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■ 趣旨:

景観法の施行から10年を経て、全国各地で景観計画の策定および景観からのまちづくりが進んでいる。しかし、その具体は、届け出対象となる 建築物等の高さや色のコントロールが中心となるなど、必ずしも地域の面的な景観の計画に至ってない例も多い。景観計画あるいは景観まちづくりとは、地域の 面的な広がりを対象として、そこで展開される人々の活動の総体としての望ましい風景を獲得してくための総合的な活動と考えられる。そうした地域景観まちづ くりに資する研究と実践について、本ワンデーセミナーでは科学研究費課題「地域の持続的活性化に資する景観計画のための理論と手法に関する研究」(代表 者:早稲田大学佐々木葉)の成果をもとにしながら、幅広い観点から議論を展開する。午前の部は景観研究の方法論について、午後の部は具体的な地域における 実践について、それぞれ紹介し、会場の皆さんと今後の展望を探りたい。



日時:2014年1月23日(木)9:20-17:00

場所:土木学会 講堂 (東京都新宿区四谷一丁目 外濠公園内)
    JR「四ツ谷」駅の四ツ谷口より徒歩3分
    地下鉄南北線「四ツ谷」駅の3番出口より徒歩3分
    地下鉄丸の内線「四ツ谷」駅より徒歩5分

 主催:景観・デザイン委員会,土木計画学研究委員会
 参加費:無料



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<午前の部(9:20 〜 12:00)>
1.趣旨説明:「地域景観と景観まちづくりに対する問題提起」 佐々木葉(早稲田大学)
2.シーン景観を超えた地域景観論のための理論と手法に関するプレゼンテーション
 (1)星野裕司(熊本大学):「景観論の種別とチャレンジ」
 (2)佐々木邦明(山梨大学):「景観認識・記述のデータ収集とその分析手法」
 (3)羽藤英二(東京大学):「交通-景観分析と空間計画」
 (4)平野勝也(東北大学):「景観認知の原理と分析」
=(休憩)=
3.ディスカッション:透視画法的景観論を超えた景観研究の展望
 上記発表者と会場による議論:コーディネーター 星野裕司(前掲)

<午後の部(13:30 〜 17:00)>
1.趣旨説明:地域における実践から学ぶこと 岡田智秀(日本大学)
2.各地における景観まちづくりの多元的展開事例から
 (1) 岐阜県恵那市「景観計画とは地域の将来ビジョンの可視化、という捉え方からの多元的展開」
 ●取り組みの背景と概要紹介:佐々木葉(前掲)
 ●総合的戦略的連鎖的展開を行政で進めることとは:可知孝司(恵那市都市整備課長)
 ●Jターン住民のまちづくり活動̶きっかけとその後の展開:山口岳志(花白の絵描きびと)
 (2)埼玉県本庄市「まちづくりから〈まちづくろい〉へ〜市民の実践がリードする持続性〜」
 ●“本庄まちNET”の歩みと「蔵の街」プロジェクトの展開:戸谷正夫(本庄まち net 代表)
 ●〈まちづくろい〉主体による景観創造と空間ガバナンスの戦略:佐々木滋生(本庄まち net 副代表)
 (3)高知県大月町「“牧野富太郎の道をあるく”の活動から」
 ●町田南州男(大月町商工会)
=(休憩)=
3.ディスカッション: 地域における景観まちづくりの本質とは
 事例発表者と会場による議論:コーディネーター 佐々木葉(前掲)
4.セミナー終了後「懇親会」(実費)を予定


■問い合わせ先■
岡田智秀(日本大学理工学部まちづくり工学科)
Email. okada.tomohide [atmark] nihon-u.ac.jp / Tel.047-469-5427(直通)

■参加申し込み■
http://www.jsce.or.jp/event/active/information.asp
土木学会研究事業課・林
Tel. 03-3355-3559/ Fax.03-5379-0125

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