「環境水理部会研究集会in徳島」の報告

(暫定公開中)

 

 環境水理部会2000年研究集会が去る5/26(金)午後〜5/27(土)に徳島大学で開催されました.一般セッションおよび4つのオーガナイズド・セッションに,部会内外合わせて60名の方々のご出席を得て,活発な討議が繰り広げられました.また27日の午後には第十堰を含む吉野川流域の見学会を行いました.

 今回の研究集会では,部会内ワーキンググループ「湖沼,貯水池の富栄養化に関する学術研究のとりまとめWG」から平成12年5月にとりまとめた報告書の内容紹介がありました.報告書にはまだ若干の残部があります.報告内容および報告書入手に関する情報はこちらをご覧下さい.

 以下に発表論文のリストを記します.各論文の題目から発表概要(pdfファイル)へのリンクが貼られていますので,クリックしてご参照下さい.

 

発表論文リスト


鎌田 磨人(徳島大学 日本自然保護協会保護委員会・吉野川第十堰委員会)吉野川の砂礫堆上における植物群落の動態と流域環境

大平 一典(建設省徳島工事事務所長)吉野川をとりまく社会環境と自然環境

岡部 健士(徳島大学)吉野川中・下流域の河床変動と植生
上月 康則(徳島大学)スナガニ類の生息場からみた吉野川汽水域干潟・ワンドの環境評価について
中野 晋(徳島大学)シオマネキの生活史と河口水理

倉田 健吾(徳島大学)内湾性水域におけるマナマコを利用した底質改善手法
堀田  哲夫(褐嚼ン技術研究所)停滞性汽水域での悪臭ガス発生に関する調査
  建治朗(名古屋工業大学)樹木年輪を用いた気候変動解析
井伊  博行(和歌山大学)環境同位体計測:水素・酸素同位体を用いた河川水・地下水の物質起源の解析
道奥 康治(神戸大学)湖沼・貯水池の管理に向けた富栄養化現象に関する学術研究のとりまとめ
池田 裕一(宇都宮大学)渡良瀬貯水池の水質動態と魚類斃死

玉井  昌宏(大阪大学)河川技術者の職業倫理について
後藤  光亀(東北大学)山,川,海に学ぶin鳴瀬川
小松  利光(九州大学)粗度研究の奥深さ
武藤  裕則(京都大学防災研究所)ワンド内の流れに関する実験的検討
松冨  英夫(秋田大学)砂嘴植生域を越える流れの基礎的検討

中村 由行(運輸省港湾技術研究所)界面を通した物質輸送過程の解明に関するWG中間報告(下記竹原・朝位・角野各先生の論文を含む)
竹原 幸生(近畿大学)研究の動向「水表面での気体輸送に関する国際シンポジウム」の推移
朝位 孝二(山口大学)日本の土木工学関連分野における最近の研究
角野 昇八(大阪市立大学)今後の課題:「界面水理学」確立の必要性

関連情報

プログラムPDFファイル)

湖沼、貯水池の管理に向けた富栄養化現象に関する学術研究のとりまとめWG」活動報告

吉野川見学会(5月27日午後)の様子

 


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