平成14年度第1回 土木計画学研究委員会 議事録
日時:平成14年6月7日(金)12:00〜13:00
場所:名古屋大学講義室
出席者:稲村委員長,林,三星の各副委員長,高田,森地の各小委員長,小林幹事長,安藤(良),井上,奥村,岸野,元田,横山(哲)の各委員,大口,岡本,柿本,岸,寺部(書記担当代理),早崎,秀島の委員兼幹事,高木(宮城・村橋研究小委員長代理),佐々木(安藤(昭)代理),清水(内山研究小委員長代理),家田東京大学大学院教授,工藤学会担当
欠席者:内山,喜多,黒田,佐藤(馨),谷口,宮城,村橋の各研究小委員長,安藤(昭),大月,荻野,小野,貝原,河野,佐藤(浩),関根,多田,谷岡,文,松本,安井,横山(克)の各委員,佐々木,武山,谷本,堤,羽藤,藤井,南の各委員兼幹事,高田書記担当,松中IP担当
配布資料
資料1:平成13年度第2回土木計画学研究委員会・議事録(案)
資料2:「流域管理と地域計画の連携方策研究小委員会」設立の提案について
資料3:道路利用の効率化および環境負荷軽減のためのITS研究小委員会 活動報告
資料4:ワンデーセミナー開催企画書(道路利用の効率化および環境負荷軽減のためのITS研究小委員会)
資料5:規制緩和後におけるバスサービスに関する研究小委員会 活動報告
資料6:ITS社会に向けた交通事故分析に関する研究小委員会 活動報告
資料7:平成13年度土木計画学研究委員会 活動報告
資料8:高齢社会における交通システム整備の体系に関する研究小委員会 平成13年度の活動のまとめ
資料9:土木計画学研究委員会 国際化への対応WG 報告
資料10:土木学会「第26回土木計画学研究委員会(秋大会)」第1回実行委員会 議事録
資料11:土木計画学研究委員会委員長の公選制度
議題
1.委員長挨拶
2.審議事項
@平成13年度第2回土木計画学研究委員会・議事録(案)について
小林幹事長より,資料1に基づき標記に関する説明があり,当議事録を承認した.
A水理委員会との共同所管小委員会の設立について
家田より,資料2に基づき,標記の協同所管委員会(流域管理と地域計画の連携方策研究小委員会)の設立に関する提案があった.
6月5日の第1回幹事会において出された,水理研究委員会および計画学委員会の主従関係に関する質問に対して,ひとまず主従をつけず設置して,何か問題が生じたら両委員会の委員長に相談し事の解決を図ることとの対応案が出された.また,小委員会に対するオブリゲーションは,両委員会からの指示を受けるつもりであると表明された.水理研究委員会では本小委員会の設立に関して内諾を得た段階であるとのことを受け,本委員会においても設立が承認された.
B研究小委員会の活動について
清水より道路利用の効率化および環境負荷軽減のためのITS研究小委員会(資料3,4)について,岸野より規制緩和後におけるバスサービスに関する研究小委員会(資料5)について,清水よりITS社会に向けた交通事故分析に関する研究小委員会(資料6)について,横山(哲)より高齢社会における交通システム整備の体系に関する研究小委員会(資料8)について,岸より大規模社会基盤施設の計画史的評価に関する研究小委員会(資料無し)について,家田よりITを活用した効率的かつ環境に優しい都市圏物流システムに関する研究小委員会(資料無し)について,高木より災害リスクマネジメント研究小委員会(資料無し)について,活動状況などが報告された.
資料3の今後のスケジュールに関して,ワンデーセミナー開催などの年が2001年からとなっているが2002年9月からであること,ITS社会に向けた交通事故分析に関する研究小委員会では小委員長の交代を来秋に考えていること,高齢社会における交通システム整備の体系に関する研究小委員会では今年度中に活動修了予定であることなどが追加され,全研究小委員会の活動について承認された.
稲村より,いくつかの研究小委員会が本委員会での活動報告を必要とは必ずしも考えていないのではないかという懸念が示された.森地より本委員会にて活動承認されないと土木学会理事会にかけられないためであるとの補足がされ,小林より各研究小委員会は本委員会にて活動報告をするよう指示があった.
C国際化への対応WGについて
林より標記の活動について資料9に基づいて説明があった.これに対して,森地よりこの人材データベースと土木学会技術推進機構の技術者登録との間を整合させた方がよいとの指摘があった.また稲村より春大会実施中のアンケート内容に関して,どのような役割で派遣されたかという経験や,派遣年や派遣国を書かせるようにした方がよいのではないかとの意見が出された.
D秋大会の準備状況について
佐々木より標記について資料10に基づいて説明があった.これに対して,懇親会はあった方がよいとの立場から主なスケジュール(案1)の方が望ましいとの意見が出された.
E来年度春大会の準備状況について
寺部より標記について,開催校委員会委員長を森地とし委員を学内で組織しつつあること,2003年6月第1週の金〜日曜日を候補として学園祭や他学会の動向と調整を進めるとの説明があった.
F委員長公選制度について
小林より標記について資料11に基づいて説明があった.これに対して,以下のような意見が出された.
(書記・寺部のミスにより発言者の記録無し)
・直接投票する意義と,効果や欠点を考えて方法を選んだ方がよい.
・委員会で信任を得ているということが明確であれば現行のままでよい.
・水理委員会やコンクリート委員会は投票で選出している.
・学術会議での選出は参考になるのではないか.
・有権者は600人程度と予想される.
・選挙権を与える手続きが不透明である.
・応用地域学会のように,副委員長を選挙し,次期委員長とする方法がよいのではないか.
・委員長に立候補する人がいればよいが,現状ではいないであろう.
・自ら委員長になりたいと考える人は,むしろ適任ではないこともある.
・外部から見て,透明性が確保されていればよい.
・選考委員会を設置してそこで委員長を選ぶと良い.
・選考委員会のメンバーを誰にするかが問題となる.
・選考委員会で選んでも,選考理由がオープンであればよい.
・きちんと仕事をする人を選ぶべきである.
・選出の際に年功序列は良くないが,かといって若すぎると年上の方に委員長が仕事を割り振ることとなり,それはやりにくいだろう.選出ルールの透明化が必要である.しかし透明=公平ではない.
・現行の方法の欠点を消していけば,投票にこだわらなくてもいいと思う.
以上のような議論の結果,次回に再度提案することとなった.そのために関係する委員や幹事は任期を延長する可能性がある.
以上