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大正から昭和初期にかけ、九州の玄関口としての役割を果たした木造2階建ての堂々たるネオルネッサンス風建造物である。古き良き時代の香りを今に伝えるこの駅は、大正3年2月1日、鉄道省の設計により完成。昭和17年(1942)に関門トンネルが開通するまでは、九州と本州を結ぶ駅として大変賑わった。九州最古の駅であり、昭和63年鉄道駅としては初めて国の重要指定文化財に指定された。1500m2の銅板と約700m2の石綿スレートが葺かれたマンサード屋根など、かつての大陸交通の要所としての風格がうかがえる。 |
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