「環境水理部会 研究集会2002 in横浜」報告
2002年環境水理部会研究集会は平成14年6月14日〜15日の日程で横浜にて開催されました.今回は、土砂輸送に関する部会内WGの立ち上げに向けて、国立環境研究所海洋環境研究室長・原島 省氏に物質輸送に関する最近の話題についてご講演をいただきました。また、沿岸環境の再生事業を積極的に進めてこられた「海辺つくり研究会」理事・木村 尚氏には、NPOとしての環境保全活動の現状と課題についてご講演いただきました。この他,部会委員から10件の一般研究発表がありました.また,2日目の午後は木村様のお世話で横浜海浜地区の施設・事業見学をしました。
以下にプログラムを示します.各講演・発表の概要は該当箇所をクリックすることでご参照ください.
6月14日(金)
16:00〜16:05 部会長挨拶
16:05〜17:00 特別講演1
原島 省(国立環境研究所海洋環境研究室長)
17:05〜18:00 特別講演2
木村 尚(海辺つくり研究会理事)
18:10〜18:50 研究発表1
角 哲也(京都大) 「ダム排砂対策における環境水理学的課題」
永井紀彦(港空研) 「オンサイト海象観測機器の開発状況と今後の課題」
19:10〜 懇親会(KKRホテルポートヒル横浜)
6月15日(土)
9:50〜11:10 研究発表2
宮本仁志(神戸大) 「流速と水面の同時計測による開水路流れの解析」
長林久夫(日本大) 「猪苗代湖におけるpH推移の検討」
川崎浩司(大阪大) 「チャオプラヤ川流域の洪水氾濫と地下水の関連性」
石塚正秀(和歌山大)「水循環の解明を目指した水の安定同位体比の時空間変動特性」
11:20〜12:40 研究発表3
長尾正之(産総研) 「微小生物鉛直分布測定装置」
入江政安(大阪大) 「大阪湾湾奥部における貧酸素化現象の実態調査」
松冨英夫(秋田大) 「前浜背後での砂移動例 −現地観測に基づいて−」
中野 晋(徳島大) 「アカウミガメ上陸頭数の減少と地球の温暖化の関係」
12:50〜 昼食
14:00〜16:30 現地見学会(横浜港内の環境再生事業など)
研究集会データ
日時:平成14年6月14日(金)14:00〜15日(土)
会場:「神奈川近代文学館」中会議室
横浜市中区山手町(港の見える丘公園)
TEL 045(622)6666 http://www.kanabun.or.jp/
内容:特別講演1(国立環境研究所海洋環境研究室長 原島
省 氏)
特別講演2(海辺つくり研究会理事 木村
尚 氏)
研究発表(10件)
現地見学(横浜港内環境再生事業,等)
懇親会会場:「KKR ホテルポートヒル横浜」
横浜市中区山手町115(港の見える丘公園隣)
TEL 045(621)9684