最終更新日−2007/10/04
高力ボルト摩擦接合継手は,鋼橋などの鋼構造物の代表的な接合方法として広く用いられています.この継手の設計は,すべり耐力と降伏耐力の照査に基 づいて行われています.このような考え方は,道路橋示方書だけではなく国内外の設計基準類で共通ですが,摩擦面の取り扱い,拡大孔の取り扱いなど異なって いるものもあります.また,片面継手,板厚差のある母材間の接合,ボルトが千鳥配置された継手の取り扱いについては,設計方法が示されているものの継手の 挙動が正確に反映されているという保証はありません.さらに,最近では,超高強度ボルトの使用や厚板の接合,溶接との併用継手,梁と柱部材の半剛結接合な ど新たな問題も指摘されています.本小委員会では,これらの問題について,国内外の設計基準類と最新の研究成果を詳細に調べ,まとめるとともに,「高力ボ ルト摩擦接合継手の設計指針」の作成を目指して活動します.
本小委員会では,新しい「高力ボルト摩擦接合継手の設計指針」の作成を目指し,現状の摩擦接合継 手に関する各種基準類の比較と分析,資料収集,さらには,建築構造における摩擦接合に関する設計指針の調査に着手することになりました.
最新の知見や調査・研究成果を盛り込んだ「高力ボルト摩擦接合継手の設計・施工・維持管理指針」が完成に近づき、現在発刊準備中です。平成18年12月12日には、土木学会講堂にて本指針の講習会を開催します。ぜひ参加してください。
出版 平成18年12月 高力ボルト摩擦接合継手の設計・施工・維持管理指針(案)
出版 平成18年12月 高力ボルト摩擦接合継手の設計・施工・維持管理指針
講習会 平成18年12月12日(火) 土木学会講堂
委員長 |
森 猛 |
法政大学工学部 |
幹事長 |
山口 隆司 |
大阪市立大学大学院工学研究科 |
幹事 |
井口 進 |
(株)横河ブリッジ |
末次 剛 |
石川島播磨重工業(株) |
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南 邦明 |
(独)鉄道建設・運輸施設設備支援機構 |
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宮地 真一 |
川田工業(株) |
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柳沼 安俊 |
(株)東京鐵骨 |
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連絡幹事 |
野澤伸一郎 |
東日本旅客鉄道(株) |
委員 |
秋山 寿行 |
(財)海洋架橋・橋梁調査会 |
有馬 敬育 |
(独)土木研究所 |
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池内 智行 |
鳥取大学工学部 |
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岩田 節雄 |
金沢工業大学基礎教育部 |
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(前連絡幹事) |
春日 昭 |
石川島播磨重工業(株) |
亀井 義典 |
大阪大学大学院工学研究科 |
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慶 甲秀 |
韓国海洋大学建設環境工学部 |
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小林 剛 |
片山ストラテック(株) |
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杉館 政雄 |
(財)鉄道総合技術研究所 |
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杉本 明 |
清水建設(株) |
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玉越 隆史 |
国土交通省国土技術政策総合研究所 |
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林 暢彦 |
(株)宮地鐵工所 |
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藤原 博 |
(株)東関東 |
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増田 浩志 |
宇都宮大学工学部 |
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三ツ木幸子 |
新構造技術 (株) |
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宮崎 晴之 |
三井造船(株) |
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前 委員 |
藤沢 政夫 |
日立造船(株) |
前 委員 |
新井 恵一 |
東日本高速道路 (株) |
(50音順,敬称略) |
このページに関するご質問,ご意見などは高力ボルト摩擦接合継手の設計法に関する調査検討小委員会連絡幹事の野澤までお願いします.