土木学会誌
お知らせ(公募)本部

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土木学会岩盤力学委員会「リニアコライダー土木技術研究小委員会」
ワーキンググループメンバー公募

岩盤力学委員会では、トンネル工学委員会の協力を得て「リニアコ ライダー土木技術研究小委員会」を新規設置いたします。当小委員会の活動は下記に示す5つのワーキンググループの活動により構成され、 小委員会はその代表者から構成される連絡会的な機能のみを担います。したがって、今回の公募はワーキンググループメンバーを対象とし ています。各ワーキンググループの設置目的、活動内容は下記のとおりです。どうかふるってご応募ください。

小委員会名
リニアコライダー土木技術研究小委員会
研究課題・趣旨
素粒子加速器は宇宙の誕生・物資の根源の探求に欠くことができ ない装置として国際的に認知されている。世界で唯一建設される超大型直線加速器(延長:40km超)をわが国における立地可能性と必 要な土木技術の検討を行うためには、岩盤工学分野からの支援を得る必要があると判断した高エネルギー加速器研究機構長からの 要請により、当小委員会を設置する。小委員会の活動は、主として下記の5つのワーキンググループの活動で構成される。
(1)計画・マネジメントWG
計画の最適化とともに、ILC計画のプロジェクト・マネジメントを 行う立場から、必要な意思決定およびプロジェクトに関する諸問題に対する判断を下すために必要な事項についての検討を行う。 検討課題としては、建設される施設の配置や構造形式の最適化、周辺インフラや付帯設備の最適化、実験終了後の施設の有効利 用、関連法規の整理、プロジェクト・マネジメントの考え方やあり方などが考えられる。
(2)調査・試験WG
ILC地下施設の特殊性を踏まえたうえで、サイト選定および施設設計のための調査・試験に関する検討を行う。検討課題として は、TBMによる高速施工・工期短縮のための地質の正確な把握、地震や断層による地下施設の変形・変位や常時微動が加速器と して運転するうえで許容範囲内であることの検討、地下水などの環境影響評価などが考えられる。
(3)設計WG
ILC地下施設の設計項目としては、大別して構造設計、設備設 計、防災設計、環境設計などが考えられるが、そのうち構造設計に関する検討を重点的に行う。検討課題としては、浅い土被りで の大空洞地下構造物設計、断層部におけるトンネル設計、トンネル分岐部の構造設計、支保設計の合理化などが考えられる。
(4)施工・メンテナンスWG
ILC地下施設の建設に関する要素技術としては、岩盤工学、ト ンネル工学の現状技術で対応可能と考えられる。しかしながら、 より経済的かつ長期にわたって安定的に使用可能な構造物を構 築する必要があることから、物理探査などの施工時の調査・計測 技術や情報化施工のための施工管理技術など、周辺分野も含めた施工技術の体系化に関する検討を行う。また、数十年に及ぶ 長期間の維持管理技術についても検討を行う。
(5)海外情報調査WG
米国ではサイトを絞り込んだうえで調査・計画立案を進めてい るため、ILC計画の土木設計に関わる諸検討はわが国より先行しているところが多々ある。そこで、米国での岩盤の調査、環境影 響評価、施工性の検討などの情報を収集し分析することにより、土木サイドの課題を早期に整理するうえでの参考とする。
小委員会委員候補者(委員総数20名程度)
委員長  西脇 芳文(東電設計(株))
幹事長  日比谷啓介(鹿島)
活動開始時期  :  2006年6月(活動期間2年)
公募対象委員  :  各ワーキンググループメンバーを公募する(10名程度/WG)
応募方法
本委員会に応募される方は、(1)氏名、年齢、所属、連絡先住所、 TEL番号、FAX番号、E-mailアドレス、(2)応募理由、本委員会で取り組みたいワーキンググループの名称、をA4用紙1枚に記入のうえ、 2006年2月28日(火)までに下記申込先までお送りください。E-mailに添付していただいても結構です。役割が明確な委員会となります ため、応募理由によりましては参加をご遠慮いただく場合もあります。なお、ワーキンググループメンバーの選任にあたっては、委員 会の運営上メンバー構成のバランスに配慮し、ご参加していただくワーキンググループについて調整する可能性がありますのであらか じめご了承ください。
申込先
東京電力(株)建設部土木・建築技術センター
地下構造物技術グループ 南将行
〒100-8560 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号
TEL:03-4216-4237(直通)/FAX:03-4216-4369
E-mail:minami.masayuki@tepco.co.jp

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