クリップメモ 1998年6月号

 

長い橋,高い橋

 太古の昔から橋は,私たちの生活を支える土木構造物のひとつです.このような身近な橋,いったい世界中にどの位の規模のものまであるのでしょうか.

 まず長い橋,最大のひと渡しの長さ(支間長という)では,日本の明石海峡大橋(吊橋,1998年)が支間長1 990mで世界一です.次いで長い橋は英国のハンバー橋(吊橋,1981年)で1 410mとなっています.

 次に高い橋,もっとも標高の高いところにあるのはインドのベイリー橋(長さ30m,1982年)で5 602mに位置しています.またもっとも背の高い橋はこれまでは米国のゴールデン・ゲート橋(支間長1 280m)で,吊橋の主塔のてっぺんから海面まで227mもあります.しかしながら,これも300mの高さを誇る明石海峡大橋の完成により,世界一の座を譲ることとなりました.

(参考文献:コルテス,フェルドマン編:ギネスブック'97,騎虎書房,1996.10)(岡田正之)

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