■2007年南スマトラ地震に対する対策本部設置および調査団派遣について
2007年9月12日に発生したインドネシア・南スマトラ沖の地震は,マグニチュード8.4の本震のほかマグニチュード7.9,7.1という大きな余震も発生しました.この地震による被害は,9月27日時点で,死傷者23名、西スマトラ州パダンや震源に近いブングル州で強い揺れや津波で,多くの人々や構造物が被害を受けています.
2004年のスマトラ沖地震以降,土木学会、日本建築学会、日本地震工学会、そしてNPO国境なき技師団は,スマトラ島を含むインドネシアでの復旧・復興支援に、またインドネシアの防災協会の設立に積極的に関わってまいりました。また、学生による自主的な防災教育活動をも継続的に支援しております.
これらを受け,土木学会(会長 石井弓夫),および日本地震工学会(会長 北川良和)は,調査団の派遣および調査支援のため対策本部(本部長 古木守靖 土木学会専務理事)の設置を決定しましたので,お知らせします.
対策本部では,調査団(団長 アイダン オメル 土木学会地震工学委員会地震被害調査研究小委員会 委員長)を現地に派遣することを決定する等,順次調査を開始しております.今後の調査に関する情報も順次,土木学会,日本地震工学会のホームぺージ等でお知らせします.
- 団長および団構成
- 団長 アイダン オメル 東海大学海洋学部海洋建設工学科教授
- 団員 今村文彦 東北大学大学院工学研究科附属災害制御研究センター教授
- 団員 鈴木智冶 飛島建設インドネシア事務所(ロジスティクス担当)
- 調査期間: 平成19年10月4日(木)〜平成19年10月9日(火)
- 主な調査項目:津波被害,地盤災害(地すべり,盛土,液状化現象による側方流動,道路,橋梁等ライフライン,建築構造物,地震動強さ等.また途中,パダンの国立Andalas大学と合同調査を行う予定です.
- 取材窓口
アイダン オメル (大学電話)054-334-0411 (携帯電話)090-9172-6525
留守中は,下記連絡先にお問い合わせください. - 速報会等は未定
- 連絡先
下記の,土木学会,日本地震工学会の窓口へお願いします.- 土木学会 事務局企画総務課長 竹田 廣 office@jsce.or.jp
- 日本地震工学会 事務局長 鴫原 毅 office@general.jaee.gr.jp
以上
Last Updated:2008/10/23