構造工学シンポジウム論文賞は,構造工学論文集に掲載され,かつ構造工学シンポジウムにおいて講演を行った論文のうち,構造工学における学術,技術の進歩発展に寄与し,独創性と将来性に富むと認められた評価の高い論文に授与されるものである.
去る4月3日・4日に日本学術会議にて開催された第49回構造工学シンポジウム(日本建築学会との共催)で発表された142編の論文から,以下の7編の論文・著者に対して「構造工学シンポジウム論文賞」が授与された.5月20日に構造工学委員会による表彰式が行なわれ,三浦尚委員長より著者に対し盾と副賞が贈られた.
「水平加振を受ける偏心二重円筒タンク内容液の動的挙動」
高西照彦・水田洋司・川口周作
「断層運動に伴う地盤変位が地中構造物に及ぼす影響に関する一解析」
足立幸郎・吉村敏志・中田恒和
「吊橋の幾何学的非線形を考慮した地震応答解析および耐震性向上策の検討」
大塚久哲・楠田広和
「台湾集集地震における長庚橋の桁衝突解析」
田崎賢治・幸左賢二・手嶋康博・小郷政弘
「振動台実験による鋼製ダンパー・ブレース付き高架橋の地震応答性状」
岡野素之・松本信之・曽我部正道・室野剛隆・大内 一・大野 了
「除荷を受ける都市部山岳工法トンネル覆工の設計法」
小島芳之・小西真治・吉川和行・野城一栄・松長 剛・朝倉俊弘
「矩形RC梁の重錘落下衝撃挙動に関するラウンドロビンアナリシス」
岸 徳光・安藤智啓・井元勝慶・河西良幸・香月 智・上林厚志・桝谷 浩
これらの論文は,構造工学論文集Vol.49Aに掲載されている.
(構造工学委員会 構造工学論文集編集小委員会 幹事長/長岡技術科学大学 岩崎英治)
JSCE Committee of Structural Engineering