● 対象および論文の性質
応用力学に関する速報的報告も含んだ研究成果。場合によっては
展望を依頼論文として含めることもあるが,一般投稿にはレビュー的なものは除きます。
他に投稿したものの二重投稿ではなく,著者オリジナルの論文で,
目的・手段・手法・モデル等のいずれかに,著者自身の創意工夫
等,著者による独創的アイデアが含まれているものに限ります。他
誌投稿論文の言語を翻訳し直しただけのものは受理できません。ま
た,独創的・萌芽的な論文であり,論文の位置付けや目的が明記さ
れていれば,即時的な工学的有用性や実用性は特に問いません。完
成度の面で多少の難点があっても,内容的に土木学会論文集や,土
木学会内各種委員会で発行している論文集と同等の論文であれば,
登載候補論文として取り扱います。
3名の査読者によるフルペーパー査読を行い,応用力学論文集編
集小委員会が最終判定を行います。
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● 投稿部門
論文の募集ならびに査読は下記に示す部門別(部門名,主査,副
査,キーワードを列記)に行います。
1.物理数学力学問題−古典的問題から最新のテーマ−:
廣瀬壮一(東京工大)・東平光生(東京理科大)
基礎理論,破壊,分岐,不安定現象,パターン形成,モデル実験,計測・制御,複雑系,最適化,他の部門に属さない力学問題
2.逆問題:村上 章(岡山大)・三上修一(北見工大)・本城勇
介(岐阜大)
振動システム診断,逆散乱,トモグラフィー,熱画像,非破壊評価,残留応力推定,波浪推算,降雨・流出システム同定,情
報化施工,施工管理,物性値評価,空間相互作用推定,交通ネットワーク制御,逆解析手法,適切化手法
3.計算力学:西村直志(京都大)・樫山和男(中央大)・寺田賢
二郎(東北大)・岡澤重信(広島大)
差分法,有限要素法,境界要素法,高速解法,アルゴリズム,
メッシュ生成,メッシュレス法,ベクトル・パラレル計算,移動境界問題,最適化,制御問題,可視化手法,適応型計算法,
均質化法,材料力学,破壊力学,大変形問題,材料非線形問題,動的問題,波動問題,固体流体連成問題,乱流,地球環
境・気象,騒音
4.非線形力学:矢富盟祥(金沢大)・田村 武(京都大)
連続体力学の基礎,材料の構成則,地盤と岩盤,鋼とコンクリート構造,複合材料,混合体,粉体の力学,変形の局所化と
せん断帯,不連続面の解析,分岐と不安定現象,振動と波動,ソリトン,衝撃,マイクロメカニクス,損傷力学,カオスとフ
ラクタル,制御理論,移動境界問題,接触問題,流体と固体の相互作用
5.離散体の力学:岸野佑次(東北大)・前田健一(名古屋工
大)・松島亘志(筑波大)
粒状体,複合体,混相体,非均質材料,地盤材料,岩盤材料,
固液境界の力学,土石流,土砂流,生体力学,液状化,離散
体の変形,離散体の破壊,離散体の流動,離散体の振動・波
動伝播,ランダム系の力学,離散要素モデルとシミュレーショ
ン解析,離散体の微視力学,離散体の連続体モデル
6.地震防災・耐震の数理と力学:本田利器(京都大)・中村 晋
(日本大)・市村 強(東北大)
耐震設計,構造動解析,強震動シミュレーション,地盤─構造
系動的相互作用,液状化/塑性化シミュレーション,災害シミ
ュレーション,リスク評価手法,津波,活断層,地殻活動,震
源過程,波動伝播,耐震構造,その他
7.流体力学:藤田一郎(神戸大)・大本照憲(熊本大)・内田孝
紀(九州大)
遅い流れ,流れの安定化,乱流現象,乱流構造,境界層,密度流,混相流,波動,空力振動・制御振動,熱/物質輸送,
流体力・空気力・圧力,多孔体内での輸送現象,流れの制御,移動境界問題,理論解析,数値解析,DNS,LES,乱流モデ
ル,流れの計測,流れの可視化,現地観測
8.メインテナンスの力学問題:松本高志(東京大)・呉智深(茨
城大)・館石和雄(名古屋大)
構造物もしくは材料の劣化・損傷・修復機構のモデリング・モ
ニタリング・予測・制御,劣化・損傷・修復の物理化学問題,モニタリングの理論と応用,補修・補強の力学,非破壊試験,
センサー理論,劣化・損傷の予測・制御理論,界面破壊,材料修復,その他関連した問題
9.動的相互作用系力学:阿部和久(新潟大)・河野健二(鹿児島
大)・竹宮宏和(岡山大)
地震荷重下の土木・建築構造物−地盤系,走行荷重下の軌道構造物−地盤系,波浪荷重下の海洋構造物−流体系,地盤−
構造物−流体系,その他の振動源−媒体系の動力学系,線形相互作用,非線形相互作用系,ひずみ依存性相互作用系,振
動数依存性相互作用系,速度依存相互作用系
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● 論文募集要項
投稿要領,執筆要領,送付票などの詳細については,応用力学委員
会ホームページhttp://www.jsce.or.jp/committee/amc/をご覧ください。投稿された論文の登載可否については複数名の査読者
による審査とともに編集小委員会での審議により決定します。可否の通知は2005年6月下旬,最終原稿締切は2005年7月上旬の予
定です。
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● 論文集の刊行とシンポジウムの開催
応用力学論文集Vol.8の刊行は,2005年8月中旬予定。「第8回応
用力学シンポジウム」は土木学会全国大会前日の2005年9月6日に東京大学工学部にて開催いたします。論文集に登載が認められた
論文の著者は,上記応用力学シンポジウムで,その内容について講演を行う義務を負っていただきます。なお,一人の発表者は原則と
して一論文の研究講演しか行えません。
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