土木学会 鋼構造委員会

道路橋床版の調査研究小委員会

最終更新日−2003/6/11


設立の目的

前回の鋼構造委員会鋼橋床版の調査研究小委員会[松井繁之委員長(大阪大学)]では、1.床版の耐久性と補修・補強に関する調査研究、2.PC床版や合成床版の構造と設計に関する調査研究、および、3.床版の性能照査型設計指針(案)の提案等を課題として取り上げ、約2年余りに亘って鋭意取り組み議論を重ねてきました。

道路橋において、輪荷重を直接担う床版の果たす役割は大きく、主要部材として扱うべきであるとの認識から、既設の橋梁床版の補修・補強や維持管理手法はもちろんのこと、少数主桁橋床版を対象とするPC床版や合成床版の終局限界状態と疲労限界状態に対する設計手法の確立が望まれています。また、構造物設計のフレッキシビリィティの向上、アカウンタビリティや国際化が要求される今日、従来の仕様照査型設計から性能照査型設計へと移行しつつあるのは周知の事実であります。しかし、現段階では、多岐に及ぶ床版問題の解明への第一歩を歩みだしたに留まっており、山積みする課題を処理することは急務といえます。

そこで、本委員会では、先の調査研究小委員会の成果を充実させること、さらに、@各機関で保有されている輪荷重走行試験機による試験結果の整合性の検討と照査方法の確立、A実情に即した実橋床版における問題点の解決、B床組構造と一体化される床版の解析や設計手法の確立、等を目指すとともに、C検討を加える必要があるテーマの探求を目的として設立され、約3年間これらについて検討を行います。

活動内容

本小委員会では、分科会での活動を核とし、年に3〜4回開催される小委員会において、各分科会での調査研究の成果を総括します。なお、分科会構成および調査研究項目は以下のとおりです。

活動・成果報告

第1回 道路橋床版の調査研究小委員会

平成13年11月8日(木)14:00〜17:00 於:鉄道弘済会館会議室

第2回 道路橋床版の調査研究小委員会

平成14年3月14日(木)14:00〜17:00 於:主婦会館「クラルテ」

委員構成

委員長堀川都志雄大阪工業大学
副委員長浜田純夫山口大学
幹事長川畑篤敬日本鋼管(株)
副幹事久保圭吾(株)酒井鉄工所
連絡幹事柳本泰伴住友金属工業(株)
西川和廣国土交通省国土技術政策総合研究所
第1分科会
主査関口幹夫東京都
幹事庄中憲建設機械化研究所
松井繁之大阪大学大学院
浜田純夫山口大学
大西弘志大阪大学大学院
平原伸幸独立行政法人土木研究所
高橋実独立行政法人土木研究所
肥後野孝倫新日本製鐵(株)
水越秀和(株)横河ブリッジ
上條崇住友金属工業(株)
渡邉裕一石川島播磨重工業(株)
松尾伸二ショーボンド建設(株)
加々良直樹(株)東京鐵骨橋梁
第2分科会
主査川畑篤敬日本鋼管(株)
幹事秋元礼子パシフィックコンサルタンツ(株)
松井繁之大阪大学大学院
浜田純夫山口大学
大田孝二ヤマト設計(株)
中原智法日本橋梁(株)
内田大介三井造船(株)
堤忠彦(株)富士ピー・エス
橋本和夫(株)AEN
第3分科会
主査河西龍彦(株)宮地鐵工所
主査久保圭吾(株)酒井鉄工所
幹事街道 浩川田工業(株)
幹事石川敏之駒井鉄工(株)
松井繁之大阪大学大学院
若下藤紀日本大学
日野伸一九州大学大学院
横山 広ショーボンド建設(株)
上阪康雄コサカ設計・アソシエーツ
坂井田実住友重機械工業(株)
山田久之川崎重工業(株)
山本晃久川崎重工業(株)
正司明夫オリエンタル建設(株)
鄭 慶玉オリエンタル建設(株)
蛯名貴之ドーピー建設工業(株)
戸川邦彦極東工業(株)
田中祐人川崎製鉄(株)
田中正明(株)栗本鐵工所
嶋田昇一東綱橋梁(株)
大山 理片山ストラテック(株)
碇山晴久(株)東京鐵骨橋梁
玉置一清住友建設(株)
松村寿男瀧上工業(株)
和内博樹(株)CRCソリューションズ
倉田幸宏石川島播磨重工業(株)
野瀬智也日本電子計算(株)
第4分科会
主査佐藤辰巳パシフィックコンサルタンツ(株)
幹事嶽下裕一日立造船(株)
松井繁之大阪大学大学院
大西弘志大阪大学大学院
鈴木永之日本道路公団
岡田昌澄首都高速道路公団
松本 茂阪神高速道路公団
本間雅史(株)ドーコン
小林 朗日鉄コンポジット(株)
岡 俊蔵三菱重工業(株)

このページに関するご質問,ご意見などは道路橋床版の調査研究小委員会幹事の川畑篤敬(kawabaa@eng.tsurumi.nkk.co.jp)、副幹事の久保圭吾(kubo@ski.siw.co.jp)、鋼構造委員会HP担当幹事の堀田(hotta@ne-con.co.jp)までお願いします.

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