水の都バンコク,そこには水と共生するくらし本来のあり方と人々のエネルギッシュな生活がある. 生活様式や習慣は,自然な人と水との関わりによって生み出された..年中行事である雨期の洪水にも, 人々は悠然と構えている. そんなタイの魅力的な原風景が,今,安全性を求める代償として失われつつある. そこで,バンコクにおいて防災機能の確保を前提として,タイにあるべきタイらしい. 豊かな水辺空間の継続を可能とする都市システムの提案をする.