Civil Engineering Design Prize 2003, JSCE
Civil Engineering Design Prize 2008, JSCE
Development of Numazu Station North Gate Plaza
所在地:静岡県沼津市大手町1丁目  地図
事業者:地域振興整備公団静岡東部特定再開発事務所計画課
    (現)独立行政法人都市再生機構東日本支社
       静岡東部特定再開発事務所再開発課
授賞対象者
氏名
所属(当時)
役割
宮沢 功
株式会社GK設計 景観デザイン統括
秋山哲男
首都大学東京都市環境科学研究科 ユニバーサルデザイン統括
須田武憲
株式会社GK設計 景観デザイン
後藤浩介
株式会社GK設計 施設デザイン
加藤雅彰
地域振興整備公団
静岡東部特定再開発事務所計画課
企画・立案
佐藤雅史
地域振興整備公団
静岡東部特定再開発事務所計画課
企画・立案
都築 正
社団法人日本交通計画協会 ユニバーサルデザイン設計
三浦清洋
社団法人日本交通計画協会 ユニバーサルデザイン設計
松原悟朗
社団法人日本交通計画協会 ユニバーサルデザイン設計
尾座元俊二
社団法人日本交通計画協会 ユニバーサルデザイン設計
地域振興整備公団
静岡東部特定再開発事務所計画課
(現独立行政法人都市再生機構東日本支社
静岡東部特定再開発事務所再開発課)
企画・立案
講評

応募写真に掲載された駅前広場の写真はデザインの質の高さを感じさせるものであったが、現地に降り立ってみるとそのままの姿で出迎えてくれたというのが第一印象。バス・タクシーの乗降場を巡るシェルター、さまざまな照明設備、案内板などのストリートファニチャーは完成後5年が経過したにもかかわらず白く輝いていたし、広場に敷き詰められた長方形の石材の色と配置も感じがいいし、芝生広場やシンボルツリーなどもよく手入れされていて、とても明るい広場になっている。
期待の高さからあえて難点を探すと、完成後の年月の割には周囲を巻き込んで進化した様子が見られないこと。肝心の駅の出入り口が、ストリートファニチャーと同系の白色であることに救われてはいるが、貧相なままであるのがいかにも残念である。
もう少し時間を置いて、適度に配置された緑の成長と、周囲の整備が進んだ姿を見てみたいと思う。
(西川)

この駅前広場は、コンパクトにまとめられた良いスケール感のある広場である。沼津の主要な広場は南にあるが、規模には大きな差はないのだが、歩行者のスペースが相対的に多いことがそのポイントであるように思える。その点では、有利な設計条件であったのも事実だろうが、車の動線をあまり意識させない設計が実現されている。全体に白を基調にした施設のデザイン、サインや木を用いたベンチなども、この広場を構成する要素として主張しすぎない調和の取れたものとなっている。
とはいえ、この広場にも周囲の駅舎、キオスクの自動販売機、交番などがそれぞれの表情のままで接している状態、広場そのものの管理上の問題もあるのではと思う。全体としての都市デザインとして、この作品の価値をもっと高めるためには、景観デザインに呼応した地域の取り組みを進めてほしい。ちょっともったいないように思うものである。
(小出)

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