議事:
1.委員長挨拶
魚本委員長から,示方書の作成が遅れている編があり,場合によっては講習会を遅らすなどの対応を議論して欲しいこと,関係機関へ意見照会をする必要があることなどの挨拶があった。
2.平成13年度第1回コンクリート委員会・第4回常任委員会議事録(案)の確認
資料5-1の議事録(案)が承認された。
3.コンクリート標準示方書関係の審議
3.1 講習会の日程の変更
審議の結果,東京での講習会の日程を3月5日(火)〜6日(水)に変更することとした.なお,大阪会場については変更しない.これに伴い,原稿の締切は12月末となるが,完成した編から印刷を始めるために事務局に提出することとする.
3.2 各編の序文について
各部会が10月末までに事務局に提出する.
3.3 編間の調整について
各部会が目次を11月2日までに睦好幹事長に提出し,「付録」,「付属資料」,「参考資料」等の調整を行う.
3.3 示方書および改訂資料の体裁について
改訂資料については,前川改訂委員会幹事長がレイアウトやフォント等の統一作業を行う.示方書については,各部会で責任を持って統一化を図り,コンクリート委員会幹事が確認を行う.
3.4 構造性能照査編
前川主査から説明があり,以下のことを条件にすべて承認された.
(1) 示方書
7月6日の常任委員会で承認済みである.(資料回覧)
(2) 改訂資料
7月6日の常任委員会で承認済みであるが,2,3の軽微なミスを修正する.(資料回覧)
(3) 関係機関への意見照会
既に,道路,PC,電力,港湾等,十数機関に対して実施済みである.
(4) 意見等
・土木学会特別上級技術者の取扱について
魚本委員長の意見を尊重して,基本的なところには取り入れないこととするが,構造細目での記述については示方書改訂小委員長と魚本委員長とで判断する.
・照査編という名称について
2章以降は照査方法を示したものであるので,照査編という名称で問題ない.
3.5 施工編
阪田主査から,特殊コンクリートを13章以降に追加したこと,常任委員からの意見に対しては一つを除いて対応したことなどの経緯説明があり,審議の結果,以下のことを条件に承認された.
(1) 示方書
特に13章以降について,常任委員会ならびに改訂小委員会の委員に11月2日締切で意見照会を行う.意見への対応については,部会が修正案を作成し,コンクリート委員会委員長,示方書改訂小委員会委員長,部会主査,コンクリート委員会幹事が責任を持って完成させる.重大な問題点があった場合のみ,11月29日の常任委員会で確認する.
(2) 改訂資料
資料5-10を承認した.
(3) 関係機関への意見照会
11月2日を締切として関係十数機関に意見照会を行う.10月17日に発送する.
(4) 意見等
・目的の記述について
2章は構造性能照査編と施工編のつなぎ部分であり,施工編の目的は3章に記述しており,このままの構成とする.
・自己収縮の取扱における構造性能照査編との整合性について
構造性能照査編では将来のための枠組みとして自己収縮を取り入れたが,現状では精度は良くなく,施工編のひび割れ照査には取り入れない.
3.6 耐震性能照査編
丸山主査から資料5-3の意見対応表に基づいて説明があり,審議の結果,以下の条件が出された.
(1) 示方書
改訂小委員会および常任委員会の委員に11月2日締切で意見照会を行う.意見への対応については,部会が修正案を作成し,両委員長および部会主査が責任を持って完成させる.最終版を11月中旬に常任委員に送付し,11月29日の常任委員会で承認を行う.
(2) 改訂資料
11月中旬に常任委員に送付し,11月29日の常任委員会で承認を行う.
(3) 関係機関への意見照会
11月2日を締切として関係十数機関に意見照会を行う.10月17日に施工編とともに発送する.
(4) 意見等
・地震波等の配布方法について
地震加速度波形については,CD-ROMは作成せず,コンクリート委員会のホームページからダウンロード出来るようにする.
・照査例について
常任委員会では審議しない.10月中に完成させ,両委員長およびコンクリート委員会幹事に見てもらい,11月中旬に示方書,改訂資料の案とともに常任委員に送付する.
3.7 ダムコンクリート編
六郷主査から説明があり,以下のことを条件にすべて承認された.
(1) 示方書
資料5-4を承認した.
(2) 改訂資料
資料5-5を承認した.軽微な修正を行う.
(3) 関係機関への意見照会
施工編および耐震性能照査編とは別のルートで照会を行う.
(4) 意見等
・適用範囲について
序文に述べているように,アーチ式ダムを除外して重力式ダムに限ることはあえて記述しない.
・用語について
示方書を使用する側の部会委員も納得した結果であるので,案の通りとする.
3.8 舗装編
堺主査から説明があり,以下の条件が出された.
(1) 示方書
改訂案(回覧資料)を常任委員に送付して11月2日締切で意見照会を行い,11月29日の常任委員会で承認を行う.
(2) 改訂資料
原稿案(回覧資料)を常任委員に送付して11月2日締切で意見照会を行い,11月29日の常任委員会で承認を行う.
(3) 関係機関への意見照会
国土交通省関連への意見照会の必要性については河野委員が調べることとなった.
(4) 意見等
・用語について
打設と打込みの用語の統一について検討し,統一する必要はないとした.
3.9 規準編
梅原主査から説明があり,以下の条件が出された.
(1) 示方書
既に承認済みである.
(2) 改訂資料
資料5-14の原稿案に対して11月9日締切で意見照会を行い(資料5-15),11月29日の常任委員会で承認を行う.
(3) 意見等
・新しい試験方法について
「単位水量の試験方法」などの必要となる試験方法については,部会で調整を行い,必要に応じて小委員会を設置する.
4.支部主催の示方書講習会の日程について
講師の調整などの必要があるため,各支部の日程を早急に睦好幹事長に連絡することとした.なお,中国支部は3月27、28日で変更なしである.
5.次回常任委員会
日時:11月29日(木)15:00〜17:00
場所:東京都内(未定)
以上