Civil Engineering Design Prize 2001, JSCE
都市計画道路 宮淵新橋上金井線改良事業
所在地:長野県松本市深志一丁目他 地図
氏名
所属
役割
長瀬徳幸
松本市都市開発部長 道路事業の発注・施工監理
吉田俊弥
信州大学 松本城周辺まちづくり委員会委員長
西沢健
株式会社ジイケイ設計 道路景観デザインの総括
藤田雅俊
元株式会社ジイケイ設計 道路の景観デザイン設計及び構造物の詳細設計
・道路のデザインは一般に地味であり、その場所にあって尋常でなければならない。松本城に隣接するこの街路は、樹齢400年の欅のために根の処理に工夫し、阻害要素を取り除き、使いやすさを考慮したモノトーンのシンプルなデザインは完成度が高い。松本城の格子を抽象化したベンチ兼照明反射板と橋の欄干が、唯一地域性を現すものだが、このデザインが洗練と通俗の境界にある。(北村)

・公共施設は、つくるより無くす方が難しい。景観のために歩道橋を移設したことから評価したい。一方で、樹齢400年のケヤキを工夫を凝らして残している。もっとも、道路内の樹木保存の例は少なくないが、その多くと同じく、どうも唐突の感がある。全体としては、落ち着きのある道路空間が、反射板という新しいデザイン・ボキャブラリー、材料などの効果でつくられている。だが、せっかく単断面歩道にしておきながら、歩道端で縁石を上方に突出させているのは納得できない。(榊原)
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