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「私たちは、景観に何をみているか?」



土木学会景観デザイン委員会では、「ワークショップー研究と実践」として2011年に「景観研究を悩む」、「景観まちづくりを実践する」を開催して きました。この度は、景観研究において、あらためて景観とはなにかをめぐる議論を展開していきたいと考えています。学生諸君も初め、幅広い方々のご参加を おまちしております。

趣旨:
昨今の錯綜する複雑な社会問題に対応して,本来,学際的な研究対象である景観の議論もますます多様化しています。私たちは,景観研究に向き合うに あたって,工学はもとより,デザイン,公共経営・公共政策,地理学、社会学、哲学,心理学などのさまざまな補助線を引きつつ,それぞれの視点に基づいて様 々な景観の類型を取り出しているのだと思います。それらの補助線や類型は,私たちが景観に何を「み」ようとしているのか?の現れとも言えるので はないでしょうか。

では,そのような補助線や類型には,相互にどのような関係性や共通性があるのでしょうか。状況が複雑だからこそ,共通の基盤を原理的に問うていくことが, 今,必要になってきているのではないでしょうか。よく言われるように,「みる」には様々な漢字が当てられます。見る,観る,視る,診る,看る,あるいは, 見分ける,身分ける.など。多様な意味を内包したシンプルな問いを,皆様と議論したいと考えています。皆様のご参加をお待ちしております。

(なお,当ディスカッションは「地域の持続的活性化に資する景観計画のための理論と手法に関する研究」(基盤B,代表:佐々木葉)の一環として行 われます。)



日時:2012年11月6日(火)17:00-19:00

場所:早 稲田大学 大久保キャンパス (正式名称:西早稲田キャンパス)
   51号館3階 第5会議室

プログラム

17:00〜17:05 主旨説明:景観・デザイン委員会幹事長 佐々木葉(早稲田大学)
17:05〜17:25 話題提供(1):「景観の他者性について」 星野裕司(熊本大学)
17:25〜17:45 話題提供(2):「私が景観に「み」ようとすること・〜医工、文理連携の試み
                 から〜」 山田圭二郎(京都大学)
17:45〜19:00 参加者全員で自由討議

(終了後別会場にて懇親会を予定しております)


主催:景観・デザイン委員会

参加費:無料
申込:人数把握のため以下までご一報ください。当日参加も可能です。
連絡先:土木学会事務局 二瓶貞洋
     

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