平成12年度 第6回常任委員会 議事録
 
日時:平成13年3月1日(金)15:00-17:30
場所:土木学会会議室
出席者:魚本委員長、上田、梅原、大内、岡沢、堺、阪田、佐藤、鈴木、竹田、辻、富沢、富田、松岡、松下、宮川、宮本、睦好、樅山、山本、渡辺、の各委員、
二羽幹事長、島、大津、河野、宇治の各幹事、木全(田辺代)、小林(石橋代)
オブザーバ:出頭、坂上、大久保、信田、滝本、曽根
配布資料
  6-0 第6回常任委員会議事次第
  6-1 第5回常任委員会議事録(案)
  6-2 コンクリート委員会の予算について
  6-3 Technical Information Service 登録メンバーの募集
  6-4-1 第2回アジア土木技術国際会議のご紹介のお願い
  6-4-2 2nd circular of 2nd CECAR
  6-5 土木学会認定技術者資格制度関連資料
  6-6 第323委員会「化学的浸食・溶脱研究委員会」名簿
  6-7 「電力施設解体コンクリートの利用技術確立に関する研究」概要
  6-8 第56回年次学術講演会開催に伴う研究討論会企画募集について
  6-9 第3種委員会の新設
  6-10 自己充填型高強度高耐久コンクリート構造物設計・施工指針(案)について
  6-11-1 常任委員からの意見への対応(高強度フライアッシュ人工骨材……設計・施工指針(案))
  6-11-2 高強度フライアッシュ人工骨材を用いたコンクリートの設計・施工指針(案)
  6-11-3 同講習会について

議事

1.委員長挨拶:「本年度最後の委員会である。4月からは新体制となる。」

2.第5回常任委員会議事録確認:事前配布されていたため、朗読は省略し、議事録が確認された。

3.報告事項
(1)示方書改訂部会予算超過の件:資料6-2をもとに、二羽幹事長から、2月時点で示方書の仕掛品の予算の執行が既に予算額を超過していること、これについて出版委員会幹事会へ理由書を提出したことが報告された。河野幹事から、来年度からの予算管理の方法が提案され、了承された。
 これに対し、年毎の予算額の多寡について、根本的な議論が必要であるとの意見が出された。
(2)Technical Information Service 登録メンバーの募集について:資料6-3をもとに、二羽幹事長から紹介があり、自主的にボランティアで登録して欲しいとの依頼があった。これに対し、コンクリート委員会としては魚本委員長名で登録するという案が出された。
(3)第2回アジア土木技術国際会議について:資料6-4-1と資料6-4-2をもとに、二羽幹事長から、現在会議参加者の登録数が少ないこと、締め切りを2月末に延ばしたこと、などが紹介された。積極的に参加してほしい旨、要請があった。
(4)土木学会認定技術者資格制度:資料6-5をもとに、渡辺委員から状況報告がなされた。これに対し、多くの意見が出された。それらの意見は直接、技術者資格制度委員会のHPへ出すよう依頼があった。
(5)材料研究連合講演会実行委員の推薦について:梅原委員から、昨年度まで委員であった大即先生から宇治委員へ引き継ぎ、梅原委員と宇治委員の2名が委員となることが報告された。
 これに関連し、9月18日と19日に講演会が開催され、コンクリート関係で「建設分野における副産物利用」についての招待セッションへの講演者の推薦を要望されていることが報告された。講演者として河野幹事が推薦された。
(6)第3種委員会の公募について:昨年度から開始した「3種委員会の公募」を今年も行うこととし、コンクリート委員会のHPなどへ公募の記事を載せたことが報告された。
(7)新設第3種委員会の構成について:坂井323委員長から提出された資料6-6で、 第323委員会「化学的侵食・溶脱研究委員会」の構成員が紹介された。

4.審議事項
(1)コンクリート委員会への研究委託について:資料6-7をもとに、魚本委員長より「電力施設解体コンクリートの利用技術確立に関する研究」の委託打診があったことが報告された。さらに宮本委員から委託内容の概要が紹介された。いくつかの質問が出され、オブザーバからの回答がなされた。さらに、検討内容などについて、いくつかのコメントが出された。この結果、委託を受けることが了承された。
(2) 第56回年次学術講演会開催に伴う研究討論会企画募集について:資料6-8をもとに二羽幹事長から、幹事会では「技術者資格」が候補テーマとして出されたこと、上田委員からは「土木と建築の設計コードの統一」のテーマの提案があったことが報告された。前者については技術者資格委員会から提案していただくことを要請することとなった。後者について、建築からの参加を依頼したり、韓国での経緯を紹介してもらったほうがよいなど、いくつかの意見が出され、「土木と建築の設計コードの統一」をコンクリート委員会から提案することが了承された。上田委員と睦好委員が中心となって企画を行うこととなった。討論会は10月2日初日の夕方に予定されていることが、大津幹事から紹介された。
(3)ISO特別委員会への対応:二羽幹事長から、3月9日締め切りで、ISO特別委員会への、指針類の英訳補助申請、ISO委員会への派遣補助申請の話がきていることが報告された。h.11施工編や維持管理編、トンネル指針を英訳するための補助を受けるかどうかをそれぞれの小委員会で検討することになった。
(4)第3種委員会新設の提案:資料6-9をもとに睦好委員からPCについての新3種委員会の提案があった。検討内容についてのいくつかの要望が出され、新設が了承された。これは、324委員会となる。
(5)第1種委員会新設の提案:魚本委員長から、コンクリートからの六価クロム等の溶出に関する現状調査報告作成のための新1種委員会の提案があった。他機関での類似の検討状況などが出席委員から紹介された。この結果、委員会の新設が了承された。この委員会の名称、委員構成については委員長に一任することとなった。
(6)109委員会の期間延長について:鈴木委員から「耐久性データベースフォーマット小委員会」の一年間の期間延長の要請があった。費用の見積もりを二羽幹事長へ提出し、次回常任委員会へ報告書の目次を提出するよう要請があった。

5.指針等審議
(1)自己充填型高強度高耐久コンクリート構造物設計・施工指針(案)について:資料6-10を用いて出頭氏から指針案への意見への対応と、6月26日に講習会が開催されることなどが報告された。「SQコンクリート」という表現について議論がなされた。名称などについて特に意見があれば出頭氏へ意見を出すことになり、その後の対応は小委員会へ一任された。
(2) 高強度フライアッシュ人工骨材を用いたコンクリートの設計・施工指針(案):梅原委員から資料6-11-1、6-11-2、6-11-3を用い、提出された意見とその対応、 同講習会の予定、などが紹介された。いくつかの意見が出されたが、特に意見がある場合は梅原委員へ連絡し、その対応は梅原委員へ一任することになった。

以上