土木学会では、学会自らが過去の作品をはっきりと認識し、身近にある土木構造物についてその遺産的価値を広く社会にアピールし、それぞれの地域の社会的遺産としてまちづくりに活かしてもらおうと、平成12年に「土木学会選奨土木遺産」顕彰制度を創設しました。
顕彰にあたっては、幕末から昭和20年代までに造られた土木施設の中で歴史遺産と呼ぶにふさわしい「近代土木遺産」の中で最も高い評価を受けたAランクの構造物を中心に選出されます。
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「野蒜築港120年委員会」の活動では、フォーラム開催などによる地元住民との意見交換や聞き取り調査、「企業公債」に関する新しい文献の発見とその中にみる設計・工事費変更など土木事業の説明責任のあり方、河口港突堤の崩壊シミュレーションなど近代土木技術の検証などが行われてきた。
さらに、レンガ技師「植木留吉」のオリジナル劇などを行った宮城県鳴瀬町立浜市小学校による学習成果発表の場の提供、宮城県石巻工業高等学校での「出張講義」、野蒜築港ファンクラブの設立など、総合的な学習・生涯学習への取り組みに側面からのサポートを行ってきている。
また、「明治三大築港」である三国港(福井県三国町)、三角港(熊本県三角町)、野蒜港(宮城県鳴瀬町)との連携では、多元テレビ電話中継による各地域の小学校の総合学習成果発表および非営利団体の意見交換などを行ってきた。
(※選奨土木遺産:土木遺産の顕彰を通じて歴史的土木構造物の保存や活用を図ることを目的として、土木学会が創設した制度)
東北支部では、このたび、平成20年度土木学会選奨土木遺産認定された「直江兼続治水利水関連施設」に関するパンフレット『直江兼続のまちづくり(治水編・利水編)』を作成いたしました。
このパンフレットは、「土木遺産」の紹介にとどまらず、学習教材・観光歴史資料などとして活用してもらうことを目的に(社)東北経済連合会様の協賛をいただき作成したものです。
このパンフレット作成にあわせて、関連の「絵はがき」も作成いたしました。