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　−総合的・分野横断的に学ぶ新しいメンテナンス時代に必須の書籍−

　本書は、メンテナンスに関する体系的な書籍です。メンテナンスに関わる全ての分野の方を対象としております。経験が少ない方でも容易に全体像を把握できるように工夫しました。メンテナンスの理念や分野横断的な内容を盛り込み、経験豊富な技術者の方にとっても、自らの専門分野以外のメンテナンスを学ぶ書籍として活用して頂ければ幸甚です．

「発刊に寄せて」（前国土交通大臣　太田 昭宏）より
　これからは，まさに土木技術者が縁の下の力持ちとなり，これまで作り上げてきた社会インフラを，黙々と守り続けていくメンテナンスの時代へと移りつつあります．本書が，より多くの方々に活用されるとともに，世界をリードする「社会インフラメンテナンス学」を担うエンジニアが育成されていくことを期待致します．

「序　社会インフラにあたたかい思いやりを」　（元土木学会長　橋本 鋼太郎）より
　メンテナンス学を体系化して価値ある総合的な学問に育て，そして優秀な人材の育成とともにメンテナンスビジネスの健全な成長に役立てる必要がある．また，人々にメンテナンスの重要性とメンテナンスに取組んでいる技術者の苦労を理解してもらうことも大切である．インフラは辛くてももの言わない．代わりに母のようなあたたかい思いやりがふさわしい．

※「総論編・工学編」が，2015年12月に発刊されております．