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所在地:愛知県蒲郡市海陽町 地図
事業者:蒲郡海洋開発株式会社 |
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氏名
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所属
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役割
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後藤嘉夫
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[株]大林組土木技術本部設計第四部(当時) |
景観デザイナーとしてコンセプト立案〜詳細デザインまで担当 |
島秀樹
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[株]大林組蒲郡土木工事事務所所長(当時) |
現場責任者 |
伊奈義直
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[株]大林組土木技術本部設計第一部課長(当時) |
構造設計責任者 |
河合高志
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蒲郡海洋開発[株]建設計画部課長(当時) |
プロジェクトマネージャー |
伊藤哲
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[株]松田平田建築設計部(当時) |
「ラグーナ蒲郡」ランドスケープ計画責任者として基本構想立案、デサイン監修 |
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・スパン54mのPC単純げたという規模はごくありふれた規模である。この形を造る為に、多くの工夫をとりいれている。特にスレンダーに見せるように、表面形状に配慮して、光の面と、影の面をうまくデザインしている。また中央での桁高は1.5mとスパン54mから見ると、桁高−スパン比は1/36と非常に小さくしている。一般の単純桁ではこの桁高は不可能であり、これを実現するために支点の外側に、10mの張り出しを設けその先端をPCアンカーで下側に引っ張り、中央断面の断面力を減らしてこの桁高を実現させている。この張り出し部分は取り付け道路の中に入り見えなくデザインされている。橋の表面形状については、水切りや,庇などきめ細かな工夫が施されている。(石橋)
・授賞作品は、マリーナのある海洋リゾートの中心に位置し、ゲートとしての丘を表現する軽快な橋である。新しい港の風景を素直に演出することに成功しており、水廻りなどディテールのデザインにおいても構造物設計の基本的な要件を着実に押さえていることから、今後の景観設計の模範にしてもらいたい作品である。アプローチ道路と橋梁のなめらかな連結により丘のシルエットを表現し、夜景も印象的で、ダ・ヴィンチの描いた橋を思い出させる。桁高をできるだけ低くしてスレンダーに見せるために、側壁を分割したり、桁裏にスリットを入れ、陰影の効果を精緻に予測している。また、水切りを2箇所設置して、見せる面を汚れから保護している。水廻りへの配慮は建築物では基本的な要件であるが、橋梁の場合、確実に押さえている例は以外に少ない。船着き場のデザインとも呼応して、現代的で洗練された爽やかな橋の印象を与えている。(川崎)
・3径間の橋の両側の側径間を橋台と一体化して土中に埋めると、見かけ上は単径間ながら支点部の桁高が高く、中央部の低い充腹アーチのようなゲート性を有する構造形ができる。このようなアイディアは本橋だけのものではないが、アプローチ道路の丘とホテルの建つ丘を結ぶ橋梁形式として地形にきわめてよく馴染んでいる。また,ヨットのマストが林立するマリーナを背景とする橋として、マリーナと橋との景観的競合を避けつつ、かつ、水路と外界をつなぐロック(閘門)上に架かる橋としてのゲート性を確保することは相反する目標のようであるが、上記アイディアは両者を融合させる手法として有効に機能している。ディテールにも様々な配慮がみられる。桁の断面形状を工夫し、陰影を利用して橋の側面形状をよりシャープに見せたり、ロック利用者の視線に配慮して桁裏にスリットを設けるなど、いたるところに橋の美しさを強化する工夫があって好感が持てる。(杉山) |
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