Civil Engineering Design Prize 2003, JSCE
Civil Engineering Design Prize 2005, JSCE
The Koyoshi River Nature-oriented River Works in the stretch of Todoroki Area
所在地：秋田県由利本荘市二十六木地区　地図
事業者：建設省東北地方建設局秋田工事事務所（当時）
授賞対象者
氏名
所属
役割
叶内栄治
 日本建設コンサルタント株式会社
東北支店技術一部第二課長（当時）		 水制工設計、解析
柴田興益
 建設省東北地方建設局秋田工事事務所工務第一課長（当時） 基本構造の立案
米沢谷誠悦
 建設省東北地方建設局秋田工事事務所子吉川出張所長（当時） 施工計画立案、施工管理
瀧澤靖明
 建設省東北地方建設局秋田工事事務所工務第一課工務係長（当時） 設計検討
板垣則昭
 村岡建設工業株式会社 施工担当
建設省東北地方建設局秋田工事事務所（当時）
 全体の設計方針・デザインの調整
講評
水の流れを水制により制御することにより河畔林の風景を保全し、あいまいな水際線を表現した。左岸３基、右岸６基の水制群は、洪水をコントロールし河畔林の伐採や護岸を不要とした。出水にも耐え、その機能を発揮している。水制上には柳も繁茂し、水中の環境も多様で自然環境としても良い。河川の場合、景観だけではなく自然に配慮することも不可欠である。河川工学の知見をいかんなく発揮したこの作品は河川デザインの王道といえよう。（島谷）

何の変哲もないが、懐かしい風景である。以前はこうした風景をなかなか残せなかったことを、土木に縁のある者は皆知っている。その風景を残したところが、受賞の理由だ。川と十分に対話をしたうえで、お決まりのコンクリート護岸ではなく水制工を採用し、川の機嫌をそこねないように気をつけながら丁寧な施工をおこなっている。そして風景を整える仕事は川に委ねている。こんな川の風景が日本中で見られるようになるといいのだが。（樋口）
土木学会 | 景観・デザイン委員会 | 研究発表会 | 論文集 | デザイン賞 | デザインワークショップ | 報告書／過去のイベント | 委員会について
(c) 2002-8 土木学会景観・デザイン委員会　テキストおよび画像の無断転用を禁止します
Copyright by Landscape & Design Committee, JSCE. All Rights Reserved.