(社)土木学会 コンサルタント委員会(第[期)
三者構造発注形態の研究小委員会(第4小委員会)
第7回 委員会 議事録(案)


■日 時:2004年2月19日(木) 13:30〜16:00
■場 所:株式会社大崎総合研究所 会議室
     〒100-0011 東京都千代田区内幸町2−2−2(富国生命ビル27F)
     TEL.03-3508-8011
■出席者:中村裕司(アイ・エス・エス),阿部賢一(PFI研究会理事),佐藤 隆(ドーコン),空 聡子(アイ・エス・エス),中野 修(北海道道路管理技術センター),保田敬一(ニュージェック)
■欠席者:香月 智(防衛大学校),大橋治一(Parsons),鈴木 誠(清水建設),西山英勝(日刊建設通信新聞社)
■記 録:保田敬一
■配布資料:
 7-1.第6回小委員会議事録(案)
 7-2.委員名簿(案)
 7-3.日刊建設工業新聞 連載記事(「価格」か「技術」か)
 7-4.コンサルタント委員会小委員会委員長宛の通知
 7-5.平成15年度「予算執行見込み調書」作成について(ご依頼)
 7-6.平成16年度「重点研究課題(研究助成金)」募集について(ご案内)
 7-7.予算執行見込み(三者構造小委員会用)
 7-8.平成16年度「重点研究課題(研究助成金)」申請書(三者構造小委員会用)
 7-9.報告書執筆目次(案)Ver.4
 7-10.新しい公共事業の仕組み(中村小委員長)
 7-11.新しい公共サービスの仕組み(中村小委員長)
 7-12.DRB,インスペクター,QA/QC(阿部委員)
 7-13.ファシリテーターとワークショップ(空委員)
 7-14.脇 雅史:公共事業市場は本当の市場ではない,建設工業新聞,2004.2.5.(佐藤委員)

■議 題:
1.前回議事録(第6回)の確認(資料7-1参照)
 ・第6回小委員会議事録の確認があり、議事録は承認された。

2.委員名簿の確認(資料7-2参照)
 ・鈴木委員の所属住所と電話,E-mailなどが変更になっている.
 ・委員の中で修正等があれば保田まで連絡すること.

3.日刊建設工業新聞 連載記事(「価格」か「技術」か)の説明(資料7-3参照)
 ・この記事は,2003.10.27から2003.11.17にかけて日刊建設工業新聞に連載されたpart4「三者構造」の<1>から<13>の内容を阿部委員の方でとりまとめたものである.
 ・pdf版をサーバーに掲載している.

4.平成15年度「予算執行見込み調書」提出依頼(資料7-4,7-5,7-7参照)
 ・三者構造小委員会の平成15年度予算執行見込みは,報告書印刷費の60,000円で報告する。印刷業者は小澤先生に紹介していただく。
 ・印刷業者への確認事項としては,@60,000円でどのくらいの部数が可能か,A3月末に支払いが必要か?,成果は5月ぐらいでもいいのか?→空委員から印刷業者に確認していただく。
 ・予算執行見込み調書の提出締め切りは2/20で,保田の方から内村幹事長宛にメールする.

5.平成16年度「重点研究課題(研究助成金)」募集について(資料7-4,7-6,7-8参照)
 ・研究目的には三者構造の記述はやめて,NPMやまちづくりを前提として記述する。
 ・新しいキーワードを出切るだけ入れる。例えば、自治体のガバナンス改革→新しい行政経営,三位一体などである。
 ・研究内容も二者構造と三者構造の比較はやめて,新しいキーワードに関連した内容を盛り込む。
 ・「重点研究課題(研究助成金)」募集の締め切りは、2/25であるが,田中副幹事長宛に2/23必着でword fileをメールする。→コンサルタント委員会内で調整し、駒田委員長名で正式に土木学会調査研究部門宛に申請する。

6.脇雅史参院議員の日刊建設工業新聞への掲載記事(資料7-14参照)
 ・佐藤委員から,宮城県建設業青年会で講演された脇雅史参院議員の掲載記事について説明があった。
 ・発注者が消費者であるという意見、公共事業の市場は市場原理が働かず本当の市場ではないなどの意見は変わった切り口で興味深い.

7.報告書作成と今後の活動方針(資料7-9,7-10,7-11,7-12,7-13参照)
 ・報告書の目次案で、第1章と第2章はほぼ完成しているが、1.2(中野委員)と2.4(鈴木委員)は原稿が未だなので、早急に作成し,保田宛に送付すること。
 ・報告書の第3章以降の目次案は以下のとおりとする。また,(6)の原稿執筆者も以下に示す。(6)の@〜Dの原稿は1ページから2ページ程度とする.
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 3.新しい公共事業の仕組み
  (1)発注者に「万能」を押しつけない仕組み
  (2)「つくる」側から「つかう」側へ
  (3)第三者の立場
  (4)NPOと行政のパートナーシップ
  (5)第三者の中立・公正性
  (6)第三者の事例
   1)発注者の選択肢の公正性チェック
    @ファシリテーター(Facilitator)とワークショップ:空→林(本日提示)
    Aタウン・マネージャー:中村(未完成)
    Bアウトリーチ・ブリーフィング:中村→柳原(3月完成予定)
   2)受注者の事業執行水準の妥当性モニター
    @ピア・レビュー(Peer Review)、チェックエンジニア(Check Engineer):大橋→柳原(3月完成予定)
    Aパートナリング(Partnering):中村→柳原(3月完成予定)
    BDRB(Dispute Review Board):阿部(既に完成)
    Cアービトレーター(Arbitrator)、ミディエイター(Mediator):鈴木→大本→柳原(3月完成予定)
    Dインスペクター(Inspector)、QA/QC:阿部(既に完成)
  (7)維持更新
  (8)納税者の意識改革
 4.新しい公共サービスの仕組み
  (1)行政経営と公共経営
  (2)行政サービスと公共サービス
  (3)公共経営を定義する
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 ・前回よりも4章が増えている。
 ・4章ではコンサルタントとの関わりも含めて記述する。
 ・4章の原稿は後で中村小委員長から最新版を送っていただく.
 ・海外の進んだ事例(ニュージーランドなど)もできるだけ紹介した方がよい.
 ・3月末でほぼ執筆が完了するので、4月以降に次回小委員会を開催し、議論する。

4.今後の予定
 ・次回小委員会(第8回)の予定
  日時:2004年4月22日(木) 13:30〜
  場所:大崎総合研究所 会議室
     〒100-0011 東京都千代田区内幸町2−2−2(富国生命ビル27F)
  ご講演の予定:なし
以上