平成19年度流域管理と地域計画の連携方策に関わる共同研究の公募について
土木学会水理委員会及び土木計画学研究委員会共同所管小委員会
流域管理と地域計画の連携方策研究小委員会(委員長 中央大学研究開発機構教授 福岡捷二)
近年の流域の急激な都市化の拡大による洪水時の河川流量の増大や内水氾濫域への市街地の進出などにより、水害の危険性の増大や、健全な水循環系への危機的な被害が生じています。また、都市内の河川整備の遅れが健全な都市構築のネックとなっていることが多い状況です。これらは、必ずしも河川流域管理と都市計画が互いに関連性をもって進められてこなかったことが一因であると考えられます。
水工学と土木計画学に携わる研究者及び都市と河川行政関係者が、今後の流域管理と地域計画の具体的な連携方策について議論し、流域管理と都市・地域計画の相互連携による総合的な街づくりを考えることが極めて重要な課題となっております。そこで、このような両分野の研究者・実務者の連携を効果的に図るために、土木学会に水工学委員会と土木計画学研究委員会の研究者からなる両委員会共同所管の小委員会を設立し、平成16年より公募型の共同研究を進めております。
平成16年度においては6課題、平成17年度においては3課題、平成18年度においては2課題がそれぞれ選定され、共同研究が進められています。平成19年度においても引き続き下記の要領で実施することとなりました。多くの方が、この共同研究の趣旨に賛同し、共同研究に応募されることを期待しています。