工事全体を通して設計情報を利活用することによる施工管理効率化検討
山元 弘 独立行政法人土木研究所 技術推進本部 先端技術チーム 〒305-8516 茨城県つくば市南原1番地6号、h-yamamo@pwri.go.jp
大山 敦郎 独立行政法人土木研究所 技術推進本部 先端技術チーム 〒305-8516 茨城県つくば市南原1番地6号、ooyama55@pwri.go.jp
藤島 崇 社団法人日本建設機械化協会施工技術総合研究所 研究第三部 〒417-0801 静岡県富士市大渕3154、fujishima@cmi.or.jp
池田 直広 社団法人日本建設機械化協会施工技術総合研究所 研究第三部 〒417-0801 静岡県富士市大渕3154、ikeda_n@cmi.or.jp
【抄録】 情報化施工による施工管理の効率化は,情報を効率的に再利用することによって実現される.しかし,今まで行われてきた検討では,1工種,1サービスによる効率化検証のみ行われてきた.そのため,情報の再利用の頻度が低く,大きな効果を上げることは困難であると考えられている.実際の工事で実現すべきは,何度も利用される情報を効率的に提供・利用し,全体の作業効率向上を図るものである.本検討では,一般的に実施されている工種の施工管理業務に情報化技術を導入し,道路改良および舗装の模擬工事を実施して各工種の効果を検証することで,1工事全体の効率化を検証した.
【キーワード】 情報化施工,基本設計情報,3次元施工管理,施工管理業務,生産性向上