巨大地震と大津波から国民の生命と国土を護るための基本方針

平成23年5月27日

 研究者、技術者の集団である各学協会の連絡組織である東日本大震災の総合対応に関する学協会連絡会は、政府、地方自治体および関係機関に対し、以下のことを提言する。

基本方針

わが国の地震・津波対策について、2011年東北地方太平洋沖地震が引き起こしたような極めて稀な大津波および地震動に対しても、国民の生命と財産に重大な影響を与えることなく、国土・環境・国民生活を護り、社会・経済・文化活動の著しい停滞を防ぐことを基本方針とする。

取り組むべき課題

東北地方太平洋沖地震を経験し、地震・津波に対するわが国の防災・減災力向上のため、取り組むべき課題として以下の事項を挙げる。

追記:基本方針は、理工学、農学、水産学、人文科学など広分野の学協会が、今後のわが国の地震・津波対策に関して、共通する基本的な方針を示したものである。本震災からの復旧・復興、まちづくり、地域づくり、防災対策等に関しては、それぞれの分野、学協会よりこれまで発信されて来た提言・提案等に加え、さらに社会への発信が継続される。

Last Updated:2011/06/07