平成15年度 第1回土木計画学研究委員会幹事会 議事録

日時:平成15年4月1日(火)10:00〜12:00
場所:土木学会
出席者:林委員長,三星副委員長,越澤副委員長,小林幹事長,岡本,梶田,岸,高田,谷本,萩原,羽藤,秀島,藤井,松本の各委員兼幹事,工藤学会担当,井上,中川
欠席者:大口,岸野,木村,坂本,杉山,竹林,寺部,松中,矢嶋,山田の各委員兼幹事,清水開催校担当幹事

配布資料
資料1:平成15年度第一回土木計画学研究委員会幹事会 議事次第案
資料2:土木計画学研究委員会運営内規
資料3:別紙 政策重点課題プロジェクトの活動について
資料4: 〃
資料5:委員会,幹事会の組織改革に関する提案
資料6:規制緩和後におけるバスサービスに関する研究小委員会 平成14年度活動報告
資料7:大規模社会基盤施設の計画史的評価に関する研究小委員会 活動報告
資料8:災害リスクマネジメント研究小委員会活動経過報告
資料9:土木計画学研究委員会組織図
資料10:メーリングアドレス一覧
資料11:土木計画学ワンディセミナー「関西からの復権! 都市計画に未来はあるか?」
資料12:土木計画学研究委員会 報告・提案

報告事項

1.春大会について

・秀島幹事より,寺部幹事の異動に伴う開催校担当幹事の後任を清水哲夫先生に務めていただく旨報告がなされた.
・藤井幹事より,3月31日(月)で論文の応募を締め切った.各セッションに十分な論文数が確保できそうであるとの報告が なされた.

2.秋大会について

・秀島幹事より,豊橋科学技術大学にて開催予定の秋大会の日程が11月27日(木)〜29日(土)に決定した旨,報告がなされた.

3.最近開催されたワンディセミナー

・谷本幹事より,3月20日(木)にワンディセミナー「規制緩和後のバスサービス −現状と課題」を開催し,100名以上の参 加人数があり,参加者数のうち1割以上が国や市町村からであった旨報告がなされた.
・岸幹事より,3月13日(木)にワンディセミナー「大規模社会基盤施設の計画史的評価」を開催し,40名の参加人数があっ た旨,報告がなされた.

4.今後開催予定のワンディセミナー

・三星副委員長より,5月16日(金)に,高齢社会における交通システムの体系に関する研究小委員会においてワンディセ ミナーの開催を予定している旨,報告がなされた.
・越澤副委員長より,資料11に基づき,6月27日(金)にワンディセミナー「関西からの復権! 都市計画に未来はあるか」 を開催する予定である旨,報告がなされた.土木学会関西支部と財団法人都市計画協会が共催である.

5.平成15年度全国大会研究討論会について

・秀島幹事より,資料1の2枚目に基づいて説明がなされた.流域管理と地域計画の連携方策研究小委員会と災害リスク マネジメント研究小委員会の二つの小委員会から応募があり,それらの採択を現在検討中である.二つのうち一方のみを 採択する場合には,前者の小委員会が優先されることとなっている.

6.土木学会重点研究課題(研究助成金)採択について

・秀島幹事より,政策重点課題プロジェクト「土地利用コンフリクト」(代表者:土井主査)の研究課題を平成15年度の重点 研究課題(研究助成金)に申請したところ,採択された旨,報告がなされた.なお,予算は32万円である.

7.2月10日臨時運営会議について

・秀島幹事より,資料1の3枚目に基づいて説明がなされた.
・岡本幹事より,最高裁判所からの依頼に関して,それに対応できるだけの体制が確保できているのかについて質問が出 された.これについて,小林幹事長より,本研究委員会にはまだそれに対応できる人材や,活動を支援する組織も十分に 整備されていないのが実状であるが,その分野は重要であり,今から研究テーマを立ち上げていくための企画立案などを 戦略部会にお願いをしているとの回答がなされた.
・越澤副委員長より,資料1の3枚目にある「拡大三役会議」は「臨時運営会議」に改めるべきであるとの意見が出され,今 後はその名称とすることが了承された.

8.3月12日戦略部会および情報局合同会議について

・梶田幹事より,資料1の4枚目に基づいて説明がなされた.
・井上氏,中川氏より,別紙(左上にH14会長特別委員会WEB_WGとあるもの)およびホームページに基づいて,会長特別 委員会におけるホームページの改善活動状況についての説明・デモンストレーションがなされた.各研究委員会との連携 として,SLASHボックスによる委員会情報,委員会専用スペースの提供を考えており,6月にSLASHボックスのマニュアル が完成次第,それを計画学研究委員会の担当者に配布する予定である.それに基づいて計画学研究委員会での活動を 検討していただきたいとの説明があった.
・小林幹事長より,学会全体として誰が責任をもってやるかなどが検討の途上であるため,その経過を踏まえ,特別委員会 と連携しつつJSCE.jpの使い方を検討してほしいとの要望が情報局に出された.

9.政策重点課題プロジェクト連絡調整会議について

・越澤副委員長より,資料3に基づいて説明がなされた.
・三星副委員長より,プロジェクトを解散した後についても,部会のコアメンバーについては,引き続き議論を継続する方向 を考えていただけばとの要望が出された.
・小林幹事長より,研究小委員会などにつなげていくことも考えたいとの方向が示された.
・三星副委員長より,土地利用コンフリクトという名称から実際の内容がイメージできないのではとの意見が出され,例えば ,「社会資本整備におけるコンフリクト」などへの改名を検討したい旨,林委員長より回答がなされた.なお,「政策及び計 画・事業スキーム基本問題検討部会」については,「社会資本政策部会」に改名したとの報告がなされた.

10.その他

・三星副委員長より,資料12に基づいて説明がなされた.土木学会が国際会議TRANSEDを主催することになった経緯とし て,TRBが共催する会議を主催する形は避けたいとの意向が国土交通省にあり,土木学会に主催していただきたいという 強い依頼が国土交通省からあったためとの説明がなされた.なお,実行委員長は秋山先生(東京都立大),論文委員は 新田先生(大阪大)である.秋大会の研究討論会については,土木計画学における教育についての議論を長らくしていな いため,それをしてはどうかという狙いである旨,説明がなされた.
・小林幹事長より,計画学研究委員会のみで国際会議TRANSEDの主催を決定できるのかとの質問が出された.これに対 して,工藤学会担当より問題ない旨,三星副委員長より,学会が拠出する資金がない場合には,研究委員会での承認が あれば理事会には事後承認でよいと聞いている旨,回答がなされた.
・国際会議の開催を了承することとし,次回の委員会で諮っていただくこととなった.
・小林幹事長より,土木計画学だけに限定せず,Jabeeや生涯教育の委員会とも連携をとってシンポジウムという形で開催 していただきたいとの要望が出された.
・林委員長より,シンポジウムのキーワードは生涯教育がよいのではないかとの意見が出された.
・谷本幹事より,資料6に基づいて,規制緩和後のバスサービスに関する研究小委員会の活動報告がなされた.
・岸幹事より,資料7に基づいて,大規模社会基盤施設の計画史的評価に関する研究小委員会の活動報告がなされた.
・秀島幹事より,資料8に基づいて,災害リスク研究小委員会の活動報告がなされた.
・小林幹事長より,すべての研究小委員会,特に今回報告のなかった研究小委員会については,次回の委員会で活動を 報告するよう要請が出された.ワンディセミナーの担当(高田幹事)が,その旨各小委員会に周知することとなった.

審議事項

・越澤副委員長より,資料5に基づいて説明がなされた.
・三星副委員長より,これまでの経緯を踏まえる必要があり,前委員長の在任中より暗黙に想定されているルール(例えば 西東交代や年齢順)の成立背景や意義を再確認すべきであり,結論を出すには時間を要するとの意見が出された.
・工藤学会担当より,以前は越澤副委員長が提案する体制であったが,その時々の要請を受けて変更を繰り返し,現在に 至っていると認識している.例えば,以前は委員を公募していたが,不適切な人からの応募があり,それを断った例が前 委員長在任中にあった.ただ,提案する体制の多くはやってできないことはないとの意見が出された.
・越澤副委員長より,意思決定できる開催校の方が幹事に入っていない.現在の幹事では意思決定できず,物事が円滑 にすすまなかったとの意見が出された.
・小林幹事長より,従来,幹事会では大会の開催日,イベントの決定が所掌業務であり,その範囲では越澤副委員長が苦 労された問題はなかった.今回からは,政策重点課題プロジェクトが立ち上がったため,それらのプロジェクトと開催校との 関係が不明瞭であったとの見解が出された.
・秀島幹事より,現行の内規では開催校委員は幹事会に参加することになっていないが,参加できるように改正すべきで あるとの意見が出された.
・越澤副委員長より,委員会と幹事会の役割分担が不明であり,役割および権限を明確にした組織として改めるべきとの 意見が出された.
・小林幹事長より,委員会で決定する議題と幹事会で決定できる議題がきちんと区別できておらず,役割が不明である一 つの理由となっていることから,まずは次回の委員会までにそれらを整理するとの方針が示された.