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九州の近代土木遺産

出合橋
区市町村

大分県
豊後大野市

完成年

1925年
(大正14年)

形式

石造アーチ橋

諸元

橋長:32.3m、最大支間:29.3m

評価情報 出合橋は轟橋の下流に架かる石造アーチ橋で奥嶽川の右岸の轟地区と左岸の平石地区を結ぶ人道橋として建設された。石工は轟橋と同じ山下嘉平、界寿光で、住民総出で工事を行ったと言われている。
スパンは29.3mで、轟橋に次いで全国2位の大きさである。当然のことながら、轟橋が完成するまでは出会橋のスパンが国最大であった。そのように考えると、まず出会橋の完成によって日本一が達成され、続く轟橋でその記録が更新されたことになる。
地元の石工が挑んだ出会橋架橋の経験は、轟橋の完成になんらかの影響を与えたのではと想像される。轟橋と出会橋の2橋が並ぶ風景は、大正末から昭和にかけて我が国がたどり着いた石造アーチ架橋技術のふたつの到達点の眺めでもあり、他のどこにもない眺めでもある。
資料 日本の土木遺産(改訂版)現存する重要な土木構造物2800選ウェブサイト
九州地域づくり協会ウェブサイト 土木遺産in九州(轟橋、出合橋)
轟橋・出合橋解説版
令和7年度 土木学会認定 九州の選奨土木遺産「出合橋」
(写真)
出合橋全景

出合橋全景

石橋アーチ経間日本一と二位が並ぶ風景(手前が轟橋 奥は出合橋)

石橋アーチ経間日本一と二位が並ぶ風景
(手前が轟橋 奥は出合橋)


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