A−39

コストおよびエネルギー消費量による一般廃棄物広域化シナリオの比較に関する研究

 

羽原 浩史1・松藤 敏彦2・田中 信壽3・井上 真智子4

 

1正会員 北海道大学大学院工学研究科博士後期課程(〒060-8628 札幌市北区北13条西8丁目)

2正会員 工博 北海道大学大学院助教授 工学研究科環境資源工学専攻廃棄物処分工学分野(同上)

3正会員 工博 北海道大学大学院教授 工学研究科環境資源工学専攻廃棄物処分工学分野(同上)

4非会員   工修   (株)東京設計事務所(〒100-0013  東京都千代田区霞が関3-7-4)

 

本研究ではまず広域化の制約条件となる収集輸送条件を検討した.次に広域化を想定した場合の中心都市や周辺自治体の人口規模,中心都市から周辺自治体までの距離を定めた広域モデルを設定し,現在考えられる主なごみ処理シナリオについて,LCA的な観点から広域化によるコスト,エネルギー消費量の変化を計算した.これらによって,広域処理によるコスト(コストの内訳を含む),エネルギー消費量を比較検討し,リサイクル型のごみ処理シナリオが成立する条件を検討した.最後に標準広域モデルのパラメータ感度分析を行った.

 

Key  Words : Regional solid waste management system, waste collection and transport, cost and energy consumption