都賀川水難事故に対する調査団派遣について

 2008年7月28日午後、神戸市灘区の都賀川において集中豪雨にともなう急激な水位上昇が発生し、河川敷を利用していた市民・児童5名が流れに呑まれて亡くなるという惨事が発生しました。このため土木学会(会長 栢原英郎)では、今回の事故の原因となった集中豪雨の確率特性、出水・流動特性等河川水文学的分析と、利用実態、避難行動などの実態を把握し再発防止のための教訓の整理と必要な対策の提言を行うことを目的として、調査団(団長 藤田一郎 神戸大学教授)を現地に派遣する等して調査を行います。今後の調査に関する情報も順次学会ホームぺージ等でお知らせします。
 なお、土木学会は、調査団の派遣および支援のため対策本部(本部長 古木守靖 専務理事)を設置しましたので、お知らせします。


  1. 活動期間:平成20年8月1日〜平成21年3月31日
  2. 調査団構成メンバー:
    藤田一郎 教授神戸大学、都市河川空間の出水時における安全性、出水時のピーク流量推定、 団長)
    立川康人 准教授(京都大学、時間降雨の確率特性、急峻流域地形における流出現象)
    戸田圭一 教授(京大防災研、都市河川の特性、親水活動のリスク解析)
    多々納裕一 教授(京大防災研、災害リスクマネジメント・避難行動)
    宮本仁志 准教授(神戸大学、都賀川における親水活動解析、市民の意識動向、幹事長)
    道奥康治 教授(神戸大学、親水利用に関する河川工学的検討、社会支援部門主査理事)
    矢守克也 准教授(京大防災研、「安全・安心」に関する心理学)
  3. 発表会等:未定
  4. 取材窓口:
    神戸大学大学院工学研究科 宮本仁志 miyamo@kobe-u.ac.jp
     (電話)078-803-6061
  5. 連絡先:
    土木学会 企画総務課 工藤修裕 office@jsce.or.jp

以上

Last Updated:2008/10/23