2016
開催場所: 北海道大学
開催日時: 2016年5月28日(土)・29日(日)
応募総数: 13件
北村記念賞
「温泉地を起点とした「まちあるき観光ツール」」
鈴木千春・五十嵐諒一・日下瑞希・茂木祐佳・菊池真純(福島大学)
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(講評)
学生さんの斬新なアイデアを,実現して見せている点を高く評価した.「おちょこパス」も「飯坂今昔散歩」も地域の特徴を的確につかんでいるとともに,実現性の高いちょっとした工夫で観光客の興味を引き付けている.「飯坂今昔散歩」は福島交通と連携して既に導入済みであり,その導入効果をGPSなどを使って検証している点も,ほかの提案にはない特徴的な点であった.また,「おちょこパス」も会津バスをはじめとする関係者との協議も重ねており,今年の秋に導入予定とのこと.
土木計画学委員会賞
城下町の再生計画
木下優貴・阿部まり・黒島大樹・朱豊・川崎誠登・水野剛志(京都大学)
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遊休不動産を有給不動産に。 −岐阜市中心部におけるリノベーションまちづくり−
川口直秀・鈴木希・佐藤多恵・Nadia Nurlaila・牧野広誉(岐阜大学)
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2015
第10回公共政策デザインコンペ
開催場所: 九州大学 伊都キャンパス
開催日時: 2015年6月6日(土)・7日(日)
応募総数: 5件
岡田賞
「二層化して理想的な都市河川を作る」
小澤耀生、久保勇登 (愛媛大学)
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(講評)
いくつかの重大な欠陥を有しているが、他の応募作品と比べて対極的な特長を持っており、以下の点を積極的に評価して、これを岡田賞として採択した。
①対象が極めてコンパクトである。
②まるごと性がある。
③実践可能と思える案件である。
④ハードなエンジニアリング的検討を必要とする問題である。
但し、以下の重大な欠陥がある。
(1)小さくてもどこから誰が始めるのかという視点と検討が欠落している。
(2)複数の当事者が誰でどう関わりながら進めていくかという参画型のプロセスや組織論的ダイナミクスの観点が欠落している。
これらの点を今後学習改善してほしい。
北村記念賞
「地下水でまちづくり―岐阜市金華地区を対象にして―」
周鴻、近藤貴之、藤田隼平、川口直秀、永井信明、鈴木希、井戸聖、安藤宏恵(岐阜大学)
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(講評)
夏11℃、冬20℃というユニークな地下水を活用した金華地区の活性化の提案には新鮮味がある。「にぎわいまち公社」という既存組織を利用した事業運営については、他の提案に比べて具体性と実行性が感じられた。
土木計画学委員会賞
「地域資源の活用による地方都市の活性化戦略」
水野剛志、川崎誠登、諏訪淑也、水牧達志、牧田 裕介 (京都大学)
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(講評)
ポスターセッション会場において実施した一般参加者投票において、20票以上を得票した。この他にも多数の票を得た作品は数点みられたが、この作品が賞の審査基準(創造性、公共性、社会性、協働性に優れ、学生という立場で土木計画を実践的に考えて、十分な調査・分析を経て具体的になされた提案)から最も優れた作品であると認められた。
2014
第9回公共政策デザインコンペ
開催場所: 東北工業大学 八木山キャンパス
開催日時: 2014年6月7日(土)・8日(日)
応募総数: 15件
岡田賞
「トラフィレンジャーによる快適な通勤・通学」
ティングエン、小野剛史、石川恵理、板垣侑理恵、吉川喬久、佐藤結哉(岐阜大学)
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(講評)
学生が当事者になって自ら始め、少しずつでも小さな公共空間の改善策を見出していくことを実践している。身の丈に応じた形で土木計画学の知識を磨き、小さな参加型の場づくりとコミュニケーション体験を築いていく、良い事起こしの実践モデルになりえると思う。
自分たちが起こそうとしている公共的な営みに、「トラフィレンジャー」という気の利いたネーミングをしている事も評価できる。
北村記念賞
「恵馬内町~地方競馬と住宅地のインクルージョン~」
高橋咲衣、島瑞穂(大阪市立大学)
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(講評)
迷惑施設と思われている競馬場を地域活性化の核として活用するという斬新なデザインを高く評価した。競馬場から延びる馬道を一般の人も馬で走れるようになれば素晴らしいと思う。
土木計画学委員会賞
「動と景の結び目ー駅間回遊に着目した港町の再編ー」
芝原貴史、中島健太郎、柄沢薫冬(東京大学)
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(講評)
ポスターセッション会場において実施した一般参加者投票において、全155票のうち、本案は32票獲得し、次点の18票を大きく上回る得票であった。また、対象地である三宮において、入念な調査分析が行われ、それが的確に表現されていた。
2013
第8回公共政策デザインコンペ
開催場所: 広島工業大学 五日市キャンパス
開催日時: 2013年6月1日(土)・2日(日)
応募総数: 13件
黒川賞
「岐阜市柳ヶ瀬の再生計画 ―商店街と大学の融合―」
岩本一将、宮地翔、大井晴奈、大野峻、富田敬之、川口直秀、長谷川真穂(岐阜大学)
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北村賞
「災害につよい風土に根ざした歴史防災まちづくり」
古川真史、露木誠、中村圭佑、湯浅卓、稲村雄一郎、国島岳大、山口純平(立命館大学)
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土木計画学委員会賞
「日常の重なり ―都心の外部空間に着目した城下町の再考―」
大山雄己、柴田純花(東京大学)
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2012
第7回公共政策デザインコンペ
開催場所: 京都大学 吉田キャンパス
開催日時: 2012年6月2日(土)・3日(日)
応募総数: 8件
北村黒川奨励賞・土木計画学委員会賞(W受賞)
「「携帯するジビエ」で里山保全 ~猪鹿(いか)した獣肉ジャーキープロジェクト~」
石田大貴、原田剛志、宮地翔、大野沙知子、川口 直秀、鵜飼柚見(岐阜大学)
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北村黒川奨励賞
「かめへんよ、日和佐 ~魅せる防災まちづくり~」
岡真波、亀井壌史、中尾隼人、福井康朗、美馬成一郎、山本奈緒(徳島大学)
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2011
第6回公共政策デザインコンペ
開催場所: 筑波大学 第3エリア
開催日時: 2011年5月28日(土)・29日(日)
応募総数: 11件
黒川賞
「Tsuku-Bike ‐筑波大学におけるコミュニティーサイクルシステム導入の模索‐」
佐藤良太、宮川雄貴、佐々木賢太、澤田敏規、加藤務、平井恵理、木下幸明、宮本隆太郎、高島遼史、川村竜之介、田中魁偉(筑波大学)
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北村賞
「「のんびりおでかけん」~阪堺電車の未来を考える~」
諸石直樹、中井康喜、三宅真司(関西大学)
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土木計画学委員会賞
「多孔質都市の質的向上計画 -大垣市墨俣地区を対象として-」
田中 利明、黒川貴啓、廣川和希、大石希、大井晴奈、原田 剛志(岐阜大学)
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2010
第5回公共政策デザインコンペ
開催場所: 名古屋工業大学
開催日時: 2010年6月5日(土)・6日(日)
応募総数: 9件
黒川賞
「岐阜県恵那市明智地域 ―地域別景観計画を中心としたまちづくりの一方策―」
並木義和、小林徹平、古川日出雄(早稲田大学)
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【概要】
岐阜県恵那市は平成21年度地域別景観計画を軸としたまちづくりを目指すべく大学や住民と協働し、その策定を進めている。なかでも明智地域は、従来から観光資源が豊富で“大正村”というコンセプトを掲げるなど、人々の活動も活発に行われている。
しかし、資源が豊富なぶん、住民にとって本当にかけがえのない重要な要素は蔑ろにされがちで、人々はそれぞれの興味のもとで動いているため、地域のビジョンも不透明である。
そこで、地域別景観計画として住民の意識の根底にあるものを掘り起こし、共通認識として何が必要なのかを顕在化させたうえで、実際の公共空間整備やアクションプランとしての具体的な方策に着地させていく。
つまり、地域別景観計画をもとにしてまちの方向性を特徴づける、資源発掘と人々のネットワーク関係づくり、具体的アクションといった段階を踏んだ一体的なまちづくりのあり方を提案する。
【講評】
ポスターのデザインがよく、プレゼンテーションとして良くできている。地域の人々との協働もおこなっている。
北村賞
「京都市放置駐輪抑制プロジェクト-みられるポスター-」
阿部正太朗、周婉コウ、幹拓也、山根和人、米澤裕之(京都大学)
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【概要】
自転車の放置駐輪は,社会的ジレンマ構造を内包し,大きな社会問題となっている.京都市では放置駐輪に対して,駐輪場増設や撤去取締りなどの構造的方略に力を入れている.一方,心理的方略としては,放置駐輪禁止看板を市内のいたるところに設置している.しかし,その内容は放置自転車の撤去に関する記載に留まっており,看板自体の老朽化,陳腐化もあいまって,放置駐輪を抑制する効果は期待できない.
本研究では,心理学などの知見を援用しつつ,放置駐輪の抑制を目的としたポスターを設計した.そして,設計したポスターを,実際に放置駐輪多発地点に設置し,その効果の検証を試みた.その結果,放置駐輪台数の減少,設置地点周辺の駐輪場利用率の上昇,自転車放置者の罪の意識の高まりが確認され,ポスター設置による放置駐輪抑制効果が示された.
【講評】
よく調査している.実験もしており実現性がある.
優秀賞
「熊電沿線丸ごと公園化計画」
田代達郎、平田晃久、藤田将史、森永咲、山城建人、吉田幸平(熊本大学)
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【概要】
地方民鉄である熊本電鉄はLRT化計画や利用促進計画などが検討されてきたが,駅前の整備計画や沿線の開発計画などについては全く手が着いていない状況にある.そこで,沿線自治体の総合計画や交通マスタープランや類似地方民鉄の戦略を参考にし,PCMによる参加型WSなどを実施して,沿線に主要な観光スポットや施設がない熊電そのものを刊行の目玉にすることを目的にして,熊電沿線丸ごと公園化計画を立案した.目玉は,連続する駅を春夏秋冬のグループに分け,それぞれに特徴を持たせた整備を行うものであり,今回は終点駅である御代志駅を対象に,交通機能と交流機能を持つ春の広場駅としての整備計画を提案した.計画案はパネルと模型にして,熊本電鉄の幹部に提案した.
【講評】
夢がある。熊本電鉄にプレゼンに行くなど、実現性を高めようとしている。
優秀賞
「嵐山地区におけるパークアンドサイクルライドの提案 -観光・交通アンケートに基づいて-」
大原一也, 牧野夏樹, 加地淳志, 長尾基哉, 濱名智(京都大学)
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【概要】
近年,自動車による交通混雑や,排出されるCO2による環境負荷が大きな問題となっている.この対策として,環境にやさしく,都市の回遊性を高める自転車の有効活用の動きが国内外を問わず高まっている.そこで本研究では,観光シーズンの嵐山地区における交通混雑の問題を取り上げ,その解決方策として桂川サイクリングロードを活用したパーク&サイクルライド(P&CR)施策に着目し,観光客を対象として嵐山地区の観光・交通と,複数の仮想的なP&CRプランに対する利用意向に関するアンケート調査を実施した.アンケートは1,400部を配布し,回収率は42.3%であった.その結果,観光・交通の現状と,自家用車からP&CRへ転換しうる観光客の特性を把握し,もっとも導入可能性が高いと思われるP&CRプランを提示した.
【講評】
時機を得た提案であり、またよく調査していて評価できる。
2009
第4回公共政策デザインコンペ
開催場所: 徳島大学
開催日時: 2009年6月13日(土)・14日(日)
応募総数: 12件
黒川賞、優秀賞
「こちら学生交通診断所 ~静岡県下田市の交通診断と行政への提案~」
樋口恵一、岡村誠、荒谷太郎、益子菜穂子、窪川雄太、水野隆二、田中博之、谷亮太、小室俊和、佐藤恵、アティット・ティピチャイ(日本大学)
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【概要】
私たちが所属する日本大学理工学部社会交通工学科では,都市の交通実態を把握するため,2001~2007年は下田市,2008年~現在は富士宮市にて3泊4日の行程で交通調査を行い,解析手法を学ぶ「交通現象解析Ⅰ」、交通改善計画を提案する「交通現象解析Ⅱ」が,交通技術者の育成を目指した体験・社会貢献型学習プログラムとして設置されている.本提案で紹介する下田市既成市街地は,幕末開港の史跡などを有する南伊豆の観光地であるが,伊豆縦貫道路建設により既成市街地内への流入交通増加が懸念されていた.そこで,体験・社会貢献型学習プログラムの一環として行った学生による交通診断(交通調査,解析、交通改善計画案)を基に,行政に提案した流入規制や駐車場設置案が下田市都市計画マスタープランの交通計画へ反映された実績を踏まえ,学官協働型学習から学んだ地域貢献と若手交通技術者としての経験を「こちら学生交通診断所」と題してまとめたものである.
【講評】
7年間という実績を踏まえ使用データの説得性、信用性があるばかりでなく,活動実績を行政へ提案し,都市マスへ反映されている。パネル説明者全員が、自分達の取組を把握し,丁寧に説明していた.
北村賞、優秀賞
「那賀町水崎廻り散策マップによる地域づくり」
竹内彩、西部絵理、板東ゆかり(徳島大学)
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【概要】
徳島県の中山間部に位置する那賀町には水崎廻りという昔からの慣習がある.水崎廻りとは,四国霊場八十八ヶ所の写し場で,実際に廻れない人のためにと約50年前に水崎の人々によってつくられた写し場である.全長7kmの参道では,いろんな風景を楽しむことができる,那賀町のみどころの一つとなっている.また旧暦3月21日の弘法大師空海の命日を正御影供と呼び,水崎にはこの日に多くの人が水崎廻りをしに来る.この水崎廻りをもっと多くに人に知ってもらうこと,より楽しく廻ってもらうことを目的として「てくてく水崎」という散策マップを那賀町の人と一緒に提案・作成した.まず,那賀町の人と一緒に水崎を廻り,印象的な風景を探し,山の動植物の説明をしてもらった,その情報を元に,見て楽しい,持って廻ると更に楽しいマップをコンセプトに,マップの形状や構成を工夫した.そしてこのマップを実際に使用してももらい,その効果を検証した.
【講評】
学生が地域の人々とともに活動しており,地域に対して貢献できることや,地域の人々との協働のあり方を示した.日本風景街道の取り組みに対しても,一つの方向性を与えている.
2008
第3回公共政策デザインコンペ
開催場所: 北海道大学
開催日時: 2008年6月6日(土)・7日(日)
応募総数: 12件
黒川賞
「眉山眺望景観保全計画」
小川徹、竹内彩、長井愛子、西部絵理、板東ゆかり(徳島大学)
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【概要】
徳島市の眉山は、不変な地物であると同時に、中心市街地から眺望できることによって、変化するまちを客観的に見る手立てとなっている。つまり、人とまちを結び付ける軸としての特性を持っている。このような独特の都市景観を有する眉山を眺めることのできる徳島市内(またそ
【講評】
実現性,公共性ともに高く,協働性もある.
北村賞
「洛西ニュータウンの再生計画案」
坪井亜美、林美由希、木村優介、土屋峻、長縄雄一郎、村上理昭(京都大学)
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【概要】
日本にニュータウンが建設されて30年以上の月日が流れた現在,日本のニュータウンは建物の老朽化による街並みの変化や,少子高齢者の進行,住民相互のつながりの希薄化等といった問題を抱えており,このままでは衰退の一途を辿っていくことが予想される.今回対象とする京都
【講評】
時間軸を前面に出すなど発想が優れており,社会性,公共性,創造性もある(実現に向けた検討などは今後の課題).
優秀賞
「温故知新の都市交通システム ~ローテク交通機関“TukTak”が地域を救う!~」
西内裕晶、塩見康博(京都大学)
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【概要】
多くの地方都市で懸案となっている中心市街地活性化を実現するためには,魅力的で集客力の高い中心市街地を形成することが必要である.すなわち,中心市街地やその周辺観光施設が公共交通機関と連携し,市街地内の移動を容易にすることで,LOSを向上させ,集客力を上げること
【講評】
TukTakに着目した点に創造性がある. 実現に向け様々な検討をしており,社会性もある(採算性の検討などは今後の課題).
優秀賞
「自転車MOTTAINAIプロジェクト」
皆川洸太,加藤亮,崎谷唯比古(北海道大学)
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【概要】
自転車に乗って、出かけよう。札幌は大都市でありながら観光スポット、オフィス、公的機関などが中心部に集中立地しており、自転車で出かけるには最適な都市である。 しかし、放置自転車の撤去数も多く平成15年の調査では18,273台もの自転車が撤去されている。その中には
【講評】
既に実施に向けて動き出しているなど実現性が高く,公共性も高い.
2007
第2回公共政策デザインコンペ
開催場所: 九州大学箱崎キャンパス
開催日時: 2007年6月9日(土)~11日(月)
応募総数: 11件
黒川賞
「快適な歩行空間を担保する歩者共存型にぎわいある交差点の提案」
小嶋佑典、鈴置真央(京都大学)
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【概要】
本作品は京都市の中心市街地に位置する四条河原町交差点を改良し, ピーク時の歩行者交通量でも歩行空間に余裕を生じさせ, より歩きやすい交差点に改良するための提案を行うものである. 改良に際しては実現可能性を第一と考え,横断歩道近傍部の歩道の幅を広げることや信号サイクルの短縮による改良を施した.結果,横断待ち時間が約10 秒短縮され,歩道の余裕幅が3m 以上生じるという改善が解析によって得られた.
【講評】
計画系とは違う分野の学生が行っている.耐震分野で使用されているシミュレーションが用いられており協働性に優れる.
北村賞
「桜町ルネッサンス ~いろまちからの活性化 土浦市桜町を事例に~」
今村昌幸、尾崎哲生、橋本英樹、阿部哲士、市橋尭行(筑波大学)
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【概要】
なし
【講評】
取りあげづらいテーマをうまく表現したところが評価できる. 学生らしいアイデアである.
優秀賞
「パレット三角 -進化する地図による三角町活性化計画-」
原田 茉林、池田 寛章、遠山 浩由、高木 雄基、波多江 萌、本田 百合絵(熊本大学)
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【概要】
重要港湾である三角港を持つ熊本県宇城市三角町では、地方都市を活性化しようという動きの中で、廃止となったフェリーターミナル跡地の利用など、まちづくりへの期待が論されている。本提案は旧三角町の範囲を対象に、陸上・海上を統合した広域のネットワークを活かしたまちづくりプログラムを提案するものである。具体的には、地域内の魅力ある公共空間を繋げることを意図した回遊のためのサイン計画、レンタサイクルなどの移動手段の見直しと利用促進、魅力ある公共空間デザインとして朝市の復活を考えている。
【講評】
進化する地図というアイデアがよい. 優秀賞の審査基準すべてを満たしている.
優秀賞
「水と生きるまち・伏見の再生計画案」
山口敬太、松下倫子、瀬戸裕美子、出島茜、田中有紀、野田早紀、村上理昭、長縄雄一郎、柳本佳楠子、半田伸太郎、木村優介、木村真緒(京都大学)
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【概要】
淀川舟運の発達によって、近世の伏見は大阪・京都間の舟運交通の中継拠点となった。しかし、近代化の過程で、道路・鉄道の整備が町を分断してしまった。現在の伏見の歩行環境は貧弱であり、わかりにくい。そこで、今なお数多くの水路が残る伏見の、歴史的水域環境を活かしながら、鉄道駅と町、そして川や公園をつなぐことによって、生き生きとした歩行環境とそのネットワークの形成を図る。
【講評】
段ボールで作った模型がよい. 写真をうまく撮っていた. 3分プレゼンに優れていた. 単なるウォーターフロント計画でなく歴史も考慮している点.
2006
第1回公共政策デザインコンペ
開催場所: 東北大学青葉山キャンパス
開催日時: 2006年6月10日(土)・11日(月)
応募総数: 20件
黒川賞
「中心市街地の時間貸し平面駐車場の有効活用のための方策と支援策の提案」
森崎修一郎、岡本欣久、黒仁田英之(熊本大学)
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【概要】
本件は,熊本市中心市街地に飛躍的に増加している無人時間貸し平面駐車場を対象に,その有効な用途への転換策と支援策を提案したものである.そのために,駐車場利用者に対して,a)駐車場利用実態調査,b)駐車場利用者意向調査を,駐車場地権者に対して,c)土地利用意向調査,d)支援策アンケート調査を行った.その結果,駐車場利用者の駐車場選択,来街者の回遊行動,地権者の土地活用意向,行政支援の方法の視点から,1)駐車場の積極的経営意向者には,中心市街地フリンジ部に土地の共同化による立体駐車場の整備支援を進めること.2)その他の用途への転用意向者には,容積率規制の緩和や固定資産税の軽減などの支援策を講じることが,中心市街地の未・低利用地の有効利活用に有効である.
岡田賞
「酒都大学広島構想」
濱口真央、高本圭吾、植木隆行、西尾慎也、大後戸勝、Tran Ngoc Linh、李 綱、東 香織 (広島大学)
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【概要】
広島県東部に位置する東広島市は学園都市としての成長を遂げる一方で、かつて栄えた酒都としての面影を残し、駅前に伸びる酒蔵通りには8 つの蔵元が立ち並ぶ。地域に根付いた酒文化と学園都市の特性を活かして、①酒文化の継承を担う若者を育成する酒教育のカリキュラム化、②行動パターンの類似性を利用した学生主導のTMA の設立、③空きアパートを活用した滞在型「学生気分」観光システムを提案し、これらの協働によって酒都大学広島構想を提案する。
【講評】
大変真面目と判定した→命名は命.
さけのみやつこ・雅人(みやびと)育成講座構想.
酒飲みのファッションではない、下戸との共存プログラム.
若者の着眼点やライフスタイルを活かしたまちづくりへの貢献.
若者に構想力を練磨してもらう必要性.
反面教師としての本提案のインパクト.
本当に自分達でも糸口が見つけられるもの→精進を期待する.
優秀賞
「横須賀市追浜地区の地域再生まちづくりに関する提案」
荒井隆佑、小橋 司、照沼慶親、長谷川駿、林 憲吾、森 隼人(関東学院大学)
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【概要】
横須賀市追浜地区は、日産自動車等の企業が立地する臨海部や、丘陵地の良好な住宅地等がある。しかし、その住宅地は横須賀市内でも高齢化の進展が早く、京浜急行追浜駅周辺の商店街には空き店舗が目立つ。臨海部の工場地帯にも空き工場が出始めた。ただ追浜には夏島貝塚、帝国憲法起草の地など地域資源も少なくない。こうした資源を活かし、工業地、住宅地、商店街の交流を進める追浜再生まちづくりのハード、ソフトを提案する。
【講評】
3つの施策を連携させていた.
実現性,マネジメント能力が評価出来る.
プレゼンの内容が整理されており,地に足が着いた作品である.
授業の一環として3年生が実施していることが評価出来る.
優秀賞
「日本橋学生工房~学生による日本橋まちづくりへの提言とその成果~」
日本橋学生工房(代表 岩倉智美 芝浦工業大学他23名)
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【概要】
日本橋学生工房は、都市活性化の方策の提言と関係者の合意形成、そして各種事業実現を目的として活動してきた。複数の大学(慶応大、芝浦工大、中央大、東大、東工大、東京海洋大、日大、武蔵工大)の学生が1 年ずつ引き継いで、4 年間様々な成果を挙げてきた点で、他に例を見ない活動だと自負している。その成果は、景観改善や交通問題改善、河川環境改善に向けた提案を通して地域のまちづくりを促進することで、実際に商店街の通りの舗装改善に向け関係者の合意形成を図ったこと等である。
【講評】
地域活性化のために地元を動かすことを狙いとしていることがよくわかり,協働性に優れる.
活動実績があり幅広く広報している.