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所在地:静岡県三島市泉町〜富田町 地図 事業者:静岡県東部農林事務所 |
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・見捨てられ、またその存在価値が忘れられていた川を、遊びや散策、憩いの場等として、また生態系復元の場としてまちの中に取り戻したプロジェクトである。市街地の中を流れる小河川は全国にも多数あり、それぞれに類似の取り組みがなされつつあり、またこれから取り組もうとしているケースも多いと思われるが、これらに対して優れたモデルになるものと考えられる。殊に、川の中に飛び石状の「川のみち」を設け、散歩道として、また水質浄化の装置とした点が秀逸である。 さらに駅近くの商店街から川への入り口までの間の道路にも景観整備のためにブロック舗装がなされていること、また川に面する宅地内の建物も徐々に川に向いた意匠が見られるようになってきていること、川の維持、管理に住民が積極的に係わっていること等、川の改修効果がハード、ソフト両面にわたって次第に街の中にまで及びつつあることも評価できる。(加藤) ・源兵衛川がいままでデザイン賞の対象になっていなかったのが不思議である。この川が世に出たときの新鮮なショックは今でもはっきり覚えている。人にも自然にも媚びず、デザイナーの独善もなく、しかし非常に個性的な人為の造形。清く浅い流れには誰もが靴を脱ぎ裸足で歩きたくなる。その極自然な永遠の心地よさをいとも簡単に提供してくれる。日常の贅沢の極みである。 ・応募作は三島駅近くの楽寿園の湧水を源泉とする小さな川です。市街地に飲み込まれ環境が悪くなった川を、行政、企業、幾つかの市民団体が一体になって再生させています。川の周囲を歩けるように整備し、水に人が近付けるさまざまな工夫が凝らされています。河川公園や川沿いの遊歩道の整備など、細かい計画を丁寧に積み上げて素晴らしい環境に仕上がっています。ベンチ、照明、歩道の仕上など、個性的なデザインも好ましい雰囲気を作り出すのに貢献しています。 |
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