航空輸送に関する高度なモデル化と統計分析手法の政策への応用:手法論と政策論
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土木計画学ワンデーセミナー NO.72
航空輸送に関する高度なモデル化と統計分析手法の政策への応用:手法論と政策論
日時:1月22日(木)場所: 土木学会講堂(東京都新宿区四谷一丁目 外濠公園内)
定員:120名
参加費:無料 ※既に定員に達しております。
主催:土木学会 土木計画学研究委員会
後援:一般財団法人 運輸政策研究機構
■開催趣旨
90年代以降,世界的な規模で航空輸送における規制緩和・自由化が進行し,輸送市場は拡大の一途にあるといえる.このような中で,従来の商慣習に囚われない,新しいビジネスモデルを携えて市場に登場した航空会社も少なくない.LCCをはじめとする新しいビジネスモデルの登場は,航空輸送市場を活性化する一方で,市場構造がより複雑となった.現在のように,市場構造が複雑化した中では,「利用者(需要側)」行動だけではなく,サービスの供給側である「キャリア」側の行動,さらには空港管理者の行動も考慮されることが必要であろう.また効率的な運用のためにはそのガバナンスも検討する必要があろう.技術論的には需要予測の精緻化だけではなく,管理運営システムそのもののデザインについても検討されるべき事項が多々存在する.
本セミナーでは以上のような問題意識に基づき,航空輸送に関わる需要モデルや政策評価の最新の話題を紹介するとともに,航空輸送の現状とその問題点について研究者・実務者双方からの視点で検討する.
■プログラム
10:00 開会の挨拶 竹林幹雄(神戸大学)
10:05 研究小委員会の成果報告 竹林幹雄(神戸大学)
10:20-12:30 成果報告事例
1. 「ゲートウェイ空港の運営政策 -2面市場アプローチ-」
大西正光(京都大学)
2. 「日本とアジアのLCCの将来」
花岡伸也(東京工業大学)
3. 「国内線LCC参入による航空需要インパクト分析 - 関西~新千歳路線を対象に」
石倉智樹(首都大学東京)
4. 「サウスウエスト航空の戦略変化」
村上英樹(神戸大学)
13:40-14:20 特別講演
「わが国の航空交通政策について昨今考えること」
家田仁(東京大学・政策研究大学院大学)
14:20-16:00 パネルディスカッション テーマ「空港民営化の現状と課題」
登壇者 花岡伸也(東京工業大学),大西正光(京都大学)
河田敦弥(国土交通省航空局 空港経営改革推進室長)
阿部純哉(みずほ総合研究所 公共アドバイザリー部PPP事業推進室主任研究員)
モデレーター 竹林幹雄(神戸大学)
16:00 閉会の挨拶 花岡伸也(東京工業大学)