配布資料:
3-0 平成13年度コンクリート委員会第3回常任委員会議事次第
3-1 平成13年度コンクリート委員会第2回常任委員会議事録(案)
3-2 土木学会英文HPへのご協力のお願い
3-3 コンクリート標準示方書(2001年度版)改定に伴う講習会(案)
3-4 土木学会13年度コンクリート委員会名簿
3-5 土木学会コンクリート委員会 PC構造物の現状の問題点とその対策に関する研究小委員会(324委員会)委員構成
3-6 コンクリートの表面被覆および表面改質技術研究小委員会(325委員会)
3-7-1 コンクリートライブラリー 電気化学的防食工法 設計施工指針(案)
3-7-2 電気化学的防食工法研究小委員会 土木学会コンクリート委員会(平成13年7月6日)からの意見への回答
3-7-3 電気化学的防食工法 設計施工指針(案)に関する講習会開催のご案内(案)
3-8-1 構造性能照査編 7章 式(7.4.5)に関する解説文の修正(7/6常任委員会意見対応)
3-8-2 コンクリート標準示方書[構造性能照査編]改定資料
3-9-1 2001年制定 コンクリート標準示方書[耐震性能照査編](案)【修正版】
3-9-2 常任委員会 耐震性能照査編(6月14日版)修正意見に対する対応(案)
3-9-3 RCラーメン高架橋の耐震照査例
3-9-4 LNGタンク側壁の耐震性能照査例
3-9-5 コンクリートライブラリー [2001年制定]コンクリート標準示方書改定資料
3-10-1 2001年版 コンクリート標準示方書 [ダムコンクリート編]
3-10-2 X.コンクリート標準示方書・ダムコンクリート編の作成
3-10-3 コンクリート標準示方書 [ダムコンクリート編]改定案 (第3回常任委員会提出)に対する意見回答書
3-10-4 コンクリートライブラリー コンクリート標準示方書 [ダムコンクリート編]改定資料(第3回常任委員会提出)に対する意見回答書
3-11-1 2001年版 コンクリート標準示方書 [舗装編]改定案
3-11-2 改定小委員会意見への対応について
3-11-3コンクリート標準示方書 [舗装編]の改定概要
3-11-4コンクリート標準示方書 [舗装編]改定案 (第3回常任委員会提出)に対する意見回答書
3-11-5 コンクリートライブラリー コンクリート標準示方書 [舗装編]資料 (第3回常任委員会提出)に対する意見回答書
3-12-1コンクリート標準示方書 [施工編]
3-12-2 土木学会コンクリート委員会 コンクリート標準示方書改定委員会 河井氏メモ
3-12-3 コンクリート標準示方書 [施工編]施工WG案の修正
3-12-4 同ライブラリー改定資料
3-12-5 土木学会コンクリート委員会 コンクリート標準示方書改定委員会 施工編改定部会 (特殊コンWG)
3-12-6 コンクリート標準示方書 [施工編]改定案 (第3回常任委員会提出)に対する意見回答書
3-13 土木学会技術者資格制度 推進組識体系図
3-14 第1回コンクリート構造物の補修、補強、アップグレードシンポジウム 参加募集
議事:
1.委員長挨拶
魚本委員長から挨拶があった。
2.平成13年度第2回常任委員会議事録(案)の確認
資料3-1の議事録(案)が承認された。
3.報告事項
(1) 平成14年度出版企画書・予算要求書
表記の件について、睦好幹事長より以下の説明と要望が出された。平成18年度版の示方書改定を目指して予算要求(仕掛品)したい。当面は全体で1200万円程度の予算要求を考えているが、各示方書部会において、平成14年度の概略予算を教えて頂きたい(9月20日まで)。また、平成14年度に出版委員会が関与する出版の予定がある場合には、宇治幹事まで連絡して頂きたい。
これに対し、魚本委員長より以下の補足説明と要望が出された。平成14年1月以後に、次期示方書改定に向けたディスカッションをする予定である。「微量成分溶出に関する調査研究小委員会」と「電力施設解体コンクリート利用検討小委員会」は成果報告書や中間報告書の刊行を検討して頂きたい。
(2)土木学会英文ホームページ(HP)への協力
睦好幹事長より、資料3-2を用い、各委員会で掲載の検討を頂きたいとの説明・要望があった。これに対し、前川委員より、英文ライブラリーも外注方式により、HPからアクセス出来るようにしたいと考えており、国際委員会とも連絡していることが述べられた。
(3)英文化された技術シリーズのCD化
睦好幹事長から、絶版化された技術シリーズへの対応について、以下のような説明があった。3年経過したものについてはウエブ上からダウンロード可とし、それまでのものについては学会でコピーサービスとする取扱い説明がなされた。これに対し、宇治幹事が出版委員会で取り扱い状況について、現状ではフルコピーは不可であり、現在内規変更を検討中であるとの補足説明がなされた。また、魚本委員長より、指針英訳版等についてもフルコピーサービスは現状では困難であり、CD化については販売煩雑さの問題があり、学会事務局と交渉中であるとの補足説明がなされた。これらは、幹事会で継続審議することになった。
(4)示方書講習会予定
睦好幹事長が資料3-3を用い、東京、大阪での講習会スケジュールおよび担当について説明がなされた。以下の支部日程についても追加報告がなされた。四国:1/30、名古屋:2/5、北海道:2/25、26、中国:3/28,29、東北:4/11,(12)、西部:6/7。なお、会告には支部
スケジュールも案内する、参加費は学会出版局と相談して決定することが確認された。
(5)技術者資格制度
渡辺委員が資料3-13を用い、説明を行った。特別上級技術者資格に関する審査委員として、コンクリート委員会関連では、鋼・コンクリート:角田主査、阪田、辻、設計:池田、田辺、メンテナンス:魚本主査を人選中である、また申込みの受付はウエブ上からとなるが、資格委員会幹事会からも後日依頼する可能性のあることが報告された。これに対し、メンテナンス部門に関し、阪田、関、その他の審査委員を人選中であることが魚本委員長より説明された。これに対し、阪田委員は2部門にノミネートされているので、鋼・コンクリート部門の審査委員からはずれる方向で検討するとの回答が、渡辺委員よりなされた。
4.審議事項
(1) 委員会委員の構成、交代
魚本委員長が資料3-4を用い、常任委員に國府(都立大)委員の追加、国際関連小委員会の委員長を、辻委員から二羽委員へ交代する案が提案され承認された。また、資料3-5、および資料3-6により、324委員会(PC構造物の現状の問題点とその対策に関する研究小委員会)、325委員会(コンクリートの表面被覆および表面改質技術研究小委員会)委員構成案が提案され承認された。
(2) ISOへの対応について
辻委員からISO関連および国際関連小委員会について以下の報告・提案がなされた。
・JCIのWG1の活動報告があった。
・ISOの対応については、国際関連小委員会が窓口となり、示方書の各部会または関連小委員会が対応することとしたい。なお、関連委員会が終了したり、ない場合には、旧委員会あるいはこれに最も近い小委員会に対応をお願いしたい。
上記に関し、阪田委員より、どこがどの程度ISOの対応に対して責任を持つのか明確にしておく必要性、さらに早期での情報提供の必要性が指摘された。これに対し辻委員より、情報の早期提供努力はしているが、土木、建築両学会間の調整に時間がかかる傾向があるとの答えがあった。
魚本委員長より、次期二羽委員長に上記の問題点などを考慮して検討を進めて頂きたい旨、要望があった。また、出版物の英文化の必要性が指摘された。
(3) 電気化学的防食工法設計施工指針(案)について
資料3-7-1〜3-7-2により、宮川委員から、意見への対応について説明がなされた。これに対し、次の意見があった。
・カナダ法など厳しい判定結果を招くものについては、再検討した方がよい。
・Uマニュアル編まで含めて常任委員会で責任を持つ必要があるか(辻委員)。
・各工法は十分普及したものではないので、T編指針に対して責任を持つのでよい。
従って、第T,Uという番号は取り、U編は「参考資料」、V編は「付属資料」として、それぞれの位置付けを明確に記載するようにすればよい(魚本委員長)。
宮川委員より、指針の英文化作業を行うこと、資料3-7-3を用い講習会の案内・説明がなされた。なお、指針の最終版については、次回常任委員会で口頭で報告して頂くことになった。
5.コンクリート標準示方書関係審議
(1) 構造性能照査編
・資料3-8-2、3-8-3により、前川委員から修正意見に対する回答についての説明がなされた。その結果、資料3-8-2に対する意見を、9/20までに前川委員までメールで送付することになった。
(2)耐震性能照査編
資料3-9-1〜3-9-4により、丸山委員から耐震性能照査編(案)について、次の説明があった。
・具体的な数式等を極力条文に掲載する。
・大きく変えるのは、3.2の照査に用いる地震動である。その一つとして鉄道標準に用いられる設計地震動を考えている。また、これは、土木技術者資格の鋼・コンクリート分野の特別上級技術者の判断によってよいことを条文に書く方向で検討している。これに対し、他の内容も含め、特別上級技術者の判断出来る範囲を明らかにすること、また、他の事業者指針との整合性についても十分配慮する必要性などが指摘された。なお、表記資料に対する意見は9/20までに島幹事まで送付頂きたい事、その後最終(案)は9月28日までに常任委員に配布し、10/1のコンクリート委員会で審議する予定である事が述べられた。
(3)ダムコンクリート編
資料3-10-1〜3-10-2により、六郷委員からダムコンクリート編(案)について、従来の流れを尊重しつつ性能照査型の執筆に努めた旨、説明があった。これに対し、以下の意見があった。
・性能照査編がマニュアル編を包含する形になっていない。前者が後者を引用する形がよい。
・性能照査編で扱えるものは極力そのように努め、マニュアル編→施工標準とするのがよい。
・ダムに使うコンクリートとしての枠組み部分を性能照査編に、それを満足するみなし規定的な標準としての位置付けを施工標準で述べるのがよい。
・前半をダムコンクリート編、後半を施工標準とするのもよい。
・解説に出てくる「補足」というのは不要。
・「物性」という用語は、「性能」と置き換えてもよいのではないか。
・本編にかかわらず、用語の定義は各編間で調整する必要がある。機会を見つけ一度議論する必要がある。
以上を受け、意見回答書を9/20までに事務局(小野寺)まで送付することになった。
(4)舗装編
資料3-11-1〜3-11-3により、堺委員から舗装編(案)について説明があった。これに対し、以下の意見があった。
・用語の定義が多すぎるのでは? 他の編とも比較し減らしてもよいのでは? また、整合性を検討する必要がある。
・1.4の解説にある環境負荷に関する記述は適切な部分に移動するのがよい。
以上を受け、意見回答書を9/20までに事務局(小野寺)まで送付することになった。
(5)施工編
資料3-12-1〜3-11-5により、阪田委員他から施工編(案)について説明があった。これに対する意見は9/20までに事務局(小野寺)まで送付することになった。
6.その他
・資料3-14により、宮川委員から第1回コンクリート構造物の補修、補強、アップグレードシンポジウムについて説明があった。
・魚本委員長より、次回は10/1(月)午後3時よりコンクリート委員会を開催する。時間厳守をお願いしたい。また、審議時間が十分ないことから事前にメモを用意するとともに、メール等を使って連絡・発送などのご協力を頂きたい旨の要望が出された。
7.次回コンクリート委員会
日時:10月1日(火)15:00〜17:00
場所:熊本
以上