所在地:札幌市厚別区厚別中央1条5丁目4番1号 地図
事業者:株式会社ドーコンモビリティデザイン
氏名 |
所属(当時) |
役割 |
奈良 照一 |
(株)ドーコン 交通事業本部 交通部 次長 | ・事業化基本計画立案 | 澤 充隆 | (株)ドーコン 交通事業本部 交通部 サイクルシェアリング推進室 室長 | ・サイクルシェアリング事業全体計画に対するコンセプト形成 | 米田 直也 | (株)ドーコン 交通事業本部 交通部 副主幹 | ・サイクルシェアリング展開計画立案 | 三田村 大松 | (株)ドーコン 交通事業本部 交通部 サイクルシェアリング推進室 主任技師 | ・サイクルシェアリングシステムの基本設計 | 須田 健 | (株)ドーコン 交通事業本部 交通部 サイクルシェアリング推進室 主任 技師 | ・サイクルシェアリングシステムの意匠の立案 | 松田 真宣 | (株)ドーコン 交通事業本部 交通部 サイクルシェアリング推進室 主 任技師 |
・サイクルシェアリングの運営管理計画の立案 | 宮坂 純平 | (株)ドーコン 交通事業本部 交通部 主任技師 | ・サイクルシェアリング実施における関係機関との調整 | 篠原修 | 東京大学 名誉教授 | ・コンセプト・デザイン全体総括 | 羽藤英二 | 東京大学大学院都市工学専攻 准教授 | ・コンセプト・デザイン(全体システムデザイン)監修 | 萩原亨 | 北海道大学大学院工学研究科 教授 | ・コンセプト・デザイン(展開計画)監修 | 高橋清 | 北見工業大学社会環境工学科 教授 | ・コンセプト・デザイン(展開計画)監修 | 福井恒明 | 東京大学大学院工学系研究科 特任准教授 | ・コンセプト・デザイン(景観計画)監修 | 南雲勝志 | ナグモデザイン事務所 代表 | ・コンセプト・デザイン(装置デザイン)監修 | 八馬 智 | 千葉大学大学院工学研究科 助教 | ・コンセプト・デザイン(景観計画)監修 | 有村幹治 | 室蘭工業大学大学院工学研究科 助教 | ・コンセプト・デザイン(展開計画)監修 |
北海道モビリティデザイン研究会 |
・サイクルシェアリング計画の設計方針提示およびデザイン監修 | |
株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ | ・実証実験共同実施 ・決済システム構築・運営 |
|
環境NGO ezorock | ・サイクルシェアリングサービスの管理・運営 | |
札幌大通まちづくり株式会社 |
・まちづくりに関する協力・連携 |
札幌都心の南北3㎞、東西4㎞のエリアに40箇所のサイクルポートを持つポロクルの狙いは、札幌都心部の歩道に溢れる放置自転車への対応にもあると説明があった。土木学会デザイン賞として、この案件をどう評価すべきか。おそらく万の単位で存在する放置自転車対策として、このシステムによる効果は期待できるのか。また、ここは機器デザインを評価する場ではなかろう、等々。このような議論を経てポロクルは次の点が評価された。民間ベースで企画、運営されているその気概。公共空間上への設置が限定的なこともあり、道路などからみて配慮しすぎではないかとまで言える景観への影響を抑えたポート配置。そのプロダクトとしてのデザイン水準。近年では特に目新しい施策ではないものの、良好なハード・フィニッシュのもと、景観改善を含む壮大な目的に向け頑張っているこの事例であるから、今後狙いとされる課題解決にむけさらに発展させてほしいとの願いから、奨励賞としたものである。(高見)
札幌は、比較的コンパクトな街のせいか自転車利用者が多いのだが、中心市街地は駐輪施設が少なく、乱雑に放置されている。こうした状況下でサイクルシェアリングサービスは、発想、パソコンや携帯電話による利用方法の簡素化、手軽さなどシステム的には評価できる。また、太陽光発電機能を持つサイクルポートや、ホテルや公共施設の遊休スペースを利用した設置所の確保や工夫は、多様なユーザーへのサービスとして今後期待される点が多い。サイクルポートのデザインは、盗難防止や破損に対する強度、移動可能な構造という点では機能のみのギリギリのデザインであり、駐輪時の景観は良好である。実見時の利用者には通勤、買い物利用が見られたが、企業や役所、学校などとの連携は強化することが望まれる。圧倒的な自家用自転車利用への対応としては、サイクルポートや自転車の増設は必須であり、自転車専用路の整備や車道との共存などの対策も並行されるべきと考える。(山道)
札幌は、比較的コンパクトな街のせいか自転車利用者が多いのだが、中心市街地は駐輪施設が少なく、乱雑に放置されている。こうした状況下でサイクルシェアリングサービスは、発想、パソコンや携帯電話による利用方法の簡素化、手軽さなどシステム的には評価できる。また、太陽光発電機能を持つサイクルポートや、ホテルや公共施設の遊休スペースを利用した設置所の確保や工夫は、多様なユーザーへのサービスとして今後期待される点が多い。サイクルポートのデザインは、盗難防止や破損に対する強度、移動可能な構造という点では機能のみのギリギリのデザインであり、駐輪時の景観は良好である。実見時の利用者には通勤、買い物利用が見られたが、企業や役所、学校などとの連携は強化することが望まれる。圧倒的な自家用自転車利用への対応としては、サイクルポートや自転車の増設は必須であり、自転車専用路の整備や車道との共存などの対策も並行されるべきと考える。(山道)
photo:(株)ドーコン
photo:(株)ドーコン
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