最終更新日−2004/05/31
老朽鋼構造物およびその構成部材の物理的寿命の主要因は、疲労とともに腐食による劣化・損傷であることは周知の通りである。したがって、鋼構造の耐久性向上に対する要求が高まる中、この腐食に伴う構造全体および構成部材の残存耐力の適切な評価、および計画・設計から維持管理に至る鋼構造物のライフタイムを包含する高構造物の防食設計法の確立が重要になっている。しかし、腐食による残存耐荷性能および使用性能、および長寿命でかつ維持管理費用を最小にする防食法、将来の劣化予測などに関する研究は不十分であり、防食設計に関する技術規準も整備されているとは言い難い状況にある。
そこで、本小委員会では腐食した鋼構造(鋼橋、水門など)を対象にしてa)残存耐荷性能評価、およびb)耐久性向上方策の確立を主な活動目的とし、これらの活動を通じて鋼構造の耐久性アップとなる防食設計のガイドラインに向けた基礎的資料の提示を目指す。
委員長 | 野上邦栄 | 東京都立大学大学院 |
幹事長 | 杉浦邦征 | 京都大学大学院 |
委員 | 相田寛文 | 新日本製鐵(株) |
入部孝夫 | (株)東京鐵骨橋梁 | |
岩田節雄 | 日立造船(株) | |
薄井稔弘 | 本州四国連絡橋公団長大橋技術センター | |
貝沼重信 | 岐阜大学総合情報メディアセンター | |
鹿毛勇 | JFEスチール(株)スチール研究所 | |
川西弘明 | 日本ペイント販売(株) | |
北原武嗣 | 関東学院大学工学部 | |
古賀政二郎 | (株)大林組 | |
小崎明郎 | (財)電力中央研究所我孫子研究所 | |
後藤芳顯 | 名古屋工業大学 | |
小牧秀之 | 新日本石油(株) | |
小山明久 | (株)横河ブリッジ技術本部技術研究所 | |
齋藤潔 | (財)電力中央研究所我孫子研究所 | |
下里哲弘 | 首都高速道路公団保全施設部 | |
杉本一郎 | (財)鉄道総合技術研究所 | |
鈴木威 | 阪神高速道路公団大阪管理部 | |
高木千太郎 | 東京都建設局道路管理部保全課 | |
舘石和雄 | 名古屋大学エコトピア科学研究機構 | |
永田和寿 | 京都大学大学院 | |
中野正 | 関西ペイント販売(株)建設塗料本部防食塗料技術センター(東京) | |
中村信秀 | JFEエンジニアリング(株)橋梁設計部橋梁設計室 | |
林建治 | トピー工業(株)鉄構事業部技術部 | |
藤井堅 | 広島大学大学院工学研究科社会環境システム専攻 | |
藤原博 | 日本道路公団東京建設局宇都宮管理事務所 | |
前川晶三 | (財)日本塗料検査協会技術開発部 | |
村上茂之 | 岐阜大学工学部社会基盤工学科 | |
森猛 | 法政大学工学部土木工学科 | |
山沢哲也 | 東京都立大学大学院工学研究科土木工学専攻 | |
山田岳史 | (株)神戸製鋼所機械研究所構造強度研究室 | |
山野達也 | 高田機工(株)技術研究所技術開発課 | |
若原直樹 | コニシ(株)浦和研究所 | |
連絡幹事 | 佐々木保隆 | (株)横河ブリッジ |
(50音順,敬称略) |
このページに関するご質問,ご意見などは小委員会連絡幹事の佐々木保隆(y.sasaki@yokogawa-bridge.co.jp) までお願いします.