記
1. 新設小委員会 名 称:ケーブル系橋梁の合理化検討小委員会
委員長:北田俊行(大阪市立大学大学院・工学研究科)
幹事長・幹事:委員の中から選出
委 員:公募 |
2. 小委員会設置の背景と目的
最近,鋼とコンクリートとの構造部材を巧みに組み合わせた複合橋梁,
ケーブルの高引張強度を利用したPC橋梁などの新しい形式の橋梁が開発
されている.そして,これらの橋梁は,主径間長が80〜200m程度の支間の橋梁に幅広く採用されつつある.そこで,この小委員会では,中支間の斜張橋,ニールセン橋,その他のケーブル系鋼橋を対象にして,ケ
ーブルを有効に用いた新しい形式の独創的あるいは経済的な鋼橋を開発し,
それらの鋼橋が,PC箱桁橋(波型腹板を有するPC箱桁橋も含む),エ
キストラドーズド橋,およびPC斜張橋とともに,上記の中支間の橋梁形
式として,高く評価されるようにする. |
3. 活動内容 (1)ケーブルの安全率の見直し
エキストラドーズド橋ではケーブルの安全率として1.7が用いられてい
る例があるが,斜張橋では一律に2.5と大きな値が採用されている.この
ギャップをなくし,橋梁形式に応じて,1.7程度から2.5程度まで,合理
的に連続的に変化する安全率を決める必要がある.また,ハンガー・ケー
ブルでは,3.5の安全率が用いられている.これらの点について,既存の
研究成果を踏まえ,この小委員会で新たに検討を加え,耐荷力の面のみで
なく,疲労強度の面からの検討も行う.
(2)経済的あるいは独創的で新しいケーブル系鋼橋の検討・開発
ケーブルをより合理的に利用した構造系の開発により,ケーブル系鋼橋
の経済性を図る.さらに,ケーブル系鋼橋が景観面や架設条件などの理由
からも幅広く採用されるように,独創的で新しい形式の鋼橋の開発も行
う.
(3)安価でより合理的なケーブルおよび定着構造の検討・開発
上の目的を達成するには,橋梁構造の改良・開発のみでなく,ケーブル
および定着部のさらなる合理化を行い,コストを下げることも重要な課題
となる.ケーブル材料については,鋼線のみでなく,鋼棒,炭素繊維など
についても検討する.
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4. 活動期間と開催方法
活動期間は平成13年11月より2年間として,小委員会は,原則とし
て,2か月に1回程度の開催とする.なお,旅費等の活動費の支給は行わ
ない. |
5. 応募方法
本小委員会に参加を希望される方は,氏名,住所,所属,TEL,FAX,E-mailアドレス,および,この小委員会で検討してみたいテーマをE-mailまたはFAXにて,下記までお送り下さい.なお,応募者が多数の場合,
ご参加いただけないこともありますので,あらかじめご了承ください. |
申込・問合先
北田俊行(大阪市立大学大学院・工学研究科・土木工学専攻) 〒558-8585 大阪市住吉区杉本3-3-138 TEL 06-6605-2734/FAX 06-6605-2765 E-mailkitada@civil.eng.osaka-cu.ac.jp |
締切日
10月17日[水] |