cube_mid_b.gif (542 バイト) コンクリート委員会
203 英文コンクリートライブラリー編集小委員会

2000年度 活動報告

(1)委員会構成

 関博委員長、服部篤史幹事、他10名の委員、1982年6月発足(No.1は1983年7月に発行、最新号はNo.35で2000年6月に発行)

(2)活動目的

 本小委員会は、土木学会コンクリート委員会に属する第2種小委員会として、コンクリート委員会の活動目的に準じ、日本のコンクリート工学の現状を、英語により海外ならびに国内に報告することを目的とする(内規より)。

(3)活動状況

@現在までの活動

(a)年間の活動スケジュールについて

 本小委員会の今期の年間スケジュール(1999年〜2000年)を、以下に示す。本小委員会は4月と10月の年2回の開催頻度である。

開  催 開 催 日 開 催 場 所 出席者人数
第37回 1999年度 第2回 1999年10月22日(金) 土木学会会議室 7名
第38回 2000年度 第1回 2000年05月15日(月) 土木学会会議室 11名
第39回 2000年度 第2回 2000年10月 開催予定    

(b)販売状況について

 2000年8月現在での、国内外におけるCLIの販売部数は以下の通りである。

  販 売 件 数 販 売 冊 数
  前年度から増減   前年度から増減
国内 78件 (-1) 95冊 (-13)
海外(※) 19件 (+2) 19冊 (+1)
合  計 97件 (+1) 114冊 (-12)

(※)海外の販売先内訳

中国 3件 (+1) シンガポール 2件 台湾 1件
カナダ 1件 (-1) アメリカ 3件 ドイツ 3件 (+1)
イタリア 1件 (-1) ポルトガル 2件 (+1) スウェーデン 1件 (-1)
イギリス 1件 オーストラリア 1件 タイ 1件 (+1)

 海外・国内への販売促進は、ホームページを充実させることにより実施した。

(c)英文論文集等検討会について

  • 1995年より、論文集編集委員会は、英文論文集を編集している各部門の小委員会委員長ならびに幹事からなる英文連絡会議を開催した(頻度: 年1回)。

 会議の主な目的は、各部門のデザインや編集・販売方法などを統一することにより、土木学会発行の英文論文集の流通の活性化を目指すことであり、本小委員会も連絡会議に参画していた。

 本会議により、表紙デザインの統一という点では合意に達しており、CLIではNo.31より表紙デザインを変更した。しかし、版サイズの変更(B5→A4)、各紙の編集方針・編集体制の統一ならびに経費等の点で整合性がとれないなどの未解決の問題があり、今後も各紙との情報交換を行ってゆく必要があった。

  • 1999年より、理事会・企画運営連絡会議・調査研究部門は、英文論文集を編集している各部門、国際委員会、情報化検討特別委員会などから選出した委員による英文論文集等検討会(主査理事: 池田駿介)を開催した(第1回=1999年10月19日、第2回=1999年11月30日)。

 会議の主な目的は、広報的性質の現状から、英文論文集等の基本理念として、世界規模の研究交流、研究の速報性、情報公開の促進、マルチメディアの利用等を基本においたInternational Journalを目指すことであった。本小委員会も検討会に参画していた。

 課題として、以下の項目などが挙げあられていた。

  • 国内外からの投稿(国際投稿の受理)
  • 海外会員(留学生を含む)の増大
  • 海外の出版社への業務委託
  • 電子ジャーナル化の試み
  • 著作権の学会への譲渡
  • Regional editors & reviewersの依頼
  • Citation indexへの掲載(Impact factorへの配慮)
  • デザインとロゴの統一
  • 人材確保と財政支援

 本会議の報告は、「土木学会英文論文集のInternational Journal化を目指して」、理事・池田駿介、土木学会誌、Vol.85、May 2000、pp.78-79に掲載されている。

(d)英文論文集等検討会への対応について

 (c)における検討の結果、英文論文集検討会と情報化委員会から、上記の方向に向けて何らかの対応をするよう本委員会へ打診があった。これに対し、本小委員会では、他学会の動向や提供されている電子化システムに関する情報を収集するとともに、CLIのCD-ROM化等種々の検討を行ったが、具体的な変更には至っていない。

 また、課題として以下の項目などが挙がっている。

  • 予算面など、学会としての取り組みが必要である。
  • 本委員会はコンクリート委員会に属する第2種小委員会であるので、コンクリート委員会への打診が必要である。
  • 新規投稿に対応する英文論文集としてCLIを位置付けるかどうか、検討を要する。

 なお、上記の検討結果はコンクリート委員会常任委員会および情報化委員会に報告済みである。

A今後の活動予定

 今後の活動予定としては、更なる販売促進を行うとともに、コンクリート委員会や情報化委員会からの意見を集約し、英文論文集等検討会の主旨と現状とのすり併せを行っていく予定である。

 

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