平成16年度 実践的ITSに関する調査研究の募集

 
 ITS(高度道路交通システム)に関しては、カーナビゲーションシステム、ETCの普及に代表されるように黎明期から普及期にさしかかりつつあります。スマートウェイ推進会議(委員長 豊田章一郎)により20048月に取りまとめられた提言「ITS、セカンドステージへ」でも、セカンドステージを迎えたITSの積極的推進のため、スマートウェイを具体的に実現していくための方策が提言されました。また、9年ぶりに日本で開催される第11ITS世界会議愛知・名古屋2004でも実社会に貢献するITSを目指し「飛躍する移動」をテーマに様々な議論が行われる予定です。

これまで土木学会としては、ITS分野の研究開発推進の必要性を認識して、土木計画学研究委員会に小委員会を設け研究開発を進めてきましたが、スマートウェイ推進会議の提言やITS世界会議での議論の動向を踏まえて、ITSのセカンドステージにふさわしい実践的な研究開発を進めることにしました。

そこで、ITSの研究開発をより一層効率的・飛躍的に推し進めるために、当該分野の研究開発活動に携わる広範な研究者から研究開発の提案を募り、審査によって採択された提案について、その提案責任者および共同研究者を土木学会の研究員として委嘱し研究開発を行うものです。

 なお、研究開発を進めるに当たっては、国土交通省国土技術政策総合研究所から調査研究業務の委託を受ける予定です。

 

募集対象課題

 

 

  募集対象の課題は以下のとおりです。この中からいずれか1課題を選定してください。

  (複数の研究課題を選定することはできません。)

 

分野

S:連携推進

A:実践研究

B:重点研究

C:萌芽研究

概要

今後のITS研究開発の方向性や実施すべき施策を提言するための研究 予め設定された対象地区が抱える現実の問題を解決するための、具体の技術・サービスを提案し、その実配備を目指すための研究 特に早急な技術的取組みが必要と認められる研究 将来のITS施策に資する創造的な技術研究

募集対象と

採用予定

応募者本人 下記の研究課題に対する研究内容と研究者(複数研究者でも可) 下記の研究課題に対する研究内容と研究者(複数研究者でも可) 研究内容と研究者(提案者の単独研究)
実務者10名程度

3課題

・1課題につき最大3グループ

最大3課題

3課題(3名)程度

ただし、新進気鋭(40歳以下)の研究者に限定

研究課題

今後のITSの方向性・研究開発方針 A-1:道路管理技術・サービスとITS

A-2:大規模交差点群における交通運用とITS

A-3:地方道路における利用者サービスとITS

B-1:渋滞・交通事故の原因解明のための高度化技術(サグ渋滞、交差点)

B-2:交差点事故削減

B-3:大都市におけるマルチモーダル交通サービス・物流

任意

募集要領および応募方法

「募集要領」はこちらです。(PDFファイル 199KB) 

 

分野A:実践研究の別添資料はこちらです。(PDFファイル 539KB)

  

「応募書類の作成・記入要領」

 

  本研究開発募集に応募される方は、次の「応募書類の作成・記入要領」をダウンロードし、 「応募書類の作成・記入要領」に従って書類(電子データ)を作成の上、土木学会技術推進機構担当者あてに電子メールに添付して提出してください。

   S:連携推進用 はこちらです。( Word2000形式:Docファイル 76KB)

   A:実践研究、B:重点研究、C:萌芽研究用はこちらです。(Word2000形式:Docファイル 141KB)

 

応募期間

 

  平成16年9月29日(水)〜同年10月25日(月)

 

問合せ先および応募書類の送付先

 

 

(社)土木学会 技術推進機構 技術推進部 (工藤)

TEL:03−3355−3502  FAX:03−5379−0125

E−mail: kudo@jsce.or.jp