日時:平成15年6月6日(金)18:00〜20:00
場所:東京大学(本郷)1号館1階14号講義室
出席者:林委員長,三星副委員長,越澤副委員長,小林幹事長,溝上新幹事長,家田,喜多,宮城の各研究小委員長,岡本,梶田,岸,木村,竹林,谷本,寺部,羽藤,秀島,藤井,松中,松本(幸),矢嶋,山田の各委員兼幹事,清水開催校担当幹事,岩倉,片田,柴田,榊原,鈴木(聡),山本の各新委員兼幹事,安藤(昭),佐藤,高橋,横山(哲)の各委員,坂本(拓),鈴木(直),屋井の各新委員
欠席者:岸井新副委員長,内山,佐藤,谷口,宮本,村橋の各研究小委員長,岸野,杉山,坂本(邦),高田,萩原の各委員兼幹事,柿本,堀口,吉井の各新委員兼幹事,安藤(良),石原,井上,の各委員
朝倉,井戸,貝原,池田,の各新委員
出欠を確認できなかった方:大口委員兼幹事,荻野,小野,関根,多田,松本(雄),横山(克)の各委員
配布資料
資料1−1:平成15年度 第1回土木計画学研究委員会 議事次第案
資料1−2:政策重点課題特別セッション プログラム概要
資料1−3−1:規制緩和後におけるバスサービスに関する研究小委員会 活動報告
資料1−3−2:PFI研究小委員会 活動報告
資料1−3−3:道路利用の効率化および環境負荷軽減のためのITS研究小委員会 平成14年度活動資料1−3−4:ITS社会に向けた交通事故分析に関する研究小委員会 活動報告
資料1−3−5:「ITを活用した効率的かつ環境に優しい都市圏物流システムに関する研究小委員会」活動報告
資料1−3―6:災害リスクマネジメント研究小委員会活動経過報告
資料1−3−7:大規模社会基盤施設の計画史的評価に関する研究小委員会 活動報告
資料1−4:継続教育実施連絡会からの報告
資料1−5−1:平成14年土木計画学研究委員会委員構成
資料1−5−2:平成14土木計画学研究委員会連絡表
資料1−5−3:平成15年土木計画学研究委員会委員構成(案)
資料1−5−4:平成15年土木計画学研究委員会連絡表(案)
資料1−6:平成15年度 組織図
資料1−7:平成15年度 計画学委員会 組織の機能・活動 図
資料1−8:「STサービス・交通バリアフリー計画研究小委員会」設置企画書
● 報告事項
(1)春大会実施状況について
・清水開催校担当幹事より,目立ったトラブルなしとの報告がなされた.また,講義の関係で会場の確保が多少困難であったため,分散開催となった点理解頂きたいとのことであった.参加者は前回並みの見通しであるとの報告がなされた.
(2)政策重点課題プロジェクト活動状況について
・越澤副委員長より,政策重点課題プロジェクト活動状況について,林委員長の発案のもと,新たな試みとして,昨年から開始され,現在3つのグループがある(期限は来年まで).今後は,各グループごとに独自に発展させていく方針であるとの報告がなされた.
(3)本年度全国大会討論会について
・山田委員兼幹事より,本年度全国大会討論会に本研究委員会提案の災害リスク,流域管理(水理委員会とのジョイント)の二つが採択されたとの報告がなされた.
(4)小委員会活動状況について(各小委員会)
・喜多研究小委員長より,規制緩和後におけるバスサービスに関する研究小委員会の活動について,調査活動,分科会の設置の二本立てで活動を進めており,昨年度末ワンデーセミナーを開催したとの報告がなされた.また,来年6月頃を目処にハンドブックの出版を予定しており,そのための編集小委員会を設置し,事務局は谷本小委員会事務局であるとの報告がなされた.
・秀島委員兼幹事より,PFI研究小委員会の活動について,本研究小委員会は当初は建設マネジメント研究委員会のもとで設置されたが,建設マネジメント研究委員会との調整を終え,今回計画学研究委員会でも活動が認知されることとなったとの報告がなされた.現在,43名の委員で活動を進めており,今後は成果の出版を検討しているとの報告がなされた.
・清水開催校幹事より,道路利用の効率化および環境負荷軽減のためのITS研究小委員会の活動について,現在,各サブWGごとに活動をしており,年2〜10回の研究会が開催されているとの報告がなされた.また,本年秋を目処にワンデーセミナーの開催を予定していること,来年3月末で活動終了予定であること,ITS社会に向けた交通事故分析に関する研究小委員との合同でシンポジウムを企画中であるとの報告がなされた.
・清水開催校幹事より,ITS社会に向けた交通事故分析に関する研究小委員会の活動について,本年3月にワンデーセミナーを開催し,今後は,道路利用の効率化および環境負荷軽減のためのITS研究小委員会との合同でシンポジウムを企画中であるとの報告がなされた.これに対して,三星副委員長より,交通安全監査制度について検討をされているかとの質問がなされ,是非今後検討頂きたいとの要望が出された.
・山田委員兼幹事より,ITを活用した効率的かつ環境に優しい都市圏物流システムに関する研究小委員会の活動について,昨年度は研究費助成団体への研究成果報告書を作成するとともに,昨年11月29日にワンデーセミナー「効率的で環境にやさしい物流システム」を開催した.さらに,本年度は11月にワンデーセミナーを開催予定であるとともに,研究成果の出版を検討しているとの報告がなされた.これに対して,小林幹事長より,研究小委員会としての活動を報告して頂きたいとの意見が出された.また,小林幹事長より,本年度検討している研究成果の出版について,土木学会から出版されるのかとの質問がなされ,これに対して山田委員兼幹事より,土木学会以外からの出版も検討中であるとの回答がなされた.これに関連して,三星副委員長より,計画学研究委員会の名前を付けて出版できないようであれば研究小委員会を解散した方がよいのではとの意見が出された.
・小林幹事長より災害リスクマネジメント研究小委員会の活動について,現在,タスクフォースグループ,リサーチグループが並行して活動中であり,タスクフォースグループでは,春大会でミニシンポジウムを開催しており,リサーチグループでは,11月ごろにワンデーセミナーの開催を予定しており,さらに,研究成果として「防災の経済分析:その評価と施策」の出版を予定しているとの報告がなされた.また,多々納研究小委員会委員より災害調査論についての報告がなされた.
・岸委員兼幹事より大規模社会基盤施設の計画史的評価に関する研究小委員会の活動について,3月13日にワンデーセミナーを開催し,現在,最終アウトプットを検討中との報告がなされた.これに対して,三星副委員長より認定技術者制度に関連した検討をして頂きたいとの要望が出された.
・片田新委員兼幹事より流域管理と地域計画の連携方策研究小委員会の活動について,現在,研究テーマの公募を実施し,共同研究を予定しているとの報告がなされた.これに対して,三星副委員長より,災害調査に関連し,重点的に取り組むべきとの意見が出された.また,小林幹事長より災害リスクマネジメント研究小委員会と一緒に災害調査に関する検討をお願いしたいとの要望がなされた.
・横山委員兼幹事より,資料1−8に基づいて高齢社会における交通システム整備体系に関する研究小委員会の活動について報告がなされた.また,三星副委員長より,本年3月にワンデーセミナーを開催し115名の参加者があった旨報告がなされた.さらに,三星副委員長より,土木計画学研究委員会主催で国際会議(TRANS 2004)が開催される旨報告がなされた.
(5)秋大会準備状況につい
・廣畠開催校委員より,秋大会は11月27日〜29日に開催されるとの報告がなされた.また,今後,開催校委員会を設置する予定であるとの報告がなされた.
・宮城小委員長より,計画学研究の論文数が増加しつつあり,委員一人あたりの負担が増加したため,編集小委員会の委員を増数したいとの提案がなされた.
・小林幹事長より,春大会と秋大会のスケジュールについて,検討頂きたいとの要望が出された.これに対して宮城小委員長より,現在小委員会において検討中であるとの報告がなされた.
(6)その他の委員会活動状況について
・谷本委員兼幹事より,情報局の活動について土木計画学に関する情報収集・提供の活性化,ホームページおよびIPメールについて報告がなされた.また,土木学会全体としては,JSCE.jp(土木学会情報ポータルサイト)が設置されているとの報告がなされた.さらに,平成15年3月20日に京都大学から土木学会サーバーへ移行し,現在のところ問題点はないとの報告がなされた.
・横山委員兼幹事より,資料1−4に基づいて,継続教育に関して,今後は,CPD認定申請書を提出頂き,認定してもらって頂きたい旨連絡がなされた.
(7)委員会機能と組織の見直し・内規改正について
・小林幹事長より,審議事項1と重複するため省略する旨報告された.
(8)委員公募の実施について(7月実施する)
・小林幹事長より,本年は公募を実施したい旨提案され,了承された.
(9)その他
・家田開催校委員会幹事長より,明日のランチョンミーティングについて報告がなされた.
● 審議事項
(1)委員会・幹事会新体制について
・林委員長より,三星副委員長,小林幹事長の退任に伴い,岸井新副委員長候補,溝上新幹事長候補が推薦され,承認された.
・林委員長より,資料1−6,1−7に基づいて,副委員長3名制(大学外の定員を1つ増設),編集小委員会の名称改訂や業務内容の変更,常任委員会の設置,幹事会の組織など土木計画学研究委員会組織改正案について説明がなされ,承認された.
・越澤副委員長より,常任委員会の責務について意見が出され,林委員長より,今後検討していくとの回答がなされた.
・林委員長より,屋井常任委員候補,朝倉常任委員候補,杉山常任委員候補が推薦され,承認された.
・岡本委員兼幹事より出版小委員会と本部の出版委員会と連携して活動を進めていくべきとの意見が出された.
(2)春大会次回開催地案について
・宮城小委員長より,来年の春大会は神戸大学で開催されることが報告された.
(3)秋大会次回開催地案について
・宮城小委員長より,秋大会については,山口大学が有力候補であるとの報告がなされた.
(4)その他
・横山委員兼幹事より,資料1−8に基づいて「STサービス・交通バリアフリー計画研究小委員会」設置企画について説明がなされ,承認された.これに関連して,三星副委員長より,STサービスに重点を置いている点が今回の特徴であるとの説明がなされた.
・三星副委員長より認定技術者制度の活動について,現在は,構成委員を匿名にし,活動している.また,本年度からは,大学卒業1年目の者から受験可能となったとの報告がなされた.
・林委員長より,国土交通省が検討している交通需要予測マニュアルを土木学会の出版物として出版するための研究小委員会の設置の進め方が提案された.これに対して,喜多小委員長より,社会からの疑義を産まないような方策が必要であるとの意見が出された.さらに,宮城小委員長より,役所主導でマニュアルを策定しても良いが,実態として学会のメンバーが多数加わっているのであれば,学会として出しても良いのではないかとの意見が出された.最終的に,研究小委員会の設置の進め方が承認された.
以上