「土木の絵本」は、(財)全国建設研修センターが土木の仕事とは何か、またその社会的な役割と価値を子供たちに理解・認識して欲しいという目的から、絵本として企画・発行したもので、以下の全5巻シリーズからなっている。
第1巻 「水とたたかった戦国の武将たち」(1997.2)
第2巻 「人をたすけ国をつくった坊さんたち」(1997.10)
第3巻 「おやとい外国人とよばれたひとたち」(1998.11)
第4巻 「近代土木の夜明け」(1999.9)
第5巻 「海をわたり夢をかなえた土木技術者たち」(2002.3)
「土木の絵本」は、全国公立小学校に配布され、副読本や調べ学習など様々な形で活用された(いる)。
しかし、「土木の絵本」を使用する小・中学校の教員はすべて土木系の教育を受けてきたわけではないので、絵本に登場してくる人物を知らないケースも少なくないと考えられる。
現在、筆者は教育現場に従事していないので詳細はわからないが、授業中教員の何気に話す人物のエピ
ソードなどに興味を持ったもので、未だに頭に残っているものもある。そこで、明治時代に活躍した人物
に焦点を当てた第4巻を例にして、歴史的に有名な人物との関係などを雑学的に紹介し、ひとつでも授業
の役にたてば幸いである。
キーワード:土木の絵本、明治時代
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