土木史研究発表会原稿執筆要領

土木史研究編集小委員会

本執筆要領は、論文集の品格を高め、論文のoriginalityの確保、将来における国際交流の基盤づくりを目的とし、あわせて、読者にとって読みやすく、わかりやすい論文の作成を目ざすものである。

1. 印刷方法： Ａ４判の原稿を、そのままオフセット印刷する。
2. 印字方法： ワードプロセッサーかタイプライターで印字し、横書き２段組とする（書式見本参照）。写真は印画紙（光沢紙）に焼き付けたものを原稿に貼りつけること。ただし、分解能が高ければ、ビットマップイメージを出力したものでもかまわない。
3. 原稿の書き方
1. 論文テーマ：自由（時代、対象、範囲等、すべて自由）。ただし、下記に考慮されたい。
1. 既往の研究： 自己の論文に関連した既往の研究について論文の冒頭で触れる。
2. 比較評価： 時代、地域、対象等を限定した論文の場合、テーマを過大評価しがちになるので、他の似たような事例を検討し、可能な限り比較評価を試みる。
3. 史実： 歴史辞典、人名辞典等に記載されている程度の周知の事実については最低限照合する。
4. 論文引用： 他の論文や著作からの引用は、下記ｘ.を参照の上、引用先、引用部位を明確に示す。
2. 表　題：簡単でかつ論文の内容に見合った表題を和文と英文の双方で示す（副題も可）。
3. 著者名：著者名を１行にして右寄せで記入し、論文１ページ目の脚注（左下）に全著者の会員種別（非会員の場合は空白）、学位、所属、第一著者の連絡先住所を書く。
4. 論文要旨： 英文要旨（100〜250語）、もしくは、和文要旨（200〜500字）のいずれかを記載する。
5. キーワード： 脚注（著者欄の上の行）に、３個程度（時代、内容、対象等）のキーワードを記す（ただし「土木史」のような汎用語は不可）。
6. 章、節、項： 下記のように表記する。なお、新しい章に移る場合は必ず１行あけること。
• 章　 １ ， ２ ， ３ ・・
• 節　(１) ， (２) ，(３) ・・
• 項　 ａ) ， ｂ) ， c) ・・
7. 図、表、写真： 歴史論文であるため文章が長くなりがちであるが、図表化できるものは可能なかぎり図表化し、読者に一目でわかるようにする。また、できるかぎりoriginalの図・表・写真を作成・使用することが望ましい。その場合、原図等であることを示すため、作成者名、撮影者名を記すこと。引用の図・表・写真は原典を明示し、引用図表を修正・加筆した場合はそれがわかるように示す。
• （例）
•  写真-1　大河津分水記念碑（撮影：○○,1982.11.29）
•  図-2　明治29年新潟平野浸水区域図（作成：○○）
•  図-3　大正6年新潟平野浸水区域図（原図：○○新聞,1917.10.2）
•  図-4　信濃川下流河道変遷図（岩田孝三,「越後平野の河川境界に関する研究」（1933年）の原図に修正・加筆）
8. 年の表示法： 西暦で記載し、（　）内に和暦を併記する。海外事例の場合は西暦のみとする。
9. 参考文献の表示方法：
• 単行本の場合：著者名、『書名』、発行所、ページ、発行年
• 論文の場合　：著者名、論文名、雑誌名、巻号、発行所、ページ、発行年
• 注１：単行本には『　』をつけ、論文との違いをわかりやすくする。また単行本で発行所が官公庁等で著者名のないものは、書名から書きはじめて良い。
• 注２：参考文献の「ページ」の表示に不備がないよう特に注意する。
10. 引用の方法：
1. 文章をそのまま引用する場合：引用文の前後を1行空け、引用文を1字下げるか、「　」等で囲む。
2. 引用文を本文中に記述する場合：引用文を挿入する場合はそれを「　」等で囲む。著者の表現で記述する場合は不要。
• a.,b.いずれの場合も、必ず引用箇所の直後に（　）内で引用文献を記すか、または参考文献の表記方法に従って引用箇所末に番号を付し、引用文献を示すこと。
• 注：過去に無断引用の問題が生じているので、引用に際しては著者責任の下十分注意されたい。

以上