方について,検討を始める
- 海岸工学委員会委員のメーリングリストを作成する
(堺茂樹記)