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尾鈴橋 |
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評価情報 |
1946年(昭和21年)に着工し、1950年(昭和25年)に竣工した尾鈴橋は、小丸川をせき止める松尾ダムの設置にともなって建設され、戦後の復興期に架けられた橋であり,支間(100m)は当時としては最大である。 架橋地点は河川から約50mの高さがあったため、斜吊りカンチレバーケーブルエレクション工法が採用された点が技術的な特徴である。また、径間をできるだけ短くするために突出式の橋台が用いられ、曲面と部材の組み合わせにより恐竜の骨に例えられる繊細な外観となっている。 尾鈴橋の設計者は曾川正之であり、尾鈴橋設計の経験が同じカンチレバーケーブルエレクション工法で建設された西海橋(長崎県佐世保市/西海市)の架橋につながり、その後同工法はわが国における標準的なアーチ架設工法となった。 管理者:宮崎県 |
資料 | 令和6年度 土木学会認定 九州の選奨土木遺産「尾鈴橋」 |
(写真) |
尾鈴橋全景 |
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尾鈴橋右岸側 |
昭和26年1月23日撮影 |
昭和26年1月28日撮影 |
昭和26年4月21日撮影 |