福岡県福岡市早良区
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所在 |
福岡県福岡市早良区 |
文化財等 |
福岡市有形文化財(建造物)
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ランク |
B |
管理者 |
福岡県福岡市 |
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当時、神戸・長崎以外で初の高さ30mを超える水道用ダムであり、また、福岡市最初の水道専用ダムでもあり、福岡市水道創設の水源として築造された。形式は重力式コンクリートダム、堤体表面は御影石の布積み、堤体は粗石混じりコンクリートである。
当時の福岡市において、人口増加や生活の近代化が進み水需要が増し、また、公衆衛生の向上、各種工業の勃興や船舶用給水などの産業発展のために上水道創設が課題となっていた。大正12年の竣工時、すでに将来の人口増加に備えて高さ6.06mの嵩上げができるよう計画されており、築造後の人口増加等による水需要増加に伴う嵩上げ工事、漏水工事などを経て、現在も福岡市の人々の生活を支えている。
1985年(昭和60年)に厚生省(現在、厚生労働省)の「近代水道百選」に選ばれ、2009年(平成21年)には「福岡市有形文化財(建造物)」に指定されている。
形式:重力式コンクリートダム
諸元:(完成時)堤高31.2m、堤頂長142.7m、有効貯水容量1,422千m3
(現 在)堤高45.0m、堤頂長160.6m、有効貯水容量2,368千m3